このところすっかりダイエット超人になってしまって,暇さえあれば体重を減らす方法ばかり考えている。
一番簡単なのは食べないことなんだけど,空腹を我慢するのは嫌だ。
そうなると次善の策は,炭水化物を減らしてタンパク質や食物繊維を多く摂るのがいいと言われている。
炭水化物のブドウ糖はすぐに脂肪になってしまう。
対してタンパク質や食物繊維は摂りすぎても排出されるだけなので体に害はない,という理論。
そうは言ってもこれがなかなか難しい。
というのも,炭水化物を摂らなさすぎるとエネルギー不足になって,集中力や持久力不足になってしまうから。
要は,ブドウ糖の代わりにエネルギー源になるものがあれば解決できるのだけど,そんなうまい話があるわけが……あった。
ちょっと前にシリコンバレーだかシルクロードだかでバターコーヒーダイエットというのが流行ったらしい。
これは,コーヒーにバターを混ぜて脂肪をエネルギー源にしようというメソッド。
しかし基本的に脂肪というものは,いったん体に蓄えられたあとで,体にエネルギーが足りなくなってから分解されるものなのでレスポンスが悪い。
ところがこのバターコーヒー,名前に反していちばん大事なのは,コーヒーに小さじ一杯だけ混ぜるMCTオイルの方だった。
MCTオイルとはなんぞや
MCTとは中鎖脂肪酸の略で,普通の油が体内で分解されたときに作られる長鎖脂肪酸よりも分子量が小さいもの。
ココナッツオイルなどに含まれる油が,中鎖脂肪酸なのだという。
で,この中鎖脂肪酸は,普通の油が一旦体に蓄積されるのに対し,肝臓でダイレクトに「ケトン体」というエネルギー源に変わるところが凄い。
脳は炭水化物が分解されて作られるブドウ糖をエネルギー源にするのは有名な話だけど,足りなくなると脂肪酸から作られるケトン体も使用されるようになる。
そんなときに,普通の脂肪なら一回分解してからじゃないとケトン体にならないけれど,中鎖脂肪酸はいきなり分解されてケトン体になっているので,ダイレクトに脳に取り込まれるところが凄いのだとか。
真面目な話,糖を脳のエネルギーにしにくい高齢者が,MCTオイルを多く含んだココナッツミルクを摂るようにしたらアルツハイマー病が改善したなどの話もある。
それはまあ話半分としても,原料がココナッツミルクなら体に悪いものでもないし,と思って飲み始めてみることにした。
自分の場合は朝トレーニングをするときに,VAAMに大さじ一杯のMCTオイルの粉末を混ぜている。

明治 ヴァームウォーターパウダー グレープフルーツ風味 5.5gx30袋
- 発売日: 2014/02/24
- メディア: ヘルスケア&ケア用品
VAAMは脂肪を燃やす効果があるのでWIN-WINかもしれない。
運動後はこんにゃく麺の朝食に,昼はバターコーヒー&ナッツバーという炭水化物控えめの生活。
そのくらいでも全然空腹感がないし,それに何より頭がシャッキリとして朝から眠くならないから凄い。
あと,なんとなくだけど寒さに強くなった気がする。
平熱はそれほど変わらないんだけど,温度の変化に強いというか。
職場でみんな寒がって上着を着ていても,自分一人ワイシャツで腕まくりしていたり。
もしかしたら,エネルギーの燃え方が改善されているのかもしれない。
聞くところによると中鎖脂肪酸を摂るとミトコンドリアの働きが活発になって,どんどん脂肪を燃やし始めるらしい。
体重も1月に飲み始めてから目に見えて落ちるようになったし,意外と効果はあるのかもしれない。
謎のサプリなんかに比べて成分も効果もわかりやすいし,値段も全然高くないので気になったら試してみるといいと思う。