帝国ホテルでの仮眠は、ここまで300km近く走っていることもあって一瞬で眠りに落ちました。
いちおう一時間後にタイマーをかけていたんですが、30分くらい寝たら自然と目が覚め、あたりはすっかり雨がやんでいました。
まだもうちょっと寝られたけれど、何人もの参加者が水しぶきを上げて目の前を通っていくので、重い腰を上げてリスタートすることにしました。
辺りはすっかり暗くなっており、ライトを点けてのんびりと先へ進みます。
もともと18km/hペースで計算していたので北見への到着予定時刻は0:30だったし、前半に高速トレインに乗せてもらったおかげでまだまだ全然余裕があります。
途中北見市でコンビニを見つけて、PCまで残り30kmほどだったのでコーラ休憩としゃれこみました。
で、ここで例の事件が発生したんですが、すぐにツイ消ししたし、結構ガチで粘着している人も観測されたので、秘すれば花、ということで詳細は書かないでおきます。
あとで運営さんに確認したところ、その対応で問題ないよとお許しを得たこともあるし、そのおかげで引き締まったとの声も聞いたので、結果オーライかな、ということにしておきます(汗
まあでも、付け入る隙を与えるようなことを書くのはよろしくないですね(反省
PC5 北見市自然休養村センター 344.6km 8/11 23:05
北見市を抜けて、もうじき着きそうなタイミングでやたらと山の中に入っていきます。
途中にはラブホテル街があって、もういっそここで「休憩」してしまおうか、と思えるほど。
そうこうしているうちに休養村の看板が見えてくるんですが、そこから先も急こう配を登らされるという試練が待ち構えていますw
ようやくPCにたどり着くと拍手でお出迎え&ものすごいロードバイクの台数にびっくり。
PBPでいえばここがランブイエだもんなあ。
チェックインを済ますとドロップバッグを受け取って寝床に案内されるのですが、普通に旅館のような一室だったので豪華すぎて驚きました。
普通ならふたりで泊まるような部屋に4人分の布団を敷いてあるので多少狭くはあるんですが、スポットクーラーもあるし、ちゃんとしたお布団で寝られるし贅沢の極みです。
コンセントは限られているので、持ち運び用の10000mAhモバイルバッテリーだけ充電して、その他の機器はドロップバッグの20000mAhモバイルバッテリーを使いました。
さらには大浴場もあって最高すぎ。
参加費はちょっと高かったけど、こんなおもてなしを受けるんであれば全然問題ないよなあ。
夕飯のカレーも美味しいし、メロンもあるし、そしてなによりサラダがあるのが嬉しい!
ブルベを走るためにはたくさん食べることが大事なんですが、「食べたら出す」も同じくらい重要。
コンビニ飯は炭水化物ばかりになりがちなので、こうやって食物繊維を取らせてくれるのはありがたい限りです。
あと全然関係ないけどHGS創英角ポップ体を見て笑ってしまいました(公のやることだ!)
当初の予定ではクローズの5時まで寝るつもりだったんですが、早く着いたので3時まで3時間寝て、3時半にリスタートすることにします。
目覚めてから真新しいジャージに着替え、さあ出発だと思ったらなんと朝食の用意まで!
お茶漬けは胃が温まるし簡単に流し込めるからいいですね。
サンドイッチは食べ放題だったので、余計に一つもらって補給食として持っていくことにしました。
さらにハイドレーション使いとして嬉しかったのは、冷蔵庫の氷を使い放題だったこと。
どんなホテルよりも快適でしたね北見市自然休養村センターは。
氷をゴロゴロと詰められるだけ詰めて、4時にリスタートとなりました。
PC6 別海町町民体育館 483.2km 8/12 11:18
朝起きていきなり遭遇するのが美幌峠。
本ブルベ最大の山場を、寝起きの体で登らされるのはしんどい!
どうせ曇っていて何も見えないと思ったら、7時ころにはちょうど晴れて屈斜路湖がよく見えました。
しかしこちとら登りでへたっていたので、感動する間もなくトイレに直行。
北見のPCで食べたサラダ2食分が効いたのか、ここで著しい軽量化を果たしたおかげでだいぶ復活してきました。
入れたら出す!(意味深
美幌峠からのダウンヒルは快調に、と言いたいところなんですが、道がとにかく悪すぎてうかつにスピードを出せません。
今回はグラベルキングの28Cを履いてきたけど、やはり北海道でブルベを走るなら35Cくらいのを履きたくなります。
もちろんディスクブレーキ搭載で、やっぱしチタンのグラベルロードを組むしかないか……。
GRXのフロントシングルで組む予定だけど、ディスクブレーキを油圧にするか機械式にするか、それが問題なんだよなあ。
機械式はずれていくので300kmに一度くらいは調整しなきゃならないというのがちょっとしんどいかも。
その間隔でDi2の充電もあるからいいっちゃいいんですが、雨の日だったらめんどくさいし。
油圧はセンタリング機能がある(ので輪行時にはスペーサーをかます必要がある)ので楽なんですが、冬場に凍ったりだとか、輪行の際にエアを噛んでしまう心配もあるとのこと。
でもまあ、MTBで雪道を走っててもそうそう問題ないし、普通にGRXで固めてしまっていいかもしれないなあ。
などと考えているうちに坂を下って、8:30ころに弟子屈町のセコマに到着。
(走っているうちは一人なのにコンビニにはたくさん参加者がいるのが謎)
ここで軽く朝食をとったはずなんですが、何を食べたかは全然覚えてないという。
おおきなおにぎりと唐揚げを食べたかもしれない。
そしてここまでずっとiPhoneをサイクルジャージのポケットに入れてたんですが、リュックを背負っているせいか腰にしびれが発生してきました。
これが結構後を引いて、一週間くらいはピりついてましたね。
腰をやっちゃうと終わりなので、泊りをまたぐようなときはフレームバッグにしまったほうが良さげです。
(確か四国の時も台湾の時も同様に腰に違和感を覚えた気がする←学習能力がない)
10時ころ別海町にIN。
せっかく別海町に来たし、ソフトクリーム食べたいなあ、と思っていたんですが道中にそれらしい看板は見つからず。
当別のところにNO SOFT NO LIFEってソフトクリーム屋さんがあるじゃないですか(5年前に一度行ったきりだけど)。
あそこが別海町産の牛乳を使っていて、めちゃくちゃ美味しいから本場でも食べておきたかったんですよねえ。
pikacycling.hateblo.jp
しかたがないのでセブンイレブンでバナナを買って、3本は多かったので他の参加者に1本あげたら代わりに塩タブレットをいただいて助かりました。
最終日までにきっちり食べきったぜ!
その後はめちゃ速い参加者さんとふたりでトレインを組んで、残り30kmの行程をぴったり一時間で走破してPC6に到着しました。
別海町は往路ではチェックだけで終わってすぐにリスタートだったんですが、パンが食べ放題だったので補給食に1個いただいていきました。
きんとき豆とウィンナーをいただきましたが、どちらも美味しかったです。
PC7 納沙布会館 561.2km 16:30
それにしても日中は暑すぎるので、すぐにバテて厚床のセブンでアイス休憩。
PBPと違ってそこらで冷たい食べ物が買えるのが天国すぎる……。
14時ころ、風連湖の道の駅に到着すると予想通り先着していた910さんが良さげな看板のところで写真を撮っていたので真似してみたりw
しかし道の駅は休館日だったかでまったくお店がやっていなくて残念。
お盆時期だったからかな? 今回は全然道の駅が利用できませんでしたね~。
根室市に入って、当初の予定では「根室花まる 根室店」で本場の回転寿司を食べようとも思ってたんですが、暑くてバテ気味で生ものを食べられそうになかったので泣く泣くパスしました。
花まるは地元にもあるしな!
ということで地元にもっとありそうなものを食べておくことに。
これが「元祖」焼き鳥弁当だ!
やっぱり根室に来たなら焼き鳥弁当食べとかないとね~(謎
以前に根室に来たときは売り切れでエゾシカ弁当しか食べられなかったので、今回ゲットできてラッキーでした。
函館の焼き鳥弁当との大きな違いは、海苔に切れ目が入っていない(微妙に食べにくい)ことくらいかな……。
味はちょっとだけこっちの方が塩気が強い(函館のはもう少し甘い)かも。
根室花まるとやきとり弁当は近いうちに食べに行かないと。
根室半島 北から行くか 南から行くか
ここから納沙布岬まではおおよそ片道20km程度。
コース的には南を往復することになっていますが、北側を通っても問題がないよ、とのことでした。
北はアップダウンが多くて大変と聞いていたのと、サイコンがリルートを指示するのがうるさいのと、正しい道のりが明示されていないとあとからなんかめんどくさいことになったら嫌だなという思いがあったので、だまって南往復ルートを選択しました。
しかし南側を通っても普通にアップダウンがめちゃくちゃ多い!
こんなことなら最初からルートをいじって北側を通れば良かったぜ……。
ぼやきながらも納沙布岬に到着。
ここの施設はあんまり広くなくてあんまし長居する感じではなかったので、そそくさと退散します。
最東端到着証明書の配付もあったんですが、いまもらうとグシャグシャになってしまうので、ゴール受付でいただくことにしました。
さて納沙布岬1200と名付けられていますが旅は終わりではなく、ゴールまではここから折り返して643km走らなければならない模様。
正気か?