Mi Band6を購入して2週間たち、「こいつ意外と使えるぞ」という感想で固まってきた。
常時つけていても気にならないデザイン&重さに、心拍数に血中酸素濃度に睡眠スコアと、機能には過不足なし。
なんや高いスマートウォッチなんぞ買わんでも、一万円未満で十分やん、という気持ちになった。
しかしそんなことを言われて黙っちゃいられないのが本格派フィットネスウォッチ勢だろう。
でもまあ、高いGARMINであっても、胸につけるタイプの心拍数計に比べたら精度がイマイチだという話も聞いていた。
腕時計だと揺れるし密着しないし、どんなに高いセンサーを積んでも限界があるらしい。
というわけで、早速ニセコに走りに行ってきた。
(ライド記録は多分来月くらいに公開)
ちなみに時計側にはGPSを積んでいないので、母艦の位置情報を使うことになる。
この状態だとポジショニングできていないので、Mi Fitアプリを開いてGPSを同期させる必要がある。
まず、MiBandで取った記録がこちら。
獲得距離という謎の数値が気になる。
そしてこちらがeTrexとXOSSのハートレートモニターで取った記録。
カロリーと獲得標高が全然違うところにびっくり。
Mi bandにはGPSが搭載されていないのでiPhone側のデータだと思うんだけど、これだけ差が出るのは何かおかしい。
RWGPSでは獲得標高1,597mなので、どう考えてもeTrex側のが正しそうだ。
Twitterで教えてもらったところによると、eTrexのデータもStravaにアップロードしてしまうと、Stravaの地図が持っている標高に置き換わってしまうらしい。
Garmin Basecampだと1,637mだったので、どちらにしてもMi Fitアプリ側がおかしいことに変わりはないようだ。
地図もよくみると、エコーラインを降ったところから真っ直ぐな直線になっていて、昼ごはんを食べるために立ち寄った店が無かったことにされている。
標高を比べてみるととんでもないことが分かった。
Mi bandの記録では、山の上で標高が上がらずフラットになってしまっている。
Strava記録の最初の800mは峠を越えたところで、そこから少し行って戻ってきたのでこういう猫の耳みたいな形になるのが正解。
多分きっとどこかでアプリが落ちて、記録が中断してしまったのだろう。
気になる心拍数はこんな感じ。
上がり下がりの傾向は似ていなくもないけれど、ハートレートモニターの方は上り坂で心拍数が上がっているのを正確に記録できている。
ハートレートモニター自身もXOSSの3,580円の安いのを使っているので、どちらも正しくない可能性はあるのだがw
そんな感じで予想通り、ライドの記録をきちっと取りたいのならばGPSナビ+ハートレートモニターの組み合わせが鉄板だと分かった。
逆にこうやって数値をきちんと見てみると、XOSSの安物でも上り坂でパワーを出すときに心拍数が上がっているのをしっかり補足していて偉いと思った。
やはり腕時計型の心拍数計では、ある程度の目安にしかならないのだろう。
しかしGPSの誤差については謎が大きい。
ハンドルの上の衛星を受信しやすい状態のeTrexと、ジャージのポケットに突っ込んでいるiPhoneとでは差が出るとは思うけれど、ちょっとこの差はひどいね。
スマホは音楽を聴いたりTwitterをしたりでバックグラウンドのアプリが勝手に落ちてしまうことがままあるので、長時間のライドの記録を取りたいのならば、やはり専用機を買った方が無難だろう。
にしても、スタート地点に戻ってきたのに高度にずれがあるのもおかしい。iPhoneのせいなのかアプリのせいなのか判然としないので、他のアプリとも比べてみるのが一番いいかもしれない。
結論としては、やはりライドの記録をきちっと取るならGPSナビ+乳バンドの組み合わせがいいようだ。
フィットネストラッカーとしての性能はまあまあかな。
というわけで来週は、こいつの相棒であるところのMi体組成計についてのレビューを書いてみようと思う。