PikaCycling

Raleigh CRAとDAHON routeを買ったばかりのサイクリング初心者。ポタポタとポタリングを楽しもうと思っています。

グラベルキング装着&ブレーキ交換

ブルベのあとの週末はあいにく朝が雨の予報で、遠出するには面倒くさい感じになりそうだった。
雨が上がってから城岱あたりを走ってきても良かったんだけど、こういう日でないとできないことをしようと思い、ついに重い腰を上げることになった。

タイヤをグラベルキングに交換

タイヤの交換目安は3,000km~5,000kmと言われているけれど、昨シーズンで約6,000km(バーチャル含む)走っているので、交換しても良い頃合いである。
で、新しく買ったのがパナレーサーグラベルキング28C。

耐パンク性能が強く、悪路にも強いというので試してみることにした。

の、だが、本当は冬の間に交換するはずが、めんどくさくて春になってしまった。
なにせ、タイヤ交換はしんどいじゃないですか。
一度パンク修理で七転八倒したトラウマがあるのでなるべくやりたくなかったんだけど、いい加減に頑張るしか無いかな、と。
pikacycling.hateblo.jp

まあ、ブルベに出る前に交換して走行中にパンクしたら嫌じゃないですか。
コロナマンボウが発出されたおかげで札幌発着のブルベが軒並み延期になった件もあるので、函館200が終わったこのタイミングで交換するというのは、むしろベストなのであり、決して無精でやらなかったわけではないのだ(言い訳)。

タイヤ交換にチャレンジ

さて、タイヤを外していくのはさほど難しいことはない。
タイヤレバーを使ってパチンパチンと外していけばいい。

パンク修理のときは片側を外すだけで良かったけれど、タイヤ交換だと両方外さなきゃならないのがめんどい。
今回はついでにリムテープも交換。

テープと言うから粘着されているものと思っていたら、輪ゴムみたいに伸縮性のある輪を嵌めているだけだった。
「これは剥がすのがしんどいぞ」と覚悟しながらラジオペンチで引っ張ったらペロリンと剥けたので、そこをニッパーで切って取り除いてしまう。
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新しいリムテープは最初に使われていた緑の養生テープみたいなのと比べるとかなり高級っぽい感じがする。

で、新品のタイヤを取り付けるわけなんだけどこれが超大変だった。
というのも、タイヤは販売時、昆布みたいに薄く伸ばして陳列されているんだよね。
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なので真っ直ぐな形がついてしまっていて、リムに合わせてはめ込もうとすると反発してすぐに外れてしまう。
鼻歌を歌いながら嵌めていって、半分くらい来たところでふと見ると先にやった1/4くらいが外れてしまってまたやりなおし、みたいな。
さらにこれをチューブを入れたままやろうとすると頭が沸騰しちゃうので、とりあえずタイヤだけをリムに取り付けてしまうことにした。

タイヤを地面とは水平に、両手で抱え込むように持って抑えながらはめ込んでいって、ようやく勝手にブリンッ!とはずれない感じに固定できた。
その段階でタイヤレバーを使って片側をはめ込み、その反対側のビードを一旦外してチューブを収めていく。

で、最後の試練がビードをはめ込む作業。
グラベルキングはウルスポよりもはるかに頑丈なため、これがめちゃくちゃ大変だった。
「自転車の教科書」に書いてあったとおりのやり方でなんとかなったけど、これを読んでなかったらふて寝していたと思う。

前輪に1時間、後輪に30分くらいかけてようやく終了。

ブレーキをアルテグラに交換

続いての改造メニューはブレーキ交換。
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CR-AはSORAコンポなので当然ブレーキもSORAなんだけど、シューには互換性があるのでアルテグラ用のカートリッジを買っていた。
「シューだけアルテ」というのがSORAコンポの定番グレードアップだ。

もともとついていたブレーキを外してみると、かなり深い溝が入っていた。
ホイールのリムをよく見ると、どこかでぶつけたのか傷がついてアルミがめくれ上がっていたので、ついでにヤスリで削ってなめらかに。
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あとは六角レンチで止め直すだけなので、前後合わせて30分程度で終了。
これでSORAの一体式からカートリッジ式になったので、今後はブレーキパッドだけ交換すればいいので大変楽だ(しかも安い)。
最後にシューチューナーで斜めに角度をつけて締め上げれば完成!

テストラン

ならし運転がてらに近所を走ってみることにした。
朝は土砂降りだった空が完璧な青空になっていて多少腹立たしい。
さて、グラベルキングの乗り心地の方なんだけど、実際かなり良いと感じる。
単純に空気の量が2~3割アップしているので地面の凸凹から受ける衝撃をかなり和らげている。
それでいて走り出しに重いという感じはあまりない。
(もともと重い自転車だからだとは思うが)
これは相当ロングランが楽になりそうな手応えを感じた。

28Cにしてキャリパーに干渉しないか不安だったけど、普通に収まってくれてよかった。
今回は規定量MAXに近い7barまで入れたけれど、80%の5.6barくらいまで下げてみるとさらに乗り心地がいいらしい。
不精な自分は(それなら空気入れるの2週間に1回でいいな)とか思っちゃうんだけども。

ブレーキの方はといえば、強く握れば簡単にホイールがロックするようになったので、確かに制動力は高くなった。
が、ロックさせてもすぐに止まるわけでもなく、タイヤでズズズと滑ってしまうだけなのでロックすればいいというわけでは無いと思う。
でもまあ、下り坂のようなもっとホイールが早く回っているような極限状態だと、違いが出てくるのだと思う。
今回は下りを試さなかった、というか、走っている最中にブレーキが緩んでズレてきたため途中で増し締めしなおすことになった。
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やはりテストランは大事。
あまりにも天気がいいのでさらに足を伸ばして、空港近くの公園まで行ってみた。
するとタイミングよく飛行機が離陸するところで、Twitterの縦型サムネ化に合わせてちょうどいい写真が取れた。
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しばらくはこれを固定ツイートとしよう。

ほかに交換すべきもの

ブルベは走っている最中はしんどいけれど終わってみれば「次は何キロ走ろうかな」と考えるけども、タイヤとブレーキ交換もやってみれば普通にできたので良かった。
今シーズンのオフにはサブブレーキを取り外す予定で、それにはバーテープの交換も必要になる。
次のタイヤはサイドが茶色のものにして、バーテープやサドルも茶色で合わせてみるのも素敵かもしれない。
ということで一段落ついたのだけど、実は毎年交換すべき部品には、ほかにチェーンがあることに気づいてしまった。
チェーンのみならずカッターやらフッカーやら買い揃えなければならないものが色々出てきて嫌な感じではあるが、とりあえずチェーンチェッカーを買って伸び具合を調べてみないとな、とは思っている。