PikaCycling

Raleigh CRAとDAHON routeを買ったばかりのサイクリング初心者。ポタポタとポタリングを楽しもうと思っています。

自転車ツーキニストにはGarmin vivosmart5が最適だった

前に買ったシャオミのMi band 6はそこそこ気に入っていたんだけど、ひとつだけ気になる点があった。

それは、外部アプリとの連携周りについて。
中国製だからしゃーないとは思うんだけど、自転車乗りとしてはStravaといい感じに連携できてほしかった。
やはりアクティブトラッカーは、記録を一つに統合できてナンボの世界だと思う。
単に「これだけ運動しましたー」ってデータだけ残されても味気がないのだった。

連携でいうと、心拍数を記録できるけれどそれをサイコンに送ることができないというのがもったいない。
ハートレートセンサーはXOSSの乳バンドを使っているんだけど、

通勤や市内のポタリングでわざわざつけるのも面倒だし、かといって記録されないのも損した気分になってしまう。

自分が使っているGarmineTrexというサイクルコンピューターWi-FiBluetoothも使えず、ANT+という自転車以外ではまず使われることのない超マイナーな規格のみに対応している。

eTrex 32x

eTrex 32x

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当然スマートウォッチ側もANT+対応のものを選ぶ必要があるんだけど、ANTはガーミンの子会社なので実質的にガーミン一択になってしまうのだった。

そうなると以前から欲しいと思っていたInstinctが視野に入ってくるのだけど、これまで数千円のスマートバンドを使っていたことを考えると少し高すぎる。

ガーミンの商品はなんとなくちょっと割高感があるんだよねー。

もっと安いのを、と探してみて現れたのが最近登場したVivosmart5。

2万円弱だからMi bandに比べればお高いけれど、性能的に十分そうだったので購入した。

使ってみた感想

やはりスマートバンドはいい。
見た目もシンプルだし重さも感じないくらいだし、スマートウォッチよりはバンド派だ。
Instinctも嫌いじゃないんだけど少しごついしカジュアル寄りだし、Vivosmart5の方がスーツでも違和感なく毎日つけられるのがいい。

そして何よりGarmin Connectとの連携は素晴らしい。

Garmin Connect™

Garmin Connect™

  • Garmin
  • ヘルスケア/フィットネス
  • 無料
スマホのアプリと連動してGPSでルートも取ってくれるし、心拍数も記録できるし、自動でStravaにデータを送ってくれるのは便利。

通勤でDAHON routeに乗るときなど、わざわざeTrexを取り付けなくてもVivosmartとスマホだけで心拍数を含めたログが残るので捗る。
Vivosmartで記録するときはデフォルトで「非公開」にしておけば身バレも避けられて良い。
休日はロングライドもする、平日は通勤に自転車を使うという人にはうってつけのアイテムだ。

この前旭川に旅行に行った時も、翌日にブルベで使うからeTrexの電池を消耗させたくなくてVivosmartでログを取らせたけれど、以下のように結構きちんと記録を取ってくれた。

ただし細かく見ていくと、スマホGPSが途切れてデータがおかしくなっている部分もたまにある。

完璧にログを取るならeTrexに軍配が上がるけれど、日常使いならVivosmart単体の手軽さで十分だろう。

あと、アクティビティを開始すると自動で緊急連絡先に通知が行くのも面白い機能。
リンク先から現在位置を知らせることができるので、もしもの事故の時に役立ちそう。
ブルベの時に使うには電池の消耗を考えると難しいけれど、自転車事故の割合は郊外よりも市街地で不注意な車にぶつけられる方が高いので、むしろ近場でこそ光る機能だと思う。

残念ポイント

逆に「2万円も出してこんなものか……」と残念に思う点もいくつかあった。
まずUIがへぼい。
Mibandではよくアラームを使っていたんだけど(音が鳴らないので便利)、これをVivosmartで探そうとするとツリーをかなり深く掘っていく必要があるし、そもそもタイムとアラームのアイコンが似すぎていて毎回間違える。

なんとか左スワイプ画面にタイムを持っていって使えるようにはなったんだけど、そもそも振動が弱すぎて気が付かない問題がある。
Mibandのときは目覚ましとして十分使えたんだけど、こいつは振動を一番強くしてもサワサワサワ……と、まるで下界に降りてきた天女が水浴びをする際に羽衣の裾が岩をひと撫でするようなソフトタッチで、目覚めたときには五劫くらい寝坊してしまいそうだ(寿限無ism)

それとこれもUIの問題なんだけど、期待していたサイコンに心拍数を送る機能を使うためにはメニューから深く潜っていちいち心拍転送モードに切り替えなければならないのがめんどい。
常に心拍数を測っているのだから、乳バンドみたいにサイコンから自動で接続できればいいのにと思う。

あと、バンドが壊れやすい。
一ヶ月ほど使っていたある日、寝ておきたら尾錠が取れてなくなってしまい、やむなく家にあった適当なものをつけているんだけど、替えのバンドが5,000円もするというのも暴利だ。
(アリエクで1本数百円の代替品を買うことにしたけど)
でもまあVivosmart4まではバンドが替えられない使い捨てスタイルだったわけだし、これは5で良かった点かもしれない。


そんな感じで、サイクリストでなければMibandで十分だけど、ハートレートモニターとして使ったりアクティビティを記録することを考えるなら、Vivosmart5はガーミンのスマートウォッチの中でもお値打ちだと思った。

上位機種と比べて足りない機能は本体にGPSがあるかどうかくらいなので、初めてのスマートウォッチとして購入してみるのもオススメ。