PikaCycling

Raleigh CRAとDAHON routeを買ったばかりのサイクリング初心者。ポタポタとポタリングを楽しもうと思っています。

チャレンジランのコースを試走してきた

函館サイクリング協会でチャレンジランというイベントをやるというので参加申込みをしてみた。
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コースは亀尾郵便局をスタートして坂を登ってオートキャンプ場の前を通り、そこからバイパスを抜けて恵山まで海岸線をひた走って、最後は鉄山を通って大山祇神社まで戻ってくる50kmの行程。

イベント的には50kmと100kmの2種類あるんだけど、100kmは単に50kmを2周するだけ。
それはさすがにつまらないだろうと思って日和って50kmにエントリーしたら、圧倒的に100kmへの参加者が多くてビビった。
みんなストイックやな〜。

ストイックなのはそれもそのはず、100kmを4時間30分で走れないペースだと1周目で足切りされてしまうのだという。
自分なんぞ100kmと聞くと15km/hで割って「6時間半かな」と思うほどのゆるポタ派だ。
信号がほとんどないからとはいえ、本当に「レースに非ず」なのか微妙な気がしてしまう。

タイムが早い順にスタートするとのことで参考記録を書けというのだけど、これまで速度を考えて走ったことがない。
とりあえずエントリーシートに50kmを2時間で走ると書いたところスタート順が最下位にされてしまった。
25km/hでもドベとは、函館には豪脚サイクリストしかいないのかもしれない。


とはいえ、ガチで走ったら自分がどのくらいの速さで走れるものなのかには少しばかり興味があった。
しかしいきなりぶっつけ本番もどうかと思ったので、イベントの前の週に一度走ってみることにした。

いつもの装備と違うのは、小さなサドルバッグに替えたのと、バックパックを背負わずウェストポーチのみにしたところ。
これだけでだいぶ軽量化できたはず。


基本的にこのコースは、いつも走りなれている道なので勝手知ったるものだ。
ただ今回はスピードが大事なので、いつもより気合を入れて漕いでみた。
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平地では時速30kmを超えるよう頑張る。
下りから登りに差し掛かるときは、勢いがある最初だけダンシングで頑張る。
その後はあまり頑張らず、いつも通りテロテロと登るのはいつもどおりだ(笑


最大の登りである鉄山は、意外と傾斜が緩やかで貧脚な自分でも平均速度15km/hで登ることができた。
しかしStravaのリーダーボードを見るに、キングオブマウンテンの人はこの山を時速30kmで登るらしい。
平地の自分と同じ速度で山を登るとは……。

そんな感じで50.8kmをどうにか2時間切りの1時間52分でゴール。

今回のReliveはほとんど写真も撮っていないのでまったく面白みがないw


余力的には全然もう一周イケる感じだったけど、逆にもっとパワーを出してタイムを縮められるか、というと厳しい気がした。
普段からパワーを出すような走りをしていないので、頑張るとすぐに疲れてへばってしまう。
かといって無理せず走るとスタミナが温存されすぎてしまう。
ここらへんのバランスが難しいところだと感じた。


自転車で使うステータスはスタミナ、ヒットポイント、パワーの3つがあると思うのよね。
で、それぞれに最大値と消費量、回復量が設定されている。

長い距離を走るためにはスタミナを使うけど、レベルが上がると消費量が抑えられるので、スタミナの最大値が低い人でも消費量≒回復量でいつまでも走っていられる。
ただしパワーを使って走ろうとするとスタミナの消費量が増えるため、最大値が大きくないとすぐにスタミナ切れしてしまう。

ヒットポイントはスタミナに近いけれどもっと深刻で、腕とか肩とか腰へのダメージを表すイメージ。
こちらは走行中に回復できる量が少ないので、どこかの部位のHPがゼロになってしまうとDNFするしかない。
パワーを使って速く走って乗る時間を短くすればそれだけHPの消耗を抑えることができるけれど、パワーを使いすぎてもダメージを負ってしまう。

速く走るためにはパワーの最大値が重要で、パワーが高い人は普通に漕いでもスピードが出る。
パワーを消費するともっと速く走れるけれど、スタミナとヒットポイントも消耗してしまう。

だいたいこんな感じのイメージ。
自分はロングライドができるようになってきたけれど、「スタミナを減らさない走り」が身についただけでスタミナの絶対値はそれほど上がったわけではないので、頑張るとすぐへばってしまう。

パワーは乗りはじめの頃よりもついてきたけれど、ロングライドではむしろ「パワーを使わない走り」に専念してしまうので鍛えるのは難しいと感じている。
とにかくスタート地点まで無事に帰ってくることが一番なので、無理をすることができない。

そーゆー意味ではインドアで、ローラー台に乗ったりするようなことをしないとパワーを鍛えるのは難しいかもしれない。
今後ブルベに出たりなんだりしたらもっと速く走る必要も出てくるだろうから、そろそろZWIFTなんかも検討しないといけないなあ。