ある日TwitterのDMに、Sportneerという会社からのメッセージが送られてきた。
なんと、商品を送るからTwitterで紹介してほしいとのこと。
フォロワー数たかだか1,500程度の弱小ツイッタラーに発信力もなにも無いとは思ったんだけど、いただけるものならもらっておきたい。
ライトかチェーンロックのどちらかを、ということだったんだけど、ちょうどチェーンロックのダイアル式のが欲しいと思っていたので渡りに船だった。
いま使っているのはABUSの1500という鍵式のチェーンロック。
これはこれで丈夫でいいんだけど、コンビニで止まるくらいの時間だったら解錠に鍵がいらないほうが楽だなあ、と思い始めていた。昼ごはんを食べたり温泉に入るときはPanasonicのU字ロックを使うので、ダイヤル式にしてもトータルのセキュリティレベルは落ちないはず。
そう思っていたところだったのでレビュー依頼に一も二もなく了解した。商品は、クーポン券をもらって100%割引でAmazon経由で購入。
さっそくいま使っているABUS1500と比較しながらレビューしてみたい。見た目
外観はABUSとよく似ていて、チェーンに赤いポリエステルの布が巻かれている。
(ABUSは使い古してチェーン油で汚れまくっている)
長さはほぼ同じで、ABUSの方がやや長いくらい。
ただ、太さはだいぶ違っていて、Sportneerの方がゴツくて太い。
だけど実際のところ、布に包まれて見えないチェーンの太さは、ABUSが4mm、Sportneerが2.8mmとかなりの違いがあるのだった。
要は、太い金属で小さな輪を作っているのがABUSで、細い金属で大きな輪を作っているのがSportneerという感じ。
多分丈夫さで比べたらABUSの方が段違いに強いだろう。
値段が3倍くらい違うので仕方ないかもしれないけれど、強度の差はそれ以上かも。
ただ、Sportneerはカバーがしっかり固定されてずれない所が良い。
カギの専門家によれば、チェーンロックはどんなに丈夫にしてもボルトクリッパーで切られてしまうけれど、布の部分はハサミを使わなければ切れないため、時間稼ぎにはなるとのこと。
ABUS1500は根本から布カバーがめくれ上がってしまうので、そこをバツンと一発でやられてしまう危険性がある。
重さ
続いて重さを図ってみた。
ABUS1500は実測で354g。
Sportneerが637gと、かなりの差がついた。
ロードバイクに使うことを考えたら、この差はちょっとありえないかな……。
元から重いクロスバイクやママチャリで使う分にはいいかも。
一説には自転車の鍵には自転車本体の5%くらいの金額をかけるべきだと言われているので、Sportneerは3万円くらいの自転車にはぴったりだと思われる。
ちなみに自分が使っているPanasonicのU字ロックは355gあるので、ABUS1500とU字ロックを合わせても700g。
価格は2つ合わせて5,000円くらいなので、10万円のRaleigh CRAにはちょうどいい。
Sportneerは1,399円なので、DAHON routeの鍵に使うのにピッタリかもしれない。
ロードバイクのカギの選び方
自転車の鍵には色々と種類があるけれど、ワイヤーロックだけは使っちゃいけないと言われている。
どんなに太いワイヤーもニッパーでパツンといかれてしまうので、素人相手にスナック感覚で盗まれてしまう。
ママチャリによく使われている馬蹄錠も、ドライバーがあれば一発で破壊されてしまう。
チェーンロックだって専用の工具があれば切られてしまうけど、ニッパーやドライバーに比べて一般人があまり持たないタイプなので、盗まれる危険性はかなり下がるのだった。
そーゆー意味ではSportneerのチェーンロックもかなり安全だと思う。
見た目も丈夫そうだし(なにせクロモリフレームよりぶっとい)、泥棒が見たら他の盗みやすい自転車を狙うだろう。
ここが必要最小限のセキュリティという感じかな。
あんまり丈夫な鍵をつけたところで結局はガチの泥棒に狙われたら意味ないしね。