ニセコSR600の翌週は、待ちに待った北海道フレッシュに参加してきました。
pikacycling.hateblo.jp
去年からメンバー募集を呼び掛けて、なんとかチームを結成。
その後のコース作成も無事に済んでほっと一息、とはいかず、その後もトラブルは続きました。
まず、メンバーのうちの一人、函館のSさんが仕事の都合で参加できないとの連絡が入りました。
これはまあ、かなり前から無理いってお願いしていたので仕方がないところ。
しかし、これに続いて旭川のOさんも参加できなくなったのは衝撃でした。
Oさんとは5月のあまちゃん200で一緒に走って、翌日は同じく旭川チームのKazチャリさんも加えて3人で奥入瀬渓流も楽しんできたのに……!
pikacycling.hateblo.jp
というか、多分それが原因だと思うんですが、奥入瀬を走ってきた日の翌日にOさんのアップルウォッチが「心臓に異常あり!」との警告を出したとのこと。
2日間で300km、3000mオーバーを走るのは普通に運動しすぎなので、心臓に無理がかかってしまったのかもしれません。
病院に行ったところ「しばらく安静にしてね」と言われたとのことで、ドクターストップにより参加できないことになってしまいました。
これで残るメンバーは3人と、フレッシュの参加人数ギリギリになってしまいました。
残るメンバー、Kazチャリさんと函館のKさんは大丈夫そう、となるとカギは自分が参加できるかどうかというところになってしまいました。
幸い、繁忙期ガチャ(15%の確率で30日連勤が発生する)を乗り越えて、大事をとってニセコSRもDNFしてきたので、なんとかスタート地点にはたどり着くことができそうです。
今回は小樽経由で旭川入りしたので、小樽の初代で夕食を。
チャーマヨおにぎりも食べてカーボローディングとします。
syodai.jp
旭川の前泊はスーパー銭湯にしようと思っていたんですが、充電などの都合があるのでいつもどおり快活クラブに入りました。
千歳には快活クラブがなくて大変だったなあ……。
快活クラブ旭川大町店は2階建てで部屋数も多く大変便利。
向かいには松屋もあったので完璧です。
遠征すると出先で雑に外飲みできるというのも魅力の一つだったりします。
スタート地点へ
鍵付き個室で快適な一夜を過ごし、シャワーを浴びて再び松屋で朝食を。
豚汁朝定食の選べる小鉢を納豆にして完璧、といいたいところですが、すき家だったらここに温泉卵が加わるんだよなあ、と一抹のさみしさを感じざるを得ませんでした(^^;)
駐車場に車を止めて自転車を組み立てていると、ボトルのキャップがないー!
毎回遠征に出るたびいろんなものを忘れてくるけど、これは初めて。
実際は、押さないと水が出ないので走っていて水が無くなるということもなかったし、そもそも無糖のお茶しか入れないので意外と大丈夫でした。
そしてキャップは外れて車の中に落ちていただけというね……。
洗った後にちゃんとはめこまず、上にかぶせただけだったのでぽろっと落ちちゃったみたいです(汗
そんな軽トラブルを経てスタート地点のセコマに到着し、メンバーにブルベカードを配布。
名前を確認しながら渡したものの、中身を見ていなかったことがのちのち恐怖を引き起こすのですが、それはまだ先の話。
スタート セイコーマート神楽岡通店 9:00
フレッシュは24時間走るのでゴールは24時間後。
ナイスプレイスの開設時刻は12時だったため、ゴール地点から逆算して9時にスタートすることにしていました。
レシートの取得方法(並んでレジを通って時間をそろえること)などを説明しているとOさんがお見送りに来てくれました。
まったく全然元気そうで本人的には走れそうな体調ではあるとのことでしたが、翌週に検査を控えているので大事をとってDNSとなりました。
また異常が出て「360km走ってました」とか言ったら完全にヤバい人ですからねwww
というわけでいよいよ北海道フレッシュのスタート。
360km、24時間の長い旅が始まります。
PC1 セブンイレブン上川町店 11:10 49.2km
旭川市内を出て東に向かい、PC1に向かいます。
というかここでの目的は「ラーメンよし乃」。
言わずと知れた旭川ラーメンの名店です。
www.misoramen-yoshino.com
ここに11時に到着するために9時スタートにしたといっても過言ではないwww
味噌ラーメンはいかにもボリュームが多かったんですが、味が濃いスープと山盛りのもやしの相性がバッチリで、するすると完食してしまいました。
やっぱりブルベで食べるラーメンは最高だわ~。
この日は気温が高かったので、凍ったアクエリアスを背中に仕込んでリスタートします。
休憩 セブンイレブン上川層雲峡店 12:50 70km
ここから層雲峡に向かって50kmの登りがあるんですが、獲得標高のわりに勾配が緩いので「いつの間にか登ってた感」がありますね。
層雲峡の素晴らしい眺めに足をとめながら、のんびりと元高梨沙羅のセブンイレブンに到着。
さらにアイスの実を食べてクールダウンします。
この先はトンネル多発地帯になるのですが、以前のブルベで事故にあった人がいたというので、ここは安全に歩道を通ります。
歩道は広いし、ここを自転車で走ろうと頭がおかしい人は自分たち以外に存在しなかったのでよかったんですが、いかんせん路面状況が悪かったり、埃が山のように積もっていたり水が溜まっていたりして、なかなかスリリングでした。
しかし眺めは絶景に次ぐ絶景!
フレッシュで山を通すなんて、コース作成者どうかしてるんじゃないの? なんてうすうす思っていたんですが(自業自得)、この眺めには感動しかありませんでした。
前回、北の国から400で走った時はずっと雨だったので風景を見る余裕が全然なかったんですよねえ。
休憩 三国Cafe 15:07 101km
ゆるゆると登って三国峠Cafeに到着。
tokachibare.jp
この手前のトンネルを出たところでほかのチームが待っていたんですが、聞くところによるとそちらはFlecheではなくTraceのチームなので、あとはもうホテルに入って寝るだけだというので驚き。
Flecheが24時間360kmなのに対し、Traceは200~360kmのコースを最大34時間で走るゆる~い観光ロングライドという設定。
しかも休憩時間の縛りもないので、例えば100kmを10時間で走ってホテルに14時間滞在し、また100kmを10時間かけて走ってゴールまで戻ってくればいいという天国のようなイベントなのです。
三国峠Cafeの絶品アフォガートをいただきながらメンバーと
「もし次あったら絶対Traceにしよう」
と熱く語り合ったのでした。
というわけで前編はここまで。
ほんと、ここまでは楽しかったんですよねー!!!
ここからどんどんと雲行きは怪しくなり、中編では苦しみの雨ライド、そして後編ではあわやDNF!?という衝撃の終盤戦をお送りする予定です。