自分はクロモリのロードバイクに乗っているんだけど、これはクロームモリブデン鋼、つまり鉄製。
そしてもともとついていたシートポストは軽量化を意識してか、アルミ製だった。
鉄とアルミが素直に接しているうちは特に何の問題もないんだけど、これら二つの金属の間には電位差があるため電流が発生する。
そうなるとイオン化傾向が高い方の金属(今回の場合はアルミ)が腐食してしまう。
これが電蝕。
夏に走りに行った旭川のブルベは半日くらい雨だったんだけど、帰宅してから一週間くらい放っておいたらこんな感じになっていた。
実際は電蝕によってシートポストがフレームと一体化するぐらいに強力に固着してしまっていて、ラスペネを吹いて一晩置いて、ようやくねじり取ることができた。
その時に思ったことは、
「クロモリフレームにアルミのシートポストはアカン」
ということ。
まあ、グリスを塗れば防げはするんだけど、それだっていつ流れ落ちているかわからないし、気がついたら取り外しできない状態になっていたら怖すぎる。
(最悪の場合、シートポストを切ってリューターで内側から剥ぎ取るしかないらしい)
ということでずっとカーボン製のシートポストが欲しかったので、去年のブラックフライデーで買っていたのだった。
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なんとカーボンハンドル(10,000円)よりも高い約15,000円。
ジョーシキ的に考えて、こんな棒みたいなやつに支払う金額ではない。
ただし、もともとついていたアルミのシートポストがが283gだったのが、カーボンに変えて100gの軽量化。
ロードバイク乗り的思考で考えると、これで100gの軽量化が図れるので納得のお値段ではある。
そうそう、軽さと電蝕防止の他にもカーボンシートポストに変えると乗り心地が良くなるという副反応も期待できるらしい。
鉄やアルミよりも振動吸収性が高いので、路面の凹凸から受ける尻へのダメージを軽減してくれるとの触れ込みだった。
この前走った追い風400ではすでにカーボンへの交換後だったので色々期待していたんだけど、実際のところ効果はよく分からずw
そもそも元からつけているアルミのポストとセラロイヤルのR.E.MEDでも、600km走ってノーダメージだった自分だ。
100gの軽量化も、そもそも400kmブルベで重装備なので良く分からないという結果になってしまった。
どう考えてもハンドルカバーの重さで相殺してしまっているw