PikaCycling

Raleigh CRAとDAHON routeを買ったばかりのサイクリング初心者。ポタポタとポタリングを楽しもうと思っています。

BRM204追い風400【後日談】

さて前回の更新からだいぶ間が空いてしまったんだけど、追い風400を無事に完走したところまでだったかな。
pikacycling.hateblo.jp

今年の目標であるSR取得に向けて、ウナギ600に続いて追い風400もクリアして順調な出だし。
しかもさらに優勝しているのが、本日の宿泊先をゴール地であるKKR逗子にしていたこと。
www.kkr.or.jp
夕食朝食付きで9,100円と大変お安かったし、何よりゴール直後に寝られるのは最高である。

ゴール地点が旅館ということで追い風400のエントリーを終えた直後から予約をしていたんだけど、正直ちょっと微妙な側面もあった。
ひとつはランドリーがないところ。
これは分かっていたけどないとなると残念。
最終日に着る服はバックパックに入れてドロップバックしてもらっているから困りはしないけど、汚れ物をそのまま持って行くのは抵抗感がある。
汚れ物はサドルバッグに詰めちゃうんだけど、飛行機に乗る時に検査で見られるのがちと恥ずかしいのだった。
幸い冬だからあんまり汗をかいてないのと、興津で風呂に入って洗濯しているのでやべえことにならなかったけれども、やっぱりブルベ後に泊まるホテルは洗濯乾燥機がある場所を選びたい。

それと、大浴場がめちゃくちゃ狭い。
コロナ対策で4人までしか入れないよ! という貼り紙があちこちに貼られているけど、そんなの書いてなくても赤の他人と4人で浸かりたくないぐらいの湯舟の広さだった。


でもまあ良いところもあって、輪行袋に入れれば自転車も持ち込めるし、接客も丁寧でフレンドリーなところは良かった。
あと、夕飯がちゃんとしていたのもポイント高い。

こーゆー半分お役所みたいな宿泊施設では午前中に揚げたまま放置されたような冷え固まった天ぷらが出てきたりしてゲンナリすることも多いんだけど、ここは暖かいものは暖かく、冷たいものは冷たくできていたので合格。

朝ご飯もボリュームがあって、納豆も完備されていたので完璧。

特にここはお味噌汁がおいしかったなあ。


翌朝は10時半から待ち合わせがあったので、早めにチェックアウトして昨日通り過ぎるだけだった江の島まで足を延ばしてみることにした。
イヤホンにサザンオールスターズを流しながら走る湘南はめちゃくちゃ最高すぎた。
そしてこの絶景!

江ノ島に富士山の組み合わせとか、鬼に金棒すぎるでしょwww

江ノ島ではサザエのつぼ焼きとかを食べたかったんだけど、時間もあまりなかったのでお団子を食べて補給。

それからふたたびビューンと逗子までUターンして、お目当てがこちら!

VAAST bikeに試乗してきた

そう、ずっと前から気になっていたVAAST bikeの実車を見に行ってきたのですよ。

小田原に実店舗があるということでブルベの途中にお邪魔できないか聞いてみたところ、あいにく所用があってその日は不在とのこと。
遠征したのに残念だなあと思っていたら、なんと「せっかく近くまで来てくれたんでお持ちしますよ」とのありがたい申し出が!!!

ちなみにVAAST bikeは、クロモリでもアルミでもカーボンでもない、マグネシウムを使ったフレームというところが最大の特徴。
太いタイヤも履けるのでグラベルもお手の物の、今はやりのオールロードバイク
最上級モデルでも50万円未満とお求めやすいお値段で、SRAMの電動シフトまでついているのでめちゃくちゃ気になっていた。

でもまあ、安いといっても普通に考えたら全然安くないものだし、実車を見もしないで買うのはちょっと憚られていたので助かった。

最初に乗せてもらったのはSサイズのフレームで、社長自らシクロクロスのレースに使っているもの。
まさに前日レースに出てきたばかりという泥の後もなまなましい姿のままお持ちいただいた。

さっそくまたがってみると、ポジションはジャストフィット。
フレームサイズをSかXSかで迷っていたんだけど、自分が身長172cm、社長が170cmくらいだったはずなのでSサイズで良いみたい。
700Cの軽量ホイールを入れてコンポもカンパのエカルのため、カーボンロード並みにめちゃくちゃ軽い。
フレーム自体は1,300gとそこそこ軽めなので、パーツの選択次第では軽量化も突き詰められるようだ。

ただ正直な話、Ekarの変速はけっこう微妙。
これならSORAの方がバシっと決まるなあ、と思ってしまった。

つづいてXSサイズのをお借りしてみた。

A/1 Rival 1x AXS 650bというモデルなんだけど、650Bのホイールと50mmの組み合わせのせいで普通に重く感じてしまった。
走り出すと太いタイヤのおかげでにゅるにゅると小気味良く進むんだけど、これだとマジでグラベル以外で乗れない自転車になってしまうし、700Cに32mmくらいのタイヤを履かせて
「未舗装路でもイケるしロードでも快適」
な仕様にしたほうが幸せになる気がした。

でも一番感動したのはRival etap AXSの快適さ!
カチッカチッとボタンを押すだけで一瞬で変速が決まるし、鳥肌が立つくらい感動した。
これが最新のテクノロジーというものか……!!!


最近のロードバイクを見ていたら、こう言ったらアレだけど、とりあえずディスクブレーキ・チューブレスタイヤ・電動シフトという現代ロードバイクの3種の神器が装備されていればパーフェクトであって、フレームというのはむしろ飾りに近いものなんじゃないかと思うようになってきた。
メーカー品のカーボンフレームなんてどれも性能は一級品で、どんぐりどころかパチンコ玉の背比べみたいなものだ。
だったら飾りらしく、めちゃくちゃカッコいいと自分が思うものを選べばいいじゃんと思うし、そーゆー観点から言っても最初に買ったラレーCR-Aは最高だといまでも思っている。

で、CR-Aは伝統的ホリゾンタルスタイルのクロモリロードなので、新たに買い足すとしたら日本でまだほとんど乗られていないマグネシウムフレーム、さらに見た目が好みとあれば結構いい選択肢なんじゃないかなあ。
問題は完成車が売り切れで、再入荷見込みも未定であるというところ。

フレームセットがだいたい18万円くらいで、最初買おうと思っていたパナチタンよりも安いというのも良い。
パナチタンはフレームセットで30万円、フレーム重量は1、510gとVAAST bikeより200g重いのだった……)
これにSRAM rival etapを合わせていけばトータルで60万円未満くらいで収まりそうな雰囲気だった。

最初は4月入荷予定という話だったのが、4月生産予定とずるずると伸びていって2023年いっぱいに手に入るかどうか、というくらいまで納期が伸びているけれど、ラレーちゃんも元気だし気長に待つことにしたい。


そんな感じで今回の遠征の目的、追い風400の完走とVAAST bikeの試乗も無事に終えたので、あとは観光して帰るだけである。

さすがに11時を回った時点から、17時15分羽田発の飛行機に乗るのは結構厳しい。
なので自走は諦めて横須賀まで向かい、そこから京急で羽田で向かう作戦とした。
飛行機輪行まで縦型輪行袋でこなしてしまう自分だからできる作戦である。

ところで完走後にTwitterでこんなアイテムの存在を知った。

最大の弱点であるディレイラーを外してチェーンステーの間に固定してしまおうというアイテム。
輪行解除後に調整する手間は発生するけども、自分の手から離れる飛行機輪行の時はこれがあれば完璧なんじゃないかと思った。


閑話休題、まずは逗子から横須賀へ向かった。
とちゅうで葉山町を経由していったんだけど、なかなかいい感じに田舎町でかなり素敵な雰囲気。
湘南を走ってみて思わず移住したくなっちゃったけど、茅ヶ崎とか鎌倉のあたりだと地価も高そうだし、ちょっと離れた三浦半島のさきっちょあたりなんて良さそうだなあ、などと妄想した。

そんな感じで一山超えて横須賀へ。
まずはお昼ご飯だということで、横須賀ポートマーケットに立ち寄った。
今回の旅行ではずっと海沿いを走っていたのに海鮮を食べていなかったので、ここぞとばかりに海鮮茶漬け専門店にIN。

看板メニューの船主丼も美味しそうだったけど、ここは地魚漬丼をチョイス。

しかしこれ、税込1,518円にしてはめちゃくちゃ美味い。
丼で食べて出汁をかけて茶漬けにしてWで楽しめるし、無料で飲める味噌汁も最高だったので大満足だった。

その後はすぐそばにある戦艦三笠の見学へ。

東郷平八郎サイクルスタンドがイカしていたので、思わず三笠の中も見学してみることに。

中には昭和レトロな雰囲気の、模型の動きで日本海海戦が再現される展示があったり、

一方でゲームで再現する平成チックな展示もあって結構楽しめた。

にしても、100年前の戦勝をいつまでも語り継いでいるというのもちょっと面白い。

そんな感じで横須賀をエンジョイしてここから鉄道輪行

のつもりで写真を撮っていたら、横須賀駅はJRだから羽田に行くのは不便だということがわかって慌てて汐入駅に向かうなどした。
北海道民なのでJR以外の電車が走っていることに慣れない。

京急に乗ったら乗ったで快速に乗り換えないと結構時間がかかることがわかって慌てて金沢文庫駅で降りたりした。
個人的には金沢文子の方がよく知っているので微妙な気持ちになったw

羽田空港に着いて自転車を預けたあとは、新宿アカシアで夕飯を。

ここのロールキャベツめちゃくちゃ美味しい!
いままで何度も羽田空港使っているのに、全然知らなかったのが惜しいくらい。
値段も安いし気になるメニューもたくさんあるので、次もまたここで食べようと思う。


そんな感じで無事に寒い寒い北海道へ帰還。
夜の関東も寒かったけど、本場の寒さは格が違う。
こんな季節でもロードバイクで走れるなんて、飛行機輪行はやっぱりいいなあ。
またANAがセールをしてくれたら、来年の冬も本州に遠征しようかなあ。