PikaCycling

Raleigh CRAとDAHON routeを買ったばかりのサイクリング初心者。ポタポタとポタリングを楽しもうと思っています。

【AJ北海道】BRM601北海道300km函館【雨ブルベには喜びがない!】

増毛300の翌週は、地元で開催される函館300に出場してきました。

当日の天気は朝から小雨、しかも気温も低く風も強いという三重苦。
でもまあ雨自体は午前中だけのようだし、冬装備のままで行けば大丈夫そうだったのでスタート地点に向かいます。

この日は寝坊をしてしまったので恒例のすき家に寄ることができず、ファミマでテキトーに補給。
スタート地点に向かっていると鉄夫さんと合流したんですが、雨具のジッパーが壊れて着れないとのこと。
さすがに今から家に帰って渡すわけにもいかないしなあ。

自分はというと、この日は厳寒が予想されたので上はPERFETTO ROS 2 CONVERTIBLE JACKET。

ゴアテックスで撥水性があるので、この日の小雨くらいならこれだけで十分でした。
25℃くらいまでならインナーにジオラインを着て、前を開けたり袖を外したりで調整できて便利。

6:00 スタート

スタートはいつもの3人、鉄夫さん、ゆっくりさんで快調に飛ばします。
前回からタダ乗り禁止令が出ているので、途中できっかり引いて運賃を支払いました(汗

雨はそこそこでしたが路面がぬれて跳ね上げがあるので、いかにも古のランドヌールらしいビニール袋シューズカバーの人を発見。

自分は先週に引き続き、NorthwaveのSPDシューズを使っていたので問題なし。

上から水が入ってくると終わりですが、ビブタイツを上からかぶせてやると大丈夫。
さすがに5月も末になると足が蒸れるので、6月からの雨ブルベは防水靴下を使用する予定です。

8:28 PC1セブンイレブン 渡島恵山店 38.2km

快調にPC1までたどり着いてセブンイレブンの棚を物色していると魅力的な補給食を発見。

スポーツ羊羹より柔らかくて食べやすいし、かなり完璧では?

ここで鉄夫さんがほかの方からレインウェアを借りたりしていたので、離脱をして一人旅を始めます。
というか若い彼らについていくのは高強度すぎて一日中は無理ですw

10:30 PC2 ローソン 鹿部町店 92km

ひとりたびのまま鹿部に到着し、体を温めるためにからあげくんのREDをGET。

当初の予定では大沼あたりで昼飯を食べようと思っていたんですが、体は濡れているしテンションも上がらないし早く帰りたいしなので、コンビニでテキトーに済ませて先を急ぐ作戦に切り替えました。

11:00 PC3 セブン-イレブン 七飯大沼店 108km

ここにはスタッフさんが待機していて、ピーターさんから
「PCの距離近いけど、大丈夫?」
と聞かれました。
「まあ近いけどちょこちょこ食べられるから問題ないですよ」
と答えたんですが、たしかに目と鼻の距離だしなあ。
大沼を通らないと最短距離は砂原周りで函館200のコースと酷似しすぎるから、いまのままでまあ良いのかも。

昼食を食べない作戦にしたのでここではカレーパン。
増毛300のときは銀座デリー監修の辛口カレーパンだったけど、今回はノーマルバージョンでした(いまいち違いが判らない)。

12:47 PC4 セイコーマート 八雲落部店 144km

アクセルとブレーキを踏み間違えた車が突っ込んだばかりのセコマに到着。

無事に営業再開できていたので助かりました(汗

ここではセコマの大きなおにぎりのホタテバター味(新味)をゲット。

途中にある美味鮮とか麺屋マルコとかドライブインやかたを横目にずっと耐えてきたので美味しさもひとしお。
来年晴れてたらどこかに寄ろう……。
雨ブルベだとゆっくり座って食べる気にもならず、喜びがありません(泣

外でおにぎりを食べていると、向かい側で日本一周中らしきサイクリストがパンク修理をしています。
そのあとでチューブをぶらさげたままこちら側に渡ってきたので、
「パンク修理、大丈夫?」
と聞くと、
「大丈夫。ゴミ、捨てに来ただけ」
穴が開いたチューブを掲げてカタコトの日本語でそう言うのでした。
話をすると、彼は台湾から来たサイクリストで、日本一周のためにもう50日以上も滞在していて、いまは宗谷岬から折り返して南下中なんだとか。
自分もこのまえ台湾を一周してきたよ、気を付けてね~、と、自分もおにぎりのごみを捨てて出発しようとしていると、
「予備のチューブなくなったんだけど、この辺で買えるところありますか?」
とたずねてきました。
このあたりだと森町には700Cのチューブがある自転車店はなさそうだし、函館に行かないとないんじゃないかなあ。
自分のも余裕がないから渡してしまうわけにはいかないし困っていると、スタッフのピーターさんがちょうど追いついてきており、
「予備のチューブなら持っているから分けてあげるよ」
と助け船が出てきました。

それを聞いて良かった良かったと立ち去ろうとしたんですが、そうだ、せっかくだから記念写真を撮らせてもらおうよ思い戻ってくると微妙にもめています。
なにやら、彼の使っている自転車はタイヤが太くて32Cなんだけど、ピーターさんの手持ちのはロードバイク用なので28Cまでしか対応していなかったとのこと。
そんな太いチューブあるかなあ……。
ん?
あるぞ!

青森でパンクした後、予備チューブを完全に切らしたのでとりあえず近くの自転車屋に買いに行ったところ、そこはMTB系のお店だったのでTIOGAの超丈夫そうなものしかなく、仕方なく28~32Cのチューブを買ってサドルバッグに入れておいたのでした。

というわけで、自分のチューブをピーターさんのと交換し、ピーターさんが日本一周中の台湾人サイクリストに500円で売るという三角貿易が完成。
いまごろは本州に渡っているんだろうなあ。
無事に旅が続いているといいけれど。
(ツーショット写真を撮影してもらったんだけど、まだAJ北海道の掲示板に掲載されていなかった……)

15:23 PC5 セイコーマート 乙部店 199km

楽しい出会いがあった後は、小雨が降りやまない八厚やまびこラインをのんのんと超えて乙部町へ。
ここのセコマのイートインがあるから昼食抜きでも耐えられたんですよ……。

豚丼に温玉とか最高すぎるわ。
ここで食べたりないようだったら上ノ国のロータリー前でラーメンを食べるという手もあったんですが、暗くなる前に天の川トンネルを抜けて木古内に降りてしまいたかったので、無心で前に進みました。

18:46 PC6 セブン-イレブン 木古内町店 261.4km

予定どおり完全に暗くなる前に最後のPCに到着できたので、ここでジオライン(薄手)を脱いで(厚手)に着替え、ジャケットに袖を取り付けるなどしているとついに鉄夫トレインに追いつかれてしまいました。

彼らはひこま豚で優雅に昼食をとりつつ、それできっちり追いついて来られるのでやっぱり速いわ。
自分よりも100kmあたり30分は速いし、一緒にここまで走っていたら途中でへばっていたなあ。

そんなことを話していたら、鉄夫さんもゆっくりさんも「いやいや、もう足残ってないから」と言います。
聞けばレーサー上がりのKさんが二人をビシバシしごいてここまで引っ張ってきたそうで、あとは最後まで距離もないからのんびり行こうという話になっているとのこと。
それなら乗らない手はないと4人で一緒に走ることになったんですが、まあ案の定「足が残ってない詐欺」ですわなwww
Kさんはこの最終盤、向かい風の中平気で30km/hオーバーで駆け抜けようとするので、途中で手加減してもらって、瀕死の思いで函館まで戻ってきました。

そして最後の坂では3人を見送ることしかできないというw

ゴール後はピーターさんの奥さんお手製のスープをいただいて歓談していたんですが、

濡れた体が冷えて寒いしスープを飲んで胃が動き始めたら急におなかがすいてきたので、早めに離脱していつもの店へ。

ブルベ後の山岡家、最高すぎる……。
ラーメンを300倍おいしく食べるために300km走っているまであるな……。

【中止】知内ムラカミヤライド

翌日は鉄夫さん、ゆっくりさんと恒例のムラカミヤライドをするため木古内へ。

ところが天気予報は雨で、ムラカミヤに到着したころから知内が本降りになりそうだったので罪悪感を抱えつつ自動車で移動w

まあ、何で移動したってうに丼の美味しさは変わらないけどねwww
今シーズン最後だというジャンボ蒸し牡蠣も注文して最高の布陣。
6月末に開催される積丹400では真夜中になるからウニ丼を食べられないし、ちょうどいいタイミングで食べられたなあ。