PikaCycling

Raleigh CRAとDAHON routeを買ったばかりのサイクリング初心者。ポタポタとポタリングを楽しもうと思っています。

BRM701北海道300km函館

7月1日に開催された函館300に出場してきました。
今回は地元開催ということもあって、PBPの練習という側面が大きかったかな。
雨なんて降らない予報なのにサドルバッグには雨具&防寒着&輪行袋を詰めて完全装備。

さらに今回導入したのが、ミノウラのサドルバッグホルダー。

ダンシングするとサドルバッグがぶらぶら揺れて邪魔になるのを、金具の力で抑えてしまおうというアイテムなんだけど、おまけにドリンクホルダーを増設できるというのがポイント。
日本のようにどこでもコンビニがあるわけじゃないPBPだと水分補給に困りがちという話も聞いたので買ってみたのだった。

難点は、トピークのサドルバッグだとサドルの下にベルトを通すので、サドルバッグ取り付け後にこのホルダーを装着する必要があること。
シートポストだけで固定するタイプのバッグの方がいいかもしれないなあ。

ドリンクは意外と取り出しやすく、飲んだ後に見なくても戻せる距離にあるのでだいぶ良かった。
ただ、自転車に乗り込むときに足が当たってしまいがちなのはちょっと困りもので、特に後半、足が疲れてくると高く上げられなくなってくるので、ロードバイクを斜めにして乗り込む必要があった。

本番はこの逆サイドにアウトバーンのカーゴケージを取り付けて、防水バッグにちょいとした工具などを入れとく予定です。

ちなみに関係ないけどボトルケージはこれまで使っていたものを流用し、メインの方はスパカズに変更。

赤のフレームに合っててめちゃくちゃカッコいい!さらに、ショップでコンポ交換を頼んだ際に、バーテープもスパカズにしちゃいました。

前はゴリックスのスパカズ風テープを使っていたんだけど、本物は滑り止めも星型の凹凸が入っていて、見ているとテンションが上がる↑
やっぱ本物はいいわあ。

さらにこのバーテープの下には、エルゴンの「BT OrthoCell Pad Set」を導入済み。

ばるさんのブログで紹介されていたのを読んで気になっていたので、バーテープを替えるタイミングに合わせて買ってみることにした。
cannonball24.com
これまで2年くらいフィジークのバージェルを巻いていて、それに比べてだいぶ薄いので、見た目が比較的スリムで「なんか巻いてるぞ」感が無くなったのが良かったところ。
薄くなった分振動吸収性も控えかもなあ、と思っていたけど、300kmくらいだと違いは正直わからないw
というか、グローブはスティンガーだしDHバーもあるし、フォークもハンドルもカーボンにしたからかなり振動吸収に力を入れているので、オルソセルだけの実力を感じ取るのは難しかった。


そんな感じで無駄に重装備にして出発。
すき家のまぜのっけ朝食がブルベの朝の定番メニュー。

この前間違えて卵かけ朝食にしちゃったけれど、牛丼に生卵はアリだけどライスに小鉢の組み合わせだと卵の白身が余り気味でちょっと気持ち悪い。
まぜのっけだと温玉になるから好きだなあ。

スタート地点には早めに着いて、スタッフのピーターさんに差し入れを持って行った。
函館競輪の開催時期に時期に合わせて、函館限定の競輪コラボガラナが発売されていたのでブルベの差し入れにちょうどいいかなあ、と。
www.hokkaido-np.co.jp
ガラナ量も2倍!
通常の小原のガラナよりも味が濃くて、焼酎で割るのにぴったりなのでオススメです。


その後コンビニに行って戻ってくると、鉄夫さんにゆっくりさんといういつものメンバーのほかにも、地元ランドヌールのSさんKさんも参加していたので和気あいあい。
(Di2自慢が思う存分できたので嬉しいw)

参加者はだいたい19人くらいで、うち関東からの遠征組が3、4人いた感じかな。
函館は東京から新幹線一本で来れるので参加しやすい環境ともいえるし、観光がてら走るにはちょうど良いコースだと思う。

にしても地元からの参加者は少ないなあ。
ロードバイクに乗っている人はそこそこいるんだけど、だいたいヒルクライマー気質だからかなあ。
今度地元でショップ主催のイベントがあるときは顔を出してみることにしよう(なかなか都合が合わなくて未参加なのだ)。

それでも自分を入れて5人くらいは地元にいるわけだし、いつか北海道でフレッシュがあったらみんなで走ってみたいなあ。
イースターにこだわる必要もないんだし、GWとかに開催されないだろうか(夢

PC1 セブンイレブン 渡島恵山

日本全国どこも大雨という中、北海道の南部だけが晴れているという最高のサイクリング日和。
先週は風邪をひいてほとんど運動していなかった割に調子が良かったので、スタートから追い風を味方に快調に漕いであっという間にPC1に到着。

38.2kmを1時間10分で走ってしまって、あわててキューシートを確認したらオープン時間が8時7分だったのでぎりぎりセーフ。
前回の函館200の時もそうだったけど、この区間で頑張りすぎると結構危ない。

とにかく暑いので氷を探していたら、『凍っているのにやわらかい くちどけフルーツ』なる新商品をみつけたので衝動買い。

めちゃくちゃ美味しかったんだけど全然売ってるのを見ないのが残念。
ボトルに氷も詰めて、すぐに再スタートを切った。

PC2 ローソン 鹿部町店〜PC3 セブン-イレブン 七飯大沼店

ここから椴法華の絵紙山を越えていくので重装備だと大変かなあ、と思っていたら、意外と余裕で登れてよかった。
北海道の道路はおおむね斜度が緩やかなので、このぐらい重くてもあまり負担感は増えないようだ。
PBPはまったり登ってまったり降りるの繰り返しで激坂は無いみたいなのでちょうどいいかもしれない。

南茅部から鹿部までは西風が強くて、後半の向かい風を予感させる不穏な雰囲気だったけれど、多分ここまで先頭でPC2に到着。
次に昼食スポットが待っているので、ここではゼリーを飲んだくらいでリスタート。


大沼には飲食店がたくさんあって、SさんはカントリーキッチンWALTがイチオシとのこことだったけれど、混んでいても困るので当初の予定通り山川牧場ミルクプラントにIN。

夕張メロンシェイクと黒ジャーカレーを頼んで1ランチ1スイーツのノルマを1箇所でクリアー。

黒ジャーとは黒毛和牛とジャージー牛とのあいの子、いわゆる交雑牛で、和牛クラスの味がお手軽価格て食べられるのが嬉しい。
1,300円のわりにハンバーグもしっかり肉厚で、カレーも本格的な味だったので満足。
次にブルベで通るときも、今度はここでジャー黒弁当か何かを食べようかなあ。
毎食コンビニ飯だと飽きちゃうし。


すぐそばのPC3に到着したときにはだいぶ参加者で賑わっていて、ここらへんで結構追い越されたようだ。
まあ、ツールドフランスでも地元選手が大逃げをかますし、最初くらい頑張ってもいいんじゃないかな。
ここでは麦茶の補充とゼリーを買って、ここでも早めにリスタート。

PC4 セイコーマート 八雲落部

国道5号は交通量が多くて割と地獄なんだけど、午後を回ると札幌へ向かう車はだいぶ少なくなるのでまあまあでした。
延々と北上するだけなので何の感想もなく淡々とPC4に到着。

ここから峠に入るので、暑さ対策に冷凍アクエリアスを買って腹の中に仕込む作戦を取ることに。
寒い時にホットコーヒーを仕込んでもぬるくなったのを飲むのは厳しいけれど、冷凍アクエリアスは溶けてもちゃんと冷たいので捗る。

PC5 セイコーマート 乙部店

八厚やまぶきラインは今回唯一くらいの本格的な峠なので警戒してたんだけど、「いつまでも登っててだるいなあ」くらいの感想で越えられたので良かった。
Di2化しておかげでヒルクライムはかなり楽になったと思っていて、足の状態に合わせて気軽にギアを変えられるのが本当に素晴らしい。
ケイデンス重視で軽いギアを選んでいてもいいし、それはそれで足の伸縮が増えて疲れてくるのでちょっと重くしてトルク重視にしてもいいし、選択肢が増えたことで休みながら登る技が極まってきた。

峠を越えてしまえばあとはまったりした下りなので、獲得標高を活かして快適に厚沢部に到着。
予報ではこの区間の西風がヤバそうだったけど、峠区間だったので特にロスせずに済んだ。

予定ではこのあたりで夕食のつもりだったんだけど、思っていたより全然時間が早かったのでラッキーピエロはパスすることに。
というかラッキーピエロ江差入口店はすこぶる評判が悪く、ワンオペで混みあっていてハンバーグ一つ注文しても30分以上待たされる等々スタート地点で4人から行かないよう忠告され、まるで「エヴァにだけは乗らんでくださいよ!」と言われているシンジくんみたいな気持ちになったw

かといって乙部町にある他の良さげな飲食店は、Cafeキッチンのどかもギルドエンデバーも開店時間が一時間以上先なので如何ともし難い。
さらにPC5で待機していたスタッフさんから「ここのセコマはイートインありますよ」と甘い言葉をかけられて、しかも1個だけ残っていた明太子パスタからの誘惑に耐え切れず、あえなく夕飯はコンビニ飯となった。

フランスにも明太子パスタがあればいいのになあ。

そういえばここのレジで、袋入りのバナナを1本だけ売ってくれという人がいてちょっと面白かった。
どうせならシェアして買えばよかったかも。

PC6 セブン-イレブン 木古内町

リスタートした後は江差から上ノ国までずーっと南下。
この日は江差かもめ島まつりの日だとかで、19時からは花火の打ち上げがあったらしい。
とはいえ時間はまだまだ早く、屋台にちらほらとお客さんが入っているのが見えるくらい。

いや、まじめにロングライドを楽しむんだったら、大沼でもっとゆっくり優雅にランチを取って、乙部に17時過ぎについてディナー、それから花火を横目に南下するというのが正しいのだろうなあ。


でもちょっと後悔したのが上ノ国で、ここにあるラーメンめんぞうには「どばそば和家」「焼き肉神の国」が併設されていて、上ノ国名物のフルーツポークを使ったメニューなんかも提供しているらしい。
これを知ってたらセコマで食べなかったなあ。
いつも上ノ国に来るときは道の駅もんじゅにしか寄っていないのでノーマークだったぜ。

でもまあ、無駄に速く走ってきたことにはメリットもあって、ここから木古内までの山間部を日のあるうちに通り抜けられたのが良かった。
街頭もない真っ暗な道をダウンヒルするのは怖いからねえ。


そんな感じで最終PCに到着。

日中はかなり暖かかったけれど、日が落ちたとたんにかなり寒そうな予感がしてきたのでレッグウォーマーを取り付けたり、ジャージに長袖を取り付けたりした。

今回着てきたジャージはカステリのカステリのPERFETTO RoS CONVERTIBLEで、袖が脱着可能なので3シーズン対応できるという売り文句に惹かれてPBP用に買ってみたもの。

半そでジャージにアームウォーマーでも良さげなものだけど、ジャージ自体の防風性がかなりに高く、寒さとはまったく無縁になったので良かった。
インナーにミレーのメッシュを着るか、モンベルのジオラインを着るかで対応できる温度の幅はかなり広まりそう。

GOAL 元町公園前

あとはゴールまでまったり帰るだけ、なんだけど、当別のあたりで道路の穴ぼこを踏み抜いてしまって後輪からプシューという嫌な音が。

木古内北斗市間でパンクするのは去年の函館200以来2回目。

実は今回からチューブを今はやりのTPUチューブに替えていたので、その耐久テストという意味合いもあったんだけど、前にもパンクしている場所なのでこれ1回では甲乙つけがたいなあ。

などと思いながら修理をして、ゆっくりめに進んでいると今度は北斗市のトライアル前で2度目のパンク。

やはりサイクラミのTPUチューブはちょっと弱いのかもしれない。

でも乗り心地と走りやすさは確かに向上しているし、体積が小さいのも気に入っているので、国内メーカーから出ているものも試してみることにしよう。

パンク修理はめんどくさいけど、今回はちょっと頑張り気味だったので地面に座って作業するのはむしろありがたく感じてしまった。
あと、新しく取り付けたGP5000がかなり柔らかく、タイヤを簡単にハメハメできたのは不幸中の幸いだった。


そんな感じでゴール。

2回のパンクというトラブルもありつつ、目標の15時間を切ってゴールできたので良かった。

本番はだいたい100kmごとにPCがあるので、20km/hペースとして1200kmを60時間、各PCで1時間ずつロスして13時間、行きと帰りのランブイエで6時間ずつ休憩して12時間の、合計85時間を目標にしている。
そのせいで距離を20で割って「300㎞だから15時間か」「トカプチ400は3時スタートだから日が変わるまでに帰ってきたいな」などと言いがちになってしまうのは、PBP病なので許してほしいw

ゴール地点ではピーターさんたちスタッフさんが待機していて恒例のおもてなしタイムも。
差し入れで持って行ったガラナは順調に消費されていて良かったけれど、暗くてラベルが見えないため誰も函館限定商品だとは誰も気づかなかったというw


パンク修理中に追い越されていた鉄夫さんとゆっくりさんが待機していてくれていたので、ラーメンを食べに行こうということになり、オススメされたラーメンバーALTへ。


関連ランキング:バー | 宝来町駅十字街駅青柳町駅

ここはこの前TONYさんが函館に来た時に連れて行こうと思っていたのが、定休日で食べられなかったのでちょうど良かった。
(と思っていたら帰宅後にTONYさんからDMが。心を読まれている!)

黒醤油ラーメンはたしか濃口醤油を使っているんだったかな。
真っ黒でインパクトがある見た目のわりに優しい味わいでした。


そんな感じで、勢いで走り抜けた函館300は終了。
新コース、せっかく風光明媚なところがたくさんあるのにただ走り続けてしまったのは心残りだったりしている。
8月までのブルベはトレーニングだから仕方がないにしても、ちょっとストイックすぎたなあ。

9月の函館400は制限時間いっぱい使ってのんびり楽しみたいものだ。