PikaCycling

Raleigh CRAとDAHON routeを買ったばかりのサイクリング初心者。ポタポタとポタリングを楽しもうと思っています。

DAHON routeにSPDペダルを装着

前回ラレーCR-Aに軽量SPDペダルのPD-ES600を取り付けたので、
pikacycling.hateblo.jp
あまった片面SPDのPD-EH500DAHON route号に取り付けることにした話の続編です。

ルートちゃんは初期のころから折りたたみ自転車用ペダルの定番、MKSのFD-7を取り付けていた。

ワンプッシュで折りたたみができて大変便利な製品ではあるのだけど、折りたたみ自転車に3年乗っていると大変な事実に気づいてしまった。
それは
「折りたたみ自転車、意外と折りたたまない」
ということ。

これは一軒家も外物置もある人限定の話かもしれないけど、そうでなくてもオンシーズンの晴れた日には毎日乗るよ、という場合は毎回折りたたむとかめんどうくさくてできない。
冬になって乗らなくなって、スキーを取り出すのに邪魔くさいなーと思ってからようやく畳むぐらい。
言ってみれば初代ガンダムGアーマーに変形するぐらいの頻度でしか畳まなくなってしまうのだった。

ということでFD-7は外してしまうことに。
PD-EH500とは違ってペダルレンチではなくアーレンキーで回すタイプだったので、外すときには特に気を使った。
やはり右側は結構固着していて、ラレーの時と同様につま先でペダルを、かかとで六角レンチを踏んで外すことになった。

早速PD-EH500を取り付けて近所まで買い物に出かけたんだけど、異次元ってぐらい走りが違う。

どうしてもフラットペダルだと「踏む」ペダリングになってしまうのですぐに足の筋肉が痛くなったものだった。
それがSPDになると「回す」ペダリングを自然に行うことができるので、自然と高回転になって負荷が少なくなった。

平日に通勤でDAHONを使って休みの日にラレーに乗ると、このペダリングの差にずっと違和感をおぼえていた。
最初のうちは「使う筋肉が違う方がトレーニングになる」とか思おうとしてたんだけど、月曜から金曜までずっと晴れてて5日連続とか乗っちゃうと変な癖がついてしまってダメだった。

SPDペダルのいいところは、引き足が使えるということよりも足の荷重を速やかに抜くことができ、さらに上死点からスムーズに力を加えてやれる点だ。
足とペダルが固定されているから力を抜いてもペダルから足が離れないし、それこそ円を描くようにクランクを回していける。
ビンディングあってこそのスポーツ自転車なのだなあ、と感心した。

あとやっぱりクローム社のSPDシューズはカッコいい。

クリートが床と鳴ることもないし見た目には本当に普通のスニーカーにしか見えないし、これがあってのDAHON routeビンディング化計画だった。

これからミニベロのペダルを買えようという人は、定番のFD-7より片面フラット片面SPDのPD-EH500がマジでオススメかもしれない。

折り畳み自転車を無理におりたたむ必要はないのではないか

DAHON routeを買って3年がたつけれど、そもそも折りたたみ自転車は折りたたむ必要がないのではないか、と思い始めてきた。

折りたためれば便利かというとどうも微妙なのだ。
けっきょくは容積は変わらないから幅が出るだけだし、輪行するならロードバイクの方が軽いし、旅先での機動力も段違いだ。

でもタイヤ径が小さいメリットというのは確かにあって、省スペースで場所を取らないし、駐輪場でも隙間に突っ込みやすい。
20インチもあれば路面の段差も平気だし、なによりタイヤが太いので街中を走る分にはロードバイクより楽だ。

だからロードバイクとミニベロを2台持つのは賢いと思うんだけど、折りたたみ機能がある分重くて構造的に弱くなってしまうことを考えれば、折りたためない純粋なミニベロを買った方が長い目で見たら得かもしれないとは思った。

「折りたためるからなんかあった時に得だ!」
とは思わない方がいいぞ、ということ。

特にDAHON Routeはお得すぎるスペックのせいで廃盤となってしまい、代わりにhitが廉価版として現れた。

でもこのHIT、Routeの7速より少ない6速だし、ホイールベースも短いしで、かなりしょんぼりするスペックだ。
それだったら10万円以内のクロスバイクなりMTBを買った方が、ロードバイクと2台持ちするのだったら幸せになれるような気がするなあ。