PikaCycling

Raleigh CRAとDAHON routeを買ったばかりのサイクリング初心者。ポタポタとポタリングを楽しもうと思っています。

せたなカレーライド

9月18日は函館400の開催日だったんだけど、台風と前線の影響で丸一日雨の予報となっていたので素直にDNSすることにした。
旭川の時みたいに遠征してたら頑張るんだけど、地元だとそこまでモチベが上がらない。
というか400kmの認定はその時に取っちゃってるしね。

函館300で一緒に走った地元のKさんには、この前に城岱スカイラインで会った時に「一緒に走りましょう!」とか言ってたのにほんとに申し訳ない、とは思うんだけど、やる気のないのに走っても危ないし。
あとでKさんから聞いたところによると当日は24時間中15時間くらい雨だったとのことで、やっぱり行かなくて正解だったかな~、と。

そんなわけで三連休の後半2日は大雨の予報で、最初の土曜日だけが晴れていたのであきらめて地元をサイクリングしてくることにした。
そうなると行き先は八雲しかない。

いつもの場所に車を止めて、ちょっと眠かったのでスマホで今日の昼に行こうと思っていた塩とんこつラーメン嶋を検索すると、まさかの臨時休業で万事休す。
乙部方面に行くのは翌週に取っておいて、この日は瀬棚へ向かうこととした。

雲石峠では余裕のPR更新。
やっぱりBBを掃除してプーリーも交換して新車のような走りがよみがえったのが大きい。
あとは前回交換した片面SPDペダルのPD-ES600、これが非常にいい。

両面SPDと比べて重量も軽いし、これはかなりいいんじゃなかろうか。


熊石に下りてくると、海沿いは南からの湿った風のせいでむわっと不当に暑い。
そのわりに温い風の隙間にはひんやりとした乾いた空気の層があったりして、台風の影響によるかりそめの夏なのだということを実感させられた。
熊石といえばいつもだったら寿司処かきたで海鮮丼としゃれこみたいところだったんだけど、開店時間の1時間前についてしまったのでスルーしてどんどんと北上。

9月だから当然だけど、夏の終わりの匂いがする海だった。


11時ころ、せたな町に入ってすぐのセコマで休憩。

このレモネードが結構美味い。
というかセコマはローカルドリンクが侮れなくて、今年は他にも滝上町産和ミントを使ったミントソーダが激うまだったなあ。
ホットシェフの大きいおにぎりはコンビニチェーンで一番美味いし、セコマはロングライドのお供に助かっている。

このあとはいつもの太田神社の前を通り、

SPDシューズじゃなきゃ登ってるのになー(棒」
と嘆いて走り去るという定番ネタ。

でもまあ、一人じゃあ登りたくない階段だ。

この日は湿度高めで曇天模様だったけれど、ときどき晴れ間が差してせたなブルーの海を堪能できてよかった。

ブルベで忍耐するのもたまには楽しいけれど、基本は楽しくゆるポタしていたいと思ってしまう。

途中に岩で囲まれた謎の入江があり、ここで海水浴したら楽しそうだなあ、と思った。

なんか養殖とかしてて漁師にどやされても嫌なのでスルー。

ここまで追い風で順調に漕いできたのだけど、微妙にふくらはぎの裏側が痛み出した。
いままでは膝が痛くなるのが常だったのだけど、この前シートポストを外した時にサドルを高くしすぎたせいか変な力がかかってしまっているようだ。
休憩中に低くしてみたけど一度痛めた筋肉はなかなか回復せず、むしろこのポジションで400kmブルベに出ていたら雨の中でDNFしていた公算が高かっただろうなあ、などと自分を慰めてみる。


本当は北檜山区についたら立象山ヒルクライムからの村上牧場でアイスをキメるつもりだったけれど、足は痛いし暑すぎてバテ気味だし、無理せず昼食をとることにした。

ここらへんだと温泉ホテルきたひやまの中にあるレストランまこまないが無難なんだけど、前にも行ったことがあるのでたまたま目についた「みつわ食堂」に入ってみることにした。
setanavi.jp

いかにも町の定食屋という雰囲気で店内は雑然としているけれどほぼ満席。
そんな中で老夫婦+おじいさんの3人で忙しく切り盛りしていた。
注文したのはせたな町イチオシのせたなカレー。

正直暑かったので冷やし中華とかにしたかったんだけど、推されているのを注文するのが無難だろうと思って選んだ。

ところがこれが大正解。
カレーの味は函館にある元祖小いけに近い、昔ながらの洋食風。
米も歯ごたえがあってルーと良くからんで普通に美味し。

もちろんホタテのフライはゴロゴロと大ぶりで食べでがあるし、普通にボリューミーだし、思わぬ大収穫祭だった。


あとは帰宅するだけなのでここから南下して「全サイクリスト道道793行け」でおなじみの道道793号旭台今金線に向かったら、なんと通行止め!

調べてみると8月16日から土砂崩れの恐れありで通れなくなっていたのだった。
そういえば電光掲示板にそんなこと書いてあったような気もしたけど、完全に無視してしまっていた。

仕方がないので迂回を試みる。
少し遠回りすると道道263号八雲今金線があるらしい。
始点の今金町まで戻るのは面倒だったため、地図上で不安になるくらい細い町道を通っていくと、未舗装路もなくなんなくショートカットに成功。
しかしこちらの道路は見通しも悪く風景も全然楽しめないただの坂道だったのは残念すぎた。

登り切ってしまえば残りの30㎞は下り基調で楽勝なんだけど、足は痛いし日暮れも迫っているのでちょっと焦った。
いちおうヘッドライトもテールライトもブルベ用のを1灯ずつ装着しているからナイトライドに不安があるわけじゃないけれど、特に用もないのに無暗に夜中走るのは遠慮しておきたい。

それでもなんとか日没前にスタート地点に戻ってくることができた。
この後はいつもの「和の湯」に行って、普段よりも長めに使って足の筋肉をよくもみほぐしておいた。
次のブルベには右足の調子を万全にしてから挑むことにしたい。