PikaCycling

Raleigh CRAとDAHON routeを買ったばかりのサイクリング初心者。ポタポタとポタリングを楽しもうと思っています。

片面SPDペダルPD-ES600を購入

ブログに書くのはロングライドの記事ばかりだからいつもラレーCR-Aしか登場しないけど、自転車通勤の時は折りたたみ自転車のDAHON routeを使っているので、日数的にはこいつの方がよく触れ合っている。

DAHON routeは5万円台ではあるけれど、しっかり走る折りたたみ自転車の中では最安値というコスパモデルで、基本的な作りはしっかりしているなーと日々思う。
ただ、ブルベとかを走って脚力がついてくると色々と物足りなさを感じてくるのも事実。

購入してすぐにスプロケDNP製のものに変えてギア比を高くしたんだけど、
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それでも7速を踏み切ってしまうので、できることならクランクとBBを変えたいと思っている。

が、主な用途がわずか10km未満の職場と家とを往復するだけのものに、そこまでやるのもどうかなあ……、と思うのが普通だよね。(いずれやるかもしれない)

だったらそもそもボスフリーのしょぼいホイールを捨てて451化するというのも良さそうだ。
DAHON routeの20インチには406と451という二つの規格があって、要はどちらもタイヤを履かせた時の直径は20インチ=50.8cmなんだけど、ホイールの直径がそれぞれ40.6cmと45.1cmとなっている。
最初は「なんでこんな複雑なんや」と思ってたけど、自動車のホイールと同じだと考えるとよくわかる。

自動車のタイヤはホイールハウスの大きさでサイズが決まってしまうけど、小さいホイールに厚いタイヤを履かせるのと、大きめのホイールに薄めのタイヤを履かせるのでは直径が同じくなるのでどちらでも入る。
違うのは何かというと走行性能で、厚いタイヤだと衝撃を吸収して柔らかく走れるけれど、タイヤが柔らかいせいでぐにゃっとなってコーナリング性能が低かったりする。
薄いタイヤは回転がダイレクトに路面に伝わるから走行性能は上がるけど、その分ゴツゴツとした走りになる。

自転車の406→451化でも同じようなことが起こるので、ガチで早く走りたいならともかく、悪路が続く通勤経路でこれ以上ガタガタされるのも嫌だし、パンク耐性も当然落ちるのでデメリットの方が多そうだ。


手軽にできそうなチューンナップを考えたところ、逆に快適性をアップするならSPDペダルを履かせるというのは大いにアリだと思った。
というのも通勤路では前述の通りでこぼこ道が続くので、ふとした拍子に足がペダルから外れてしまってずり落ちそうになることがままある。
ぐいぐい踏み込むためでもなくてもペダルと足が固定されている安心感というのは強くて、ロードバイクに乗りなれているせいもあって、DAHONに乗るとフラペが心もとなくて仕方ないのだった。

ちなみに通勤時は以前にクロームさんからいただいたスニーカー風SPDシューズを愛用しているのでビンディング化は問題なし。

底面がしっかりしているから普通のシューズとは比べ物にならないくらいしっかり踏み込めるし、ビンディングを付けたままで歩いていても床と金具がほとんど接触しないのでかなり気に入って使っている。
のだけど、せっかくクリートがあるんだから活用しないのももったいない。

そこで思いついたのが、いまラレーCR-Aにつけている片面フラットのSPDペダル、PD-EH500DAHON routeに移植してしまおうという作戦。

片面フラットなら普通の靴でも乗れるし、折りたたみ自転車の利便性は損なわない。
逆にラレーはもはや普通の靴で乗ることがないので、これを機に軽量SPDペダルのPD-ES600を取り付けることにした。

こいつは片面SPDのため機構が小さく、なんとレーサー用のSPD-SLペダルよりも軽いというシロモノ。
ブルベでも普段のポタリングでもかなり歩く方なのでSPD-SLにする気はさらさらないけれど、いまよりも100gも軽くなるとういうのは大変魅力だ。

世界的自転車パーツ不足の波がこんなところにも

そう考えて早速通販でお取り寄せしようと思ったのだけど、まさかSPDペダルでさえも大変な品不足により、ありとあらゆるサイトで品切れ続出。
唯一注文できたきゅうべえでさえ、半年後の3月下旬に入荷予定というからヤバい。
いつも行きつけのショップに聞いても同様で、3月から4月に入れば儲けもの、ぐらいの状況だった。

まあ、急ぐものでもないし来シーズンから取り付けられればいいかな~、と思いつつ、一縷の望みをかけて市内のあまり流行っていない方の(失礼)シップに寄って聞いてみると、
「ありますよー」
と普通に在庫が出てきたからびっくりした。

さらには
「いっこまえのモデルもありますけどどっちにします?」
と言いながら廃版のPD-A600まで出してきたのでまいった。
当然ながら新しい方のPD-ES600をありがたく買わせていただいた。

右ペダルが外れず泣いた

家に帰って早速ラレーのペダルを外しに取り掛かった。
が、右側のペダルだけがどうしても外れない。
ゴムハンマーでレンチをたたいてもどうしようもないので、シートポストの時と同様ラスペネを吹いて一晩放置。

つま先をペダルに、踵をレンチに乗せて体重をかけて踏み込んでやると外しやすいというやり方を知ったので翌朝に再チャレンジ。
ものの見事にレンチがぐるんと回ってくれたんだけど、バランスを崩して額を棚にぶつけてしまった。
最初から壁に手をついてから試した方が良かったかもね。
というか自転車のパーツは力がかかって固着しやすいので、半年に一度はバラせるだけばらした方が無難なのだろう。

PD-EH500と比べると二回りぐらい小さい。

重量はPD-EH500がペアで383gだったものが、PD-ES600は279gと100グラム近く軽量化となる。
10kgのロードバイクの100gなんてたかだか1%の違いだけど、常に回転している部分だから効果は大きいはず。
自動車でいうフライホイールの軽量化と同様に、ケイデンスを上げたり下げたりする際の負荷が少なくなりそうだ。

実際問題、履き替えた結果自分でもびっくりするぐらいスイスイと走れるようになった。
この前札幌へ走りに行った時も、なんか普通にトップ10入りしてて笑ってしまった。

これが、機材ドーピングというやつか……?
いやそんなことはない。
地元じゃあ下から二番目に遅いゆるポタおじさんを自称している我輩だぞ……?

まあ海岸線は真っ平らだからまぐれ当たりというのもありそうだけど、坂道だったらどうかな、と思ったらこう。


やっぱりトップ10に入っているので、確かにペダルを変えたおかげで速くなったみたいだ。

足回りがめちゃくちゃ軽く感じられるけれど、調子に乗って回しすぎるとふくらはぎが死ぬ。
なので普段よりかは1段重いギアにしてしっかりと踏みつけるように回すと巡航速度が上がった感じがした。
それでいて200km走っても、もう一周できそうなくらいには元気だったので、ペダル交換はかなり効果があったっぽい。

片面SPDペダルは装着しにくい?

一般的なSPDペダルは両面SPDタイプで、裏表がなくどちらからでも足を押し付けてやればハマるようになっている。
今回買ったPD-ES600は片面タイプで裏表があるので、装着時に正しい向きにしてやる必要がある。
そこのところが面倒で両面を選ぶ人の方が多いと思うんだけど、自分の場合はそんなに違和感がなかった。

こうやって指で押さえていないと自然にとんがってる方(前側)が上を向くバランスになっている。

だから大体の場合は左足で探ってやれば一発ではめられる。

多少迷う時もあるけど、レーサーと違ってゼロから猛スピードで走り出すわけじゃないから、その分のタイムロスは気にならないかな。

というわけで、最初はDAHONのことを考えていたはずなのに、いつの間にかラレーの方をバージョンアップする方に熱心になってしまっていた。
ま、2台とも良くなるのでコスパは良いはずだろうw
DAHONSPDをつけた感想については、また来週にでも。