実走2週目もなんとか晴れてくれた。
サイクリングシーズンともなると、週末が近づくと天気予報ばかり気にするようになる。
そんな感覚も忘れてしまって久しかった。
先週は恵山まで行ってあまりの寒さに引き返したけれど、少し暖かくなってきたので今回は、亀田半島をぐるっと一周してみることにした。
旧函館市内を出て南茅部までをつなぐトラピスト線をぐーっと上っていく。
ここは軽い峠になっているので積雪が心配だったけど(自動車の方はまだスタッドレスを履いている)、無事に溶けていて普通に走ることができた。
去年の11月にはここでパンクしているので、下りは特に慎重にそろりそろりと走って南茅部に。
途中のセイコーマートでおにぎりを買おうと思って、ポケットに入れていたマスクをどこかで落としたことに気づいた。
さすがにこのご時世、マスクレスでの入店は憚られるので、ネックウォーマーをぐいっと引き上げて鼻まで隠してしまうことで事なきを得た。
気温は10度未満なので寒いことは寒いが、まあなんとか走れる感じ。
南茅部は西側に山を背負っているので、日陰のところにはこんなに雪が残っていたり。
はるか頭上にある滝の落ちてくるところがちょうど太陽と被ってなかなかいい感じ。
獅子鼻岬のところにある「聖夜の滝」かと思われるのだけど、周囲には空き缶やらペットボトルやら吸い殻やらが散乱していてちょっとひどいねこれは。
いつもなら椴法華で灯台を見たり温泉に足を漬けたりするのだけど、やはりちょっと寒いので先を急いだ。
今回のお目当ては恵山の道の駅に隣接する食堂「菜の花」。
ここの海老味噌ラーメンが美味しいらしいと聞いてきた。
ところがメニュー表を見ると悩ましい。
ラーメンが950円と強気な値段なのに対して、お刺身定食が1,200円。
+250円で刺身がつくなら、とついつい浮気をしてしまった。
そして出てきた定食がこちら。
思わず二度見してしまったのだが、刺身のラインナップが甘えび、ツブ貝、タコと、魚系が一切入っていないのだ。
まるで四番打者が欠けたようなクリーンアップにがっかりするも、正直に地元産の海鮮を並べるとこうなるのかもしれない、と思い直した。
春先に来るのは時期が悪い。
逆に例の海老味噌ラーメンは、甘エビからとった出汁をふんだんに使うため今の時期限定だそうで、食べるのならば絶対そっちだったようだ。
来年来た時には絶対食べよう。
前回は昼ご飯を食べている間に体が冷えてしまってえらい目にあってしまったが、今回は秘密兵器を持ってきたので大丈夫だった。
その名も、
替えのインナー!!!
注文してからトイレに入ってインナーを着替えることで、汗とおさらばするというライフハック!
というか、自転車に乗りなれている時期だったら普通にそうしてたよね……。
4か月もブランクがあると忘れがちなので、来年のためにここに書いておくことにした。
着替えて気分も一新したことで、ご飯を食べた後は快調に家路を急ぐ。
途中で、ちょっと珍しい馬の飛び出し注意の看板を見つけた。
ここら辺は馬を飼っている家も多いし、逃げ出して野生化した馬もいるので鹿と並んで注意が必要なのだった。
そんな感じで2回目のライドはサクッと終了。
3月末の北海道はまだまだ寒く、100kmも走ってないのに疲労度が厳しい。
来週から4月になるので北上してみたいけど、南茅部からちらっと見えた駒ケ岳はまだ真っ白だったんだよなあ。
さすがに下道は溶けていると思うけれども。