PikaCycling

Raleigh CRAとDAHON routeを買ったばかりのサイクリング初心者。ポタポタとポタリングを楽しもうと思っています。

寿都しらす丼ライド

北海道はマラソン大会を優先したばっかりに感染対策が疎かになって特に札幌方面の感染者がヤバいことになっていた。
本来なら5月中旬からブルベがどしどし始まる予定だったんだけど、札幌発着のものは軒並み延期の憂き目に。

ともあれ、北海道のガイドラインにも外出自粛といえども「屋外での運動や散歩など、生活や健康の維持のために必要なものを除き、外出を控えてください。」と書いてあるので、一人で走るサイクリングに関してはあまり関係がないようだ。
f:id:PikaCycling:20210523212007p:plain

まあ、もっとやばくなってきたら最近流行っている無補給ライドにも挑戦してみようとは思うけれど、この時はまだ発出前だったからそこまでしなくても大丈夫っぽい。

というわけで向かったのが黒松内町
ここから寿都を目指してこの時期だけしか食べられない幻の生しらす丼を食べ、最後にニセコパノラマラインを通って帰ってこようというのが今回の趣旨である。

車を降りると、さすがに5月も中旬となると曇りでも暖かい。
下半身は冬用のアウターはやめてパールイズミの7分丈のを履いてきてちょうどよかった。
上半身はまだ長袖+インナーでも充分かな。

黒松内から道道9号を通ってまっすぐ寿都を目指しても良かったんだけど、それだと走る距離が短いので道道523号美川黒松内線を選んだ。
ここは車通りも少ない適度な峠道で、去年の秋に通って楽しかったので再訪。
pikacycling.hateblo.jp

しかしこの日は思った以上に車の通行量が多い。
前回はせいぜい5、6台としかすれ違わなかったのになんでだろうといぶかしがっていると、どうやら笹竹のシーズンらしい。
f:id:PikaCycling:20210523212222p:plain
「竹の子採りで死亡6人」としか書かれていないと死因が気になる。
滑落したのか遭難したのかヒグマに頭からバリバリやられたのか、それとも野生化したササダケに体中串刺しにされてしまったのだろうか。

やはりこのスノーシェルターは何度通っても楽しい。
f:id:PikaCycling:20210523212241p:plain
トンネルに比べて自然光が差し込んでいて明るいし、なんだかちょっとSF感があるのもいい。

そしてこの峠はここから先の下りが至高。
斜面は適度になだらかでカーブの少なく、見通しはいいし風景も楽しめるでとても楽しい。

このあとは日本海追分ソーランラインをなんなんと北上して弁慶岬へ。
f:id:PikaCycling:20210523212758p:plain
源頼朝に破れた義経と弁慶は北海道まで逃れ来て、義経はここからモンゴルに渡ってチンギス・ハーンになったんだっけ。
それきっかけで北海道名物がジンギスカンになったとかならないとか。

ここで灯台カードをゲット!
f:id:PikaCycling:20210523212838p:plain
恵山灯台以降とんと見ていなかったので存在自体忘れるところだったけど、扉に貼られた青い貼り紙を見て思い出した。

ここで最近発売された文明堂のV!カステラを食す。
www.bunmeido.co.jp

味は普通にカステラで、砂糖分多めでしっとりと固めてあってボロボロこぼれない工夫がしてある。
f:id:PikaCycling:20210523212934p:plain
その分包装の内側がベタベタしていて手にくっつきやすいのと、中に入っている乾燥剤が邪魔。
賞味期限も短いから保存食にもならないし、1本200円と結構高いので気軽に食べるわけにもいかない。

ライド中に食べるならやはりスポーツようかんに一日の長があるね。

井村屋 スポーツようかん あずき 40g×10個

井村屋 スポーツようかん あずき 40g×10個

  • 発売日: 2017/09/01
  • メディア: 食品&飲料


さらにみゃくみゃくと漕ぎ続けて寿都市街に到着。
f:id:PikaCycling:20210523212408p:plain
ここにも浜直市場があるんだけどこの先で食べるからスルー、のつもりが、謎の看板を見つけて足を止めてみた。
わかさいも、ならぬ、わかさ屋いもだと……?
hokkaidofan.com

思わず店に入って買ってみた。
写真を撮る前に食べてしまったのは残念だけど、味は完全にわかさいものそれ。
店名が「わかさ屋」だから完全に合法なのだろう。
個人的にはセット販売されていた「いも天」の方が好み。
ここには映像には乗せることができないヤバいぶつも置いてあるとのことなので、近くを通る機会があったら是非立ち寄ってほしい。

そんな感じで走り出したのだが、この日も海岸線は風が強く、しらす会館までの15kmがやたらと遠く感じた。
風力発電が調子よく回っている日は向かい風が厳しい。
f:id:PikaCycling:20210523213214p:plain
途中にあった牡蠣小屋の誘惑にも負けず(ここは夏に行く)、どうにかしらす会館に到着。
しらすが水揚げになった日は黄色いのぼりが立っているそうだけど、ここまで来てアウトだったら辛いのでフェイスブックを見てくるといいと思う。
f:id:PikaCycling:20210523213232p:plain
というわけで生しらす丼がドーン!
f:id:PikaCycling:20210523213257p:plain
いやこれはマジでうまいね。
実は以前寿都の道の駅で食べたことがあるんだけど、卵の白身みたいな感触と魚の生臭さが交わったような何とも不思議な食べ物だな、という印象があった。
ところが今日の朝に水揚げされたばかりのシラスは鮮度が違うだけあって全然別物。
何味と表現すればいいかはよくわからないけれど、生姜醤油をかけたり卵の黄身と和えたりごま油を混ぜたりするとやたらと美味い。
それら調味料の旨さを爆発的に引き上げる、というのかな。
とにかく、あっという間にぺろりと平らげてしまった。
これはジャンボ丼があるというのも納得。

誤算だったのは、生しらす丼だけじゃなくて全ての丼ものがセットになるのを知らなかったこと。
テーブルの上に雑誌の切り抜きみたいなのがパウチされていて、「生しらす丼セットは蒸し牡蠣と岩のりの味噌汁がついてくる!」と書かれていたのでてっきり生しらす丼だけがセット対象だと思い込んでしまった。
何丼でも良かったのならハーフ&ハーフ丼にして釜揚げしらすを味わってみるというのがベストだったんだけど、これはまた来年の楽しみにしよう。

ご飯を食べた後は岩内町まで淡々と北上。
ここではコンビニ休憩とし、スポーツドリンクと氷を購入。
どうせでかいサドルバッグをつけているんだからと、今回はツールボトルをサドルバッグに突っ込んで、水とスポドリのWボトル体制とした。
レースならともかく、ロングライドのときは(特にこれからの季節は)このほうがいいかもしれない。
もともとクロモリロードだし、多少の重量増は気にならないのだった。

と、言っていられるのも平坦区間だけで、上りに入ると前言撤回したくなる。
それというのもここからが本日の山場、ニセコパノラマラインが始まるからだ。
f:id:PikaCycling:20210523213345p:plain
ウェイトがある分遅いのは仕方がないので、とにかく着実に登らざることだけを念頭にペダルを回すしか無い。
膝を傷めないように尻と太股の筋肉に意識を集中してペダルを回す動きに専念。
疲れてきたらギアを2段上げて「休む立ちこぎ」を加えることで、遅いは遅いけれど確実に登れるようになった。
大事なのは、途中で自分より3倍くらい早いローディに追い越されても闘志を燃やさないことw

幸いなことにニセコからの眺望は抜群で、登っている最中に飽きることがなかった。
標高が上がるにつれて山肌は雪に覆われて、あたかも冬山のごとく。
f:id:PikaCycling:20210523213426p:plain
北海道に渋峠はないけれど、ニセコしか勝たん、という感じだった。
とにかくカーブを曲がるごとに絶景で、「ここで写真を撮ろうか、いや、次はもっといいポイントかも」と悩んでいるうちに登りきってしまった。

まだこの時期は新見温泉へ抜ける道は未開通。
f:id:PikaCycling:20210523213408p:plain
5月中旬でまだ雪が残っているわけがないだろうと甘く見ていたんだけど、ゲートの向こうは完全に冷凍していた。
そーゆー状況なので神仙沼レストハウスはまだ冬季閉鎖中で、売店どころかトイレも使えない状態だった。
冬山ハイカーの人の車はたくさんあったけど、そーゆー人はやっぱり野糞するのかな。

とりあえず山頂まで来たから一休みということで、くるみ餅を食べた。
ベストオブ補給食は天狗堂のくるみ餅じゃないかな、と常日頃から思っている。

天狗堂 くるみ餅 1本×12袋

天狗堂 くるみ餅 1本×12袋

  • メディア: 食品&飲料

携帯しやすい形状だし、オブラートに包まれているから手もベタベタせず、くるみの風味で甘すぎない。
V!カステラも悪くないけど、乾燥剤が邪魔だし、包装の内側が砂糖でベトベトしているのでゴミをジャージのポケットに入れておいたら中のものが軒並みベトベトに汚染されてしまったし。

一休みしてから待望の下り。
風が強いし寒いかと思っていたんだけど、下界からのぬるい空気が吹き上がってくるのでむしろ全然快適だった。
この時期のニセコはやばいね。
来年もまた来よう。
f:id:PikaCycling:20210523213454p:plain

しかし旅はまだ終わらない。
楽しさの後には苦しさも待っているということで、のこり60km走り続けなければならないのだった。
コースの終盤にニセコを持ってきたのは完全にミスなのだけど、生しらす丼を優先させるためだから仕方がない。
腹も減ってきてできたら途中でラーメンか何か食べたかったんだけど、ちょうどランチタイムが終わる15時過ぎだったためスポーツようかんで我慢。
ウマ娘じゃないけれど、スタミナは完全に尽きた状態で根性だけで走り続けてようやくゴール。
帰りの道のりは思った以上にアップダウンがあってなかなか厳しかった。

〆は黒松内町のブナの森温泉。
ここの食堂では黒松内町産のそば粉を使った蕎麦を出していたのでちょっと気になったんだけど、ラーメン食べたい欲が高まっていたので帰る途中にある八雲町の「麺屋むすび」まで足を伸ばした。
f:id:PikaCycling:20210523213913p:plain
鳥白湯ラーメンはスープが濃厚で美味い。
冷めてくると鳥の脂が表面で固まりだすので、ちゃんと真面目に作っているんだと思う。
チャーハンも旨味多めでしっとり系でこれまた満足。
もう山岡家には行かなくていいかな。
次回は魚介ラーメンを食べてみたい。

というわけで今回のRelive。

Relive '寿都しらす丼ライド'


緊急事態宣言が出る一歩手前でニセコライドに行くことができてよかった。
来週も晴れていたら、いまはやりの無立ち寄りライドに挑戦してみるかもしれない。

4,000円で買えるスマート体重計、Mi体組成計を購入

この前Mi band6を買ったので、同じくMi fitアプリと連携できるシャオミの体組成計も買ってみた。

スマートバンドと体重計が、両方合わせて10,000円くらいで買えるとは素敵すぎる。
これで健康体まっしぐらだぜ!

Mi体組成計の見た目は超シンプルで大変良い。
f:id:PikaCycling:20210612104537p:plain
無駄なボタンなどは一切なく、表面にはガラスの天板とステンレスのみ。
まるで初期のiPhoneみたいだ。

立てて保管すると誤差が出やすくなるとのことで、自分はクローゼットの中に入れている。
これだと毎朝と毎夕の、出勤前後に無理なく体重を測ることができる。
Mi fitアプリを立ち上げてから上に乗ると白い天板に数字が浮かび上がり、その後プログレスバーが伸び切ったら連携完了。
f:id:PikaCycling:20210612104624p:plain
体重の他に体脂肪率、筋肉量、骨の量や、水分量などなど図ってくれて大変高機能。

毎回怒られているのは水分量と内臓脂肪。
f:id:PikaCycling:20210612105040p:plain
脂肪は仕方ないにしても、水分量が足りなすぎるといつも言われるのは謎だ。

体脂肪率は注意信号。
f:id:PikaCycling:20210612105228p:plain
脂っぽいものは食べないようにしているんだけど、週末にラーメン食べるのがなあ。

タンパク質は優良らしい。
f:id:PikaCycling:20210612105159p:plain
朝晩とプロテインを飲んでいる成果が出てきたか。

データはそのままiPhoneのヘルスケアにもデータが連携されるので、体重の推移を振り返り見るのにもちょうどいい。

とにかくデザインがいい

性能は期待通りなので問題ないんだけど、見た目がいいのが特に気に入っている。
天板の色は翡翠をイメージして半透明の白にしたらしいけれど、3,960円という値段とは思えない質感なんだよね。
Mi bandも黙ってiPhoneと並べると「Apple製品かな?」と思わされる存在感があるし、小米のデザインはかなりいい線いってると思う。

余談

ちなみに、スマートウォッチをずっとGARMINで探していたところをシャオミーにしたのは、この体組成計と一体的一元的に管理できるというのもあるけど、こんな記事を読んだのも一因だったり。
mobile.srad.jp

アメリカと中国企業はいろいろと揉めていて、ファーウェイとは関係修復が厳しそうではある(なにせ社名が華為、中華の為、だしね)けれど、小米は許された感がある。
そーゆー点もあって、ファーウェイバンドは選択肢に入っておらず、Mi bandならいいかな、と感じた。

まあ、中国共産党にデータを抜かれる恐れも無きにもあらずだけれど、自分の体重の推移が日本の驚異になることはあるまいし、iPhoneならアプリ経由で個人情報が漏れ出すおそれも少ないしね。
データ流出といえば最近では国内企業のほうがお漏らしがすぎる気もするし、気にしすぎても仕方がないと諦めるほかないだろう。
個人的にはオムロンの、ドコモが健康サービスを終了するからいままでの記録が全部消えますみたいな対応をされる方がキツイ。
it.srad.jp

その点ではMifitアプリは即座にiPhoneのヘルスケアに連動してくれるので心強い。
まあ、サービス終了で文鎮になる危険性があるのはどの会社も同じだけれども、体組成計とスマートバンドふたつあわせて1万円で済むので、諦めきれるレベルではある。

ちなみにフィットネストラッカーいえばFitbitも有名だけど、これは以前愛用していたPebbleを乗っ取って商品自体をぶっ潰した過去があるので二度と許さないのだった。
www.gizmodo.jp

ロードバイクのチェーン交換に挑戦

この前タイヤとブレーキを交換してやれやれと思っていたのだが、どうやらチェーンも交換しないとダメらしい。

あいつらはゴムだからわかるけど、金属のお前も消耗品なのかよ……。
メーカー推奨は3,000kmらしいけれど、そうはいってもみんな2年とか3年で交換してんでしょ、と思ったのでアンケートを取ってみた。


すると、大多数がチェーンチェッカーで測って伸びていたら交換という優等生的な答え。
まじかよ。ロードバイク乗りは真面目か!

しかし、チェーンが伸びたまま使ってしまうとギアの歯を削ってしまってかえって高上がりになるらしいので、理にはかなっている。
まあ、毎年交換するものなら工具買って自分で作業するのもやぶさかだなあ、と思って、とりあえずショップに行ってチェーンチェッカーだけ買ってみることにした。

これをチェーンにはめてみて、浮いてくるようなセーフで、すっぽり収まるようだと交換時期ということらしい。
ということで測ってみると、
f:id:PikaCycling:20210523202220p:plain
完全にアウト\(^o^)/

どっちのチェーンを買うか

SORAの9速用のチェーンを探してみたら、HG53とHG93という2種類が出てきた。

銀ピカで型番も上のHG93の方がグレードが高い気がする。
ところがよくよく調べていくと、この2つの違いは「色だけ」らしい。
sekisaicling.com
表面処理の仕方がグレーなのかシルバーなのかの違いしかなく、性能は全く一緒なのだとか。

なーんだ、というわけでHG93を購入。
f:id:PikaCycling:20210523202240p:plain
実売価格が200円くらいしか違わないので、とりあえず高い方を買ってみた。

それともう一つ必要な工具はチェーンカッター。

ショップに頼むと2,000円くらい工賃を取られるので、これから毎年交換することを考えたら工具を買ったほうが安いね。

チェーン交換に挑戦

まずは下処理として、新品のチェーンに塗られているオイルを落とすところから始めるといいらしい。
f:id:PikaCycling:20210523202254p:plain
というわけで先の作業中に、袋の中にチェーンクリーナーを注入して放置しておく。

さていよいよチェーンカッターの出番。
f:id:PikaCycling:20210523202446p:plain
ねじねじすることで先端が押し出て、チェーンを接続しているピンを押し出すという単純な仕組み。
レビューを見ると「すぐ壊れた」というのがよく出てくるんだけど、カッターの先端とピンをぴったりと合わせなければ確かにすぐに折れそうだと思った。
手元をライトで照らしつつ、しっかりピンに押し当ててカット完了。

続いて新品のチェーンも同様にカットする。
本格的なやり方は面倒なので、古いチェーンと同じ長さで着れば問題がないはず。
f:id:PikaCycling:20210523202335p:plain
上が古い方なので、多分HG53の方だったんだなあ。
間違った長さで切ってしまうと2,000円がパーなので、一応リンク数を指折り数えた。

通すときに気をつけたいのは、経路を間違えないこと。
チェーンが外れないように鉄板が曲がっているので、この内側をちゃんと通すことを忘れないようにしたい(一度忘れた)。
f:id:PikaCycling:20210523202406p:plain
通した後でチェーンチェッカーの反対側を使ってチェーンを繋いでみて、前後に動かしてスムーズに動くようであればOK。
間違った経路のまま繋いでしまうと再び2,000円がパーになってしまう危機が訪れてしまう。
手順自体は簡単だけど、つくづく罠が多い。
一回ミスすると最初からショップに頼んだ方が早かったという結果になってしまうので、自分でやらないというのも一つの手かもしれない。

しかし今回は大きなミスもなく作業完了。
一応の注意点としては、チェーンを繋ぐ向きがあることと、9スピードよりも大きいチェーンの場合は裏表があること(自分のはSORAだから裏表は関係ない)。
f:id:PikaCycling:20210617142913p:plain
https://si.shimano.com/pdfs/dm/DM-GN0001-20-JPN.pdf
ネットの記事を参考にする前に、みんな大好きシマノのディーラーマニュアルを一読しよう!

チェーンを交換して試しに外を走ってみたら、初めてラレーCR-Aに乗った時のようなスムーズな乗り心地に感動してしまった。
このフィーリングを覚えておいて、乗り味が悪くなってきたらこまめにチェックする習慣をつけようと思う。

新しい旅のスタイルでイマジン ホテル&リゾート函館

ブルベの疲れは温泉で癒すのに限るということで、(あえて)連休が明けてから市内のイマジンホテルに泊まってきた。
imaginehakodate.jp
北海道の事業である「新しい旅のスタイル」と、函館市の事業である「はこだて割」の組み合わせで1泊2食付き6,000円台という破格の値段になっていたのだった。
この時期に観光もどうかと思うが市内の業者も困っているだろうし、市内で泊る分にはリスクも少ないだろうし。
前日になってホテルから「お客さんが少なすぎるのでビュッフェは中止です」との連絡があったけれど、むしろそのくらいのほうが好都合だったりする。

部屋は広くてきれい

イマジンホテルは最近リニューアルしたばかりなので内装外装ともにとてもきれいになっていた。
和洋室の部屋は無駄に広々としていて、そしてシーサイドビューが見事。
f:id:PikaCycling:20210523201443p:plain
ただ、宿泊棟が3つもあって温泉へのアクセスが結構めんどい(エレベータの乗り換えが必要)。
多分インバウンドとか修学旅行生とかの、大量発生的観光客をさばくのに徹底したホテルなのだろう。
最近泊まった渚亭やらセンチュリーマリーナとは格がだいぶ違う。
お土産屋さんも小学生や中学生のころの修学旅行を彷彿とさせるようなレトロで安っぽいものが並んでいて笑ってしまった。

屋上露天風呂が素晴らしい

海岸沿いに建っているだけあって、8階にある屋上露天風呂からの眺めは圧巻だった。
男女の風呂は日替わりなんだけど、特に空港側だと滑走路と目線が同じくらいなので、飛行機の離発着の様子を湯船から見られるので大変良い。
泉質はほぼほぼ海水という感じで、無色透明だけど塩分濃度が濃く、浸かりすぎていると疲れてしまう。
逆に1階の大浴場は大量の人数を捌くために無駄に広々としており、その代わりに水風呂もゆったりとしていて悪くなかった。
渚亭は客室の露天風呂こそ素晴らしいけれど、大浴場が古くて眺めもイマイチだったので、この点ではイマジンに軍配が上がるか。

足湯は結構良かったけれど、他に人がいないことが前提なので、これもコロナ禍の今だから満喫できたと言える。
f:id:PikaCycling:20210523201517p:plain

夕食は美味しい

夕食は和洋食+ちょっとだけビュッフェというスタイル。
f:id:PikaCycling:20210523201547p:plain
ビュッフェはサーロイン(という名の牛の薄切り肉を焼いたもの)と、ズワイガニ。あとはエビマヨ、舞茸の天ぷらくらいだったかな。
f:id:PikaCycling:20210523201736p:plain
悪くないけど、天ぷらはもうちょっと種類があっても良かった気がする。
カニなんてホテルのバイキングでしかよう食わんので捗るし、足先の細いところは食べなくても怒られないから良い。
あと、ホテルのバイキング以外でカニ酢を見ない気がする。
実家で毛蟹茹でて食べるときはそんなの使わなかったしなあ。

和洋食はバリエが多く、予想以上に美味しかった。
とにかくホテル食では温かい料理が大事なので、すき焼きのほかにカニ汁が飲み放題なのは助かった。
温泉入った後に広々とした食堂に通されると湯冷めしかねないので。
お酒の種類もいろいろあって、ニッカのフリージングハイボールが飲めたのは良かった。
www.nikka.com
ウィスキーを冷凍させたら家でも飲めるのかな。

朝食はまあまあ

一方で朝食は普通だったかな。
例えば和定食があって、それぞれの料理をバラバラに分散させただけ、という感じなので、ビュフェである必然性が薄い。
f:id:PikaCycling:20210523201606p:plain
あれもこれもあって何を食べるか迷っちゃうな、という感じじゃないのなら、素直に和か洋の定食を選ばせたほうが早い気がする。
でもまあ、カニあんかけお粥とイクラ丼は悪くなかった。
暖かい湯豆腐がついてくる気遣いも良かった。

6,000円なら

そんな感じで、フルプライスだと厳しいけれど割引されているなら十分、という感じのホテルだった。
コロナ禍のまっただなかだから空いていて(露天風呂は貸切状態だった)快適だったけれど、コロナが開けたらアジア人やら修学旅行生やらでごった返しているからね。

帰宅後はサイクリングへ

チェックアウトは10時だったので午前中のうちに帰宅してしまい、ちょうど晴れていたのでダムまで花見にでかけた。
f:id:PikaCycling:20210523201311p:plain
標高が高いところでは5月中旬くらいまで花見が楽しめるのが北海道の良いところだ。

Mi Band6でサイクリングを記録してみた

Mi Band6を購入して2週間たち、「こいつ意外と使えるぞ」という感想で固まってきた。

pikacycling.hateblo.jp

常時つけていても気にならないデザイン&重さに、心拍数に血中酸素濃度に睡眠スコアと、機能には過不足なし。
なんや高いスマートウォッチなんぞ買わんでも、一万円未満で十分やん、という気持ちになった。

しかしそんなことを言われて黙っちゃいられないのが本格派フィットネスウォッチ勢だろう。
でもまあ、高いGARMINであっても、胸につけるタイプの心拍数計に比べたら精度がイマイチだという話も聞いていた。
腕時計だと揺れるし密着しないし、どんなに高いセンサーを積んでも限界があるらしい。

というわけで、早速ニセコに走りに行ってきた。
(ライド記録は多分来月くらいに公開)

ちなみに時計側にはGPSを積んでいないので、母艦の位置情報を使うことになる。
f:id:PikaCycling:20210607204018p:plain
この状態だとポジショニングできていないので、Mi Fitアプリを開いてGPSを同期させる必要がある。


まず、MiBandで取った記録がこちら。
f:id:PikaCycling:20210610213011p:plain
獲得距離という謎の数値が気になる。

そしてこちらがeTrexとXOSSのハートレートモニターで取った記録。
f:id:PikaCycling:20210610213149p:plain
カロリーと獲得標高が全然違うところにびっくり。
Mi bandにはGPSが搭載されていないのでiPhone側のデータだと思うんだけど、これだけ差が出るのは何かおかしい。
RWGPSでは獲得標高1,597mなので、どう考えてもeTrex側のが正しそうだ。

Twitterで教えてもらったところによると、eTrexのデータもStravaにアップロードしてしまうと、Stravaの地図が持っている標高に置き換わってしまうらしい。
f:id:PikaCycling:20210611203856p:plain
Garmin Basecampだと1,637mだったので、どちらにしてもMi Fitアプリ側がおかしいことに変わりはないようだ。

地図もよくみると、エコーラインを降ったところから真っ直ぐな直線になっていて、昼ごはんを食べるために立ち寄った店が無かったことにされている。

標高を比べてみるととんでもないことが分かった。
f:id:PikaCycling:20210610213552p:plain
f:id:PikaCycling:20210610213622p:plain
Mi bandの記録では、山の上で標高が上がらずフラットになってしまっている。
Strava記録の最初の800mは峠を越えたところで、そこから少し行って戻ってきたのでこういう猫の耳みたいな形になるのが正解。
多分きっとどこかでアプリが落ちて、記録が中断してしまったのだろう。

気になる心拍数はこんな感じ。
f:id:PikaCycling:20210610214134p:plain
f:id:PikaCycling:20210610214159p:plain
上がり下がりの傾向は似ていなくもないけれど、ハートレートモニターの方は上り坂で心拍数が上がっているのを正確に記録できている。
ハートレートモニター自身もXOSSの3,580円の安いのを使っているので、どちらも正しくない可能性はあるのだがw

腕時計型だと心拍数を血流の色の違いで判断するらしいので、体温とか、上がった心拍が下がり切るまでにタイムラグがあったりで誤差が大きく出る気がする。


そんな感じで予想通り、ライドの記録をきちっと取りたいのならばGPSナビ+ハートレートモニターの組み合わせが鉄板だと分かった。
逆にこうやって数値をきちんと見てみると、XOSSの安物でも上り坂でパワーを出すときに心拍数が上がっているのをしっかり補足していて偉いと思った。
やはり腕時計型の心拍数計では、ある程度の目安にしかならないのだろう。

しかしGPSの誤差については謎が大きい。
ハンドルの上の衛星を受信しやすい状態のeTrexと、ジャージのポケットに突っ込んでいるiPhoneとでは差が出るとは思うけれど、ちょっとこの差はひどいね。

スマホは音楽を聴いたりTwitterをしたりでバックグラウンドのアプリが勝手に落ちてしまうことがままあるので、長時間のライドの記録を取りたいのならば、やはり専用機を買った方が無難だろう。

にしても、スタート地点に戻ってきたのに高度にずれがあるのもおかしい。
iPhoneのせいなのかアプリのせいなのか判然としないので、他のアプリとも比べてみるのが一番いいかもしれない。


結論としては、やはりライドの記録をきちっと取るならGPSナビ+乳バンドの組み合わせがいいようだ。
フィットネストラッカーとしての性能はまあまあかな。

というわけで来週は、こいつの相棒であるところのMi体組成計についてのレビューを書いてみようと思う。

グラベルキング装着&ブレーキ交換

ブルベのあとの週末はあいにく朝が雨の予報で、遠出するには面倒くさい感じになりそうだった。
雨が上がってから城岱あたりを走ってきても良かったんだけど、こういう日でないとできないことをしようと思い、ついに重い腰を上げることになった。

タイヤをグラベルキングに交換

タイヤの交換目安は3,000km~5,000kmと言われているけれど、昨シーズンで約6,000km(バーチャル含む)走っているので、交換しても良い頃合いである。
で、新しく買ったのがパナレーサーグラベルキング28C。

耐パンク性能が強く、悪路にも強いというので試してみることにした。

の、だが、本当は冬の間に交換するはずが、めんどくさくて春になってしまった。
なにせ、タイヤ交換はしんどいじゃないですか。
一度パンク修理で七転八倒したトラウマがあるのでなるべくやりたくなかったんだけど、いい加減に頑張るしか無いかな、と。
pikacycling.hateblo.jp

まあ、ブルベに出る前に交換して走行中にパンクしたら嫌じゃないですか。
コロナマンボウが発出されたおかげで札幌発着のブルベが軒並み延期になった件もあるので、函館200が終わったこのタイミングで交換するというのは、むしろベストなのであり、決して無精でやらなかったわけではないのだ(言い訳)。

タイヤ交換にチャレンジ

さて、タイヤを外していくのはさほど難しいことはない。
タイヤレバーを使ってパチンパチンと外していけばいい。

パンク修理のときは片側を外すだけで良かったけれど、タイヤ交換だと両方外さなきゃならないのがめんどい。
今回はついでにリムテープも交換。

テープと言うから粘着されているものと思っていたら、輪ゴムみたいに伸縮性のある輪を嵌めているだけだった。
「これは剥がすのがしんどいぞ」と覚悟しながらラジオペンチで引っ張ったらペロリンと剥けたので、そこをニッパーで切って取り除いてしまう。
f:id:PikaCycling:20210522161834p:plain

新しいリムテープは最初に使われていた緑の養生テープみたいなのと比べるとかなり高級っぽい感じがする。

で、新品のタイヤを取り付けるわけなんだけどこれが超大変だった。
というのも、タイヤは販売時、昆布みたいに薄く伸ばして陳列されているんだよね。
f:id:PikaCycling:20210522162043p:plain
なので真っ直ぐな形がついてしまっていて、リムに合わせてはめ込もうとすると反発してすぐに外れてしまう。
鼻歌を歌いながら嵌めていって、半分くらい来たところでふと見ると先にやった1/4くらいが外れてしまってまたやりなおし、みたいな。
さらにこれをチューブを入れたままやろうとすると頭が沸騰しちゃうので、とりあえずタイヤだけをリムに取り付けてしまうことにした。

タイヤを地面とは水平に、両手で抱え込むように持って抑えながらはめ込んでいって、ようやく勝手にブリンッ!とはずれない感じに固定できた。
その段階でタイヤレバーを使って片側をはめ込み、その反対側のビードを一旦外してチューブを収めていく。

で、最後の試練がビードをはめ込む作業。
グラベルキングはウルスポよりもはるかに頑丈なため、これがめちゃくちゃ大変だった。
「自転車の教科書」に書いてあったとおりのやり方でなんとかなったけど、これを読んでなかったらふて寝していたと思う。

前輪に1時間、後輪に30分くらいかけてようやく終了。

ブレーキをアルテグラに交換

続いての改造メニューはブレーキ交換。
f:id:PikaCycling:20210522162138p:plain
CR-AはSORAコンポなので当然ブレーキもSORAなんだけど、シューには互換性があるのでアルテグラ用のカートリッジを買っていた。
「シューだけアルテ」というのがSORAコンポの定番グレードアップだ。

もともとついていたブレーキを外してみると、かなり深い溝が入っていた。
ホイールのリムをよく見ると、どこかでぶつけたのか傷がついてアルミがめくれ上がっていたので、ついでにヤスリで削ってなめらかに。
f:id:PikaCycling:20210522162237p:plain
あとは六角レンチで止め直すだけなので、前後合わせて30分程度で終了。
これでSORAの一体式からカートリッジ式になったので、今後はブレーキパッドだけ交換すればいいので大変楽だ(しかも安い)。
最後にシューチューナーで斜めに角度をつけて締め上げれば完成!

テストラン

ならし運転がてらに近所を走ってみることにした。
朝は土砂降りだった空が完璧な青空になっていて多少腹立たしい。
さて、グラベルキングの乗り心地の方なんだけど、実際かなり良いと感じる。
単純に空気の量が2~3割アップしているので地面の凸凹から受ける衝撃をかなり和らげている。
それでいて走り出しに重いという感じはあまりない。
(もともと重い自転車だからだとは思うが)
これは相当ロングランが楽になりそうな手応えを感じた。

28Cにしてキャリパーに干渉しないか不安だったけど、普通に収まってくれてよかった。
今回は規定量MAXに近い7barまで入れたけれど、80%の5.6barくらいまで下げてみるとさらに乗り心地がいいらしい。
不精な自分は(それなら空気入れるの2週間に1回でいいな)とか思っちゃうんだけども。

ブレーキの方はといえば、強く握れば簡単にホイールがロックするようになったので、確かに制動力は高くなった。
が、ロックさせてもすぐに止まるわけでもなく、タイヤでズズズと滑ってしまうだけなのでロックすればいいというわけでは無いと思う。
でもまあ、下り坂のようなもっとホイールが早く回っているような極限状態だと、違いが出てくるのだと思う。
今回は下りを試さなかった、というか、走っている最中にブレーキが緩んでズレてきたため途中で増し締めしなおすことになった。
f:id:PikaCycling:20210522162434p:plain
やはりテストランは大事。
あまりにも天気がいいのでさらに足を伸ばして、空港近くの公園まで行ってみた。
するとタイミングよく飛行機が離陸するところで、Twitterの縦型サムネ化に合わせてちょうどいい写真が取れた。
f:id:PikaCycling:20210522162326p:plain
しばらくはこれを固定ツイートとしよう。

ほかに交換すべきもの

ブルベは走っている最中はしんどいけれど終わってみれば「次は何キロ走ろうかな」と考えるけども、タイヤとブレーキ交換もやってみれば普通にできたので良かった。
今シーズンのオフにはサブブレーキを取り外す予定で、それにはバーテープの交換も必要になる。
次のタイヤはサイドが茶色のものにして、バーテープやサドルも茶色で合わせてみるのも素敵かもしれない。
ということで一段落ついたのだけど、実は毎年交換すべき部品には、ほかにチェーンがあることに気づいてしまった。
チェーンのみならずカッターやらフッカーやら買い揃えなければならないものが色々出てきて嫌な感じではあるが、とりあえずチェーンチェッカーを買って伸び具合を調べてみないとな、とは思っている。

BRM504北海道200km函館

というわけでいよいよ今年度最初のブルべの日がやってきた。
前日には自転車を念入りに整備しておいた。
といっても洗車して、スプロケットを磨いてケーブルに注油して、タイヤに空気を入れておくくらい。
ライト類も充電を終えて机の上に並べて準備を完了させてから就寝した。

朝起きて2本のボトルにそれぞれ水とVAAMを詰めて準備完了。
自転車を車に積み込んでスタート地点である北斗市民プールかみんぐを目指した。
と、途中でツールボトルを忘れてきたことに気づいた。
ボトルを2本差すからと、自転車から取り外したままにしていたのだった。

どうする?

戻るか?

でもまあ、パンクしなかったらいらないし、と思ったけれど、パンクで修理キット持ってなくてDNFとかブルべ野郎にあるまじき失態だと思い直して引き返した。

家に帰ってみるとサドルバッグ自体も洗車したときに外してそのままだったことがわかり、戻ってきてよかったと胸をなでおろした。
自転車自体もすぐに走り出せるような状態にしておかないとだめだね。
朝はドタバタしているからいろいろ忘れてしまう。

そんなこんなでスタート地点へ。
前に走った弘前の時は権利放棄書を印刷して署名して持参するのがマストだったけれど、AJ北海道は出走リストに名前を書くだけでいいらしい。
権利放棄書を持ってきてないから走れないよ、と言われたらどうしようかと小一時間悩んだけれど杞憂だった。
ちなみにランドヌール札幌もHPを見てみたら、「出走リストに署名することで権利放棄書への記載とみなします」と明記されていたので北海道のローカルルールなのかもしれない。
f:id:PikaCycling:20210522154418p:plain
車検を終えると、密を避けてばらばらにスタートしろというので例のごとく先陣を切って走り出した。
基本的に、ブルベは前の方を走っていた方が安全な気がする。
自転車は車道と同じラインを走るから、自動車は自分を追い越すまでに30人くらいの自転車を追い越してくるわけだ。
だからドライバーも最初は
「うわーなんだかじてんしゃがいっぱいはしってるぞ」
と驚くけれど、慣れて行くうちに追い越ししやすくなってるだろう、という考えによる。
f:id:PikaCycling:20210522154354p:plain
今回は人数が多かったので特に逃げ戦法が功を奏した。
先に行ったからといっても鈍脚なのですぐに追いつかれる。
追いつかれたときにピュッと加速してそのグループの後ろについてみたところ、本当にもう涙が出るほど走るのが楽になって感動してしまった。
これがドラフティングの威力か!
特にこの日は天気晴朗なれども波高く、ソロで走っていたら相当苦労したと思う。
f:id:PikaCycling:20210522154641p:plain
PC1のローソン知内店までは2人組の男性陣に引っ張られ、そこでは秒速で買い物を済ませて(ゼリーのみ)再スタートした。
すると案の定すぐに追いついてくるグループがあったので、すかさずその後ろにつかせてもらった。
そちらは5、6人の大所帯だったのでグループライドにも慣れており、自分みたいなフリーライダーにも指差しで障害物を教えてくれたりと非常に紳士的で助かった。

途中で一人のメンバーが機材の不調か何かで離脱すると、さらに2、3人が残ってチームは分断。
しかししばらくして遅れたメンバーが猛追して合流するという、
弱虫ペダルで見たやつだ!」
と叫びたくなるシチュエーションに出会って感動してしまった。

そんな感じでPC2のセイコーマート松前旭店に到着。
ここで水と氷、ポカリスエットを補給して再スタート。
すると先ほどの集団のリーダーらしき人だけが猛スピードで自分を追い越していった。
多分ほかのメンバーは松前城など観光していくのだろう。
とても追いつけるようなスピードでもないし、ここからは風が横風になったので、いつものペースで進むことにした。

途中のセイコーマート松前静浦店でゆっくりめの休憩。
ここから次のPCまでの43kmはコンビニがないので、ここが最後の休憩スポットとなる。
ホットシェフもあるしゴミ箱もあるし、割と最高なのだった。
ここらへんは地の利を生かしているともいえる。

冷やしとろろそばはこの前食べたので、納豆そばを選んで粘りを身に着けた。
しかし疲れた体にそばのつゆが美味すぎる。
ボトルの一本を麺つゆにしてもいいくらいだ。

ここまで100㎞を4時間で走っているので、夢の10時間切りも夢じゃなくなってきた。
ほかの地方では観光しながら制限時間いっぱい使って走ろうと思っているけど、地元ならタイムトライアル感覚で参加しても問題あるまい。
そんなわけで、ここから先はさらに頑張って走ってみることにした。

PC3の上ノ国のローソンにたどり着いたときは140㎞に対して6時間半。
これから峠があるけれど、残り60㎞を3時間半以内で走るのは問題なさそうだ。
ここもゴミ箱があったのでザバスのミルクプロテインとからあげくんを買ってたんぱく質を補給して、ゴールを目指した。
f:id:PikaCycling:20210522154726p:plain
木古内上ノ国を結ぶ峠は、やはり木古内側からのほうが大変だと思う。
木古内をスタートしてからすぐに上っても上ノ国にたどり着くまでに疲れているのに、逆にここまで140㎞走ってから登り始めても全然疲れない。
海側からの風が追い風になっているのか、上ノ国から湯ノ岱までの上りをまさかの27km/hオーバーで駆け上り、40㎞の道のりを1時間30分で駆け抜けて木古内に到着!
これは10時間切りどころか、9時間切りも現実味を帯びてきたぞ!

本当はボトルの中身が心もとなかったんだけど、あと1時間じゃいとばかりに駆け出しては見たものの、10㎞走ったところで限界を迎えて自動販売機でポカリを購入。
ここで1、2分ロスしたのは大きかった。
とはいえ、ゴールはもうすぐそこなので根性でペダルを回し続けた。

そしてこれがAJ北海道のスチュアートさんに撮られた疲労困憊している様子。
f:id:PikaCycling:20210608220518p:plain
後でアップされるのを分かっていたらもっと元気良く写ったのに!!!
次に機会があったらカラ元気を振り絞ろうw

そんな感じでどうにか9時間切りでゴール!
f:id:PikaCycling:20210522154757p:plain
いやー、頑張った。
これで人に200kmをどのくらいで走るのか聞かれて「9時間だね」と胸を張って答えられるぜ。

というわけで今回のRelive。

Relive 'BRM504函館200km'


函館200kmはほとんど平地なので、タイムを稼ぐのにはちょうど良かったり。
地元だから観光に時間を取られないというのも良かった。
他の地方でブルベを走る時は、時間をギリギリまで使って観光したり美味しいものを食べたりしようと思っている。