この前タイヤとブレーキを交換してやれやれと思っていたのだが、どうやらチェーンも交換しないとダメらしい。
あいつらはゴムだからわかるけど、金属のお前も消耗品なのかよ……。
メーカー推奨は3,000kmらしいけれど、そうはいってもみんな2年とか3年で交換してんでしょ、と思ったのでアンケートを取ってみた。
1年6000km走ったのでタイヤとブレーキを交換したんですが、チェーンも交換するか悩んでいます。皆さんはどのくらいの頻度で交換してますか?
— pika-cycling (@PikaCycling) May 10, 2021
すると、大多数がチェーンチェッカーで測って伸びていたら交換という優等生的な答え。
まじかよ。ロードバイク乗りは真面目か!
しかし、チェーンが伸びたまま使ってしまうとギアの歯を削ってしまってかえって高上がりになるらしいので、理にはかなっている。
まあ、毎年交換するものなら工具買って自分で作業するのもやぶさかだなあ、と思って、とりあえずショップに行ってチェーンチェッカーだけ買ってみることにした。
ということで測ってみると、

完全にアウト\(^o^)/
どっちのチェーンを買うか
SORAの9速用のチェーンを探してみたら、HG53とHG93という2種類が出てきた。
銀ピカで型番も上のHG93の方がグレードが高い気がする。ところがよくよく調べていくと、この2つの違いは「色だけ」らしい。
sekisaicling.com
表面処理の仕方がグレーなのかシルバーなのかの違いしかなく、性能は全く一緒なのだとか。
なーんだ、というわけでHG93を購入。
実売価格が200円くらいしか違わないので、とりあえず高い方を買ってみた。
それともう一つ必要な工具はチェーンカッター。
ショップに頼むと2,000円くらい工賃を取られるので、これから毎年交換することを考えたら工具を買ったほうが安いね。チェーン交換に挑戦
まずは下処理として、新品のチェーンに塗られているオイルを落とすところから始めるといいらしい。
というわけで先の作業中に、袋の中にチェーンクリーナーを注入して放置しておく。
さていよいよチェーンカッターの出番。
ねじねじすることで先端が押し出て、チェーンを接続しているピンを押し出すという単純な仕組み。
レビューを見ると「すぐ壊れた」というのがよく出てくるんだけど、カッターの先端とピンをぴったりと合わせなければ確かにすぐに折れそうだと思った。
手元をライトで照らしつつ、しっかりピンに押し当ててカット完了。
続いて新品のチェーンも同様にカットする。
本格的なやり方は面倒なので、古いチェーンと同じ長さで着れば問題がないはず。
上が古い方なので、多分HG53の方だったんだなあ。
間違った長さで切ってしまうと2,000円がパーなので、一応リンク数を指折り数えた。
通すときに気をつけたいのは、経路を間違えないこと。
チェーンが外れないように鉄板が曲がっているので、この内側をちゃんと通すことを忘れないようにしたい(一度忘れた)。
通した後でチェーンチェッカーの反対側を使ってチェーンを繋いでみて、前後に動かしてスムーズに動くようであればOK。
間違った経路のまま繋いでしまうと再び2,000円がパーになってしまう危機が訪れてしまう。
手順自体は簡単だけど、つくづく罠が多い。
一回ミスすると最初からショップに頼んだ方が早かったという結果になってしまうので、自分でやらないというのも一つの手かもしれない。
しかし今回は大きなミスもなく作業完了。
一応の注意点としては、チェーンを繋ぐ向きがあることと、9スピードよりも大きいチェーンの場合は裏表があること(自分のはSORAだから裏表は関係ない)。
https://si.shimano.com/pdfs/dm/DM-GN0001-20-JPN.pdf
ネットの記事を参考にする前に、みんな大好きシマノのディーラーマニュアルを一読しよう!
チェーンを交換して試しに外を走ってみたら、初めてラレーCR-Aに乗った時のようなスムーズな乗り心地に感動してしまった。
このフィーリングを覚えておいて、乗り味が悪くなってきたらこまめにチェックする習慣をつけようと思う。