この前市内を片道約7km、往復で14km走ってこれたので、もうちょっと遠出をしたくなった。
そこで思いついたのが大沼国定公園。
大沼の湖畔は一周15kmで、折りたたみ自転車で一周するにはちょうどいい距離だ。
天気もいいことだし、さっそく愛車を積み込んで行ってみることにした。
DAHON Routeの展開
ダホンルートを組み立てるのにもだいぶ慣れてきたので、手順の写真を掲載してみよう。
これが格納しているときのスタイル。
折りたたむとW89×H64×D34cmとかなり小ぶりになり、軽自動車の後部座席の足元にもすっぽりと収まるサイズになる。
前輪と後輪、そして押し下げたシートポストの下端の三点で支持され、折りたたんだ状態で自然に立っているところが尊い。
まずはこいつをぐいっと開く。
前輪と後輪がマグネットでがっちり固定されているので、自転車の後ろから両手を使わないと開くのは難しい。
というか、ショップの店員さんが横着して、自転車の前の方から手を伸ばして開こうとして、開かなくて諦めていたレベルであるw
続いて畳んであったハンドルをグイッと起こし、長さとハンドルの向きを調整する。
最後にサドルを高くして、
折りたたんであったペダルを戻して完了。
めっちゃ簡単でしょ?
思い立ったときにすぐ車に積んで持ち運べるところは、折りたたみ自転車のいいところだ。
玄関脇に置いておいて、出かける時にさっと持ち上げてさあ出発という、手軽さが性に合っている。
沼へ
大沼の周りの歩道は自転車も通っていいことになっているんだけど、車道に比べて補修が行き届いていないせいでガタガタ。
歩行者と分離されているわけじゃないので人がいたら降りなければならず、いまいち。
思い切って車道を走ってみたけれどそれほど車通りも多くないので特に問題はなかった。
ただ、車道を走るとなるとヘルメットは欲しいなあ。
ヘルメットを被っていると死亡率が1/4になるんだってさ。
しかしロードレーサーのようなモルモン教徒みたいなヘルメットは、ちょっと抵抗感がある。
もうちょっと自然なフォルムで安全性もあるやつを探してみよう。
さすが大沼だけあってロードレーサーにしょっちゅう追い越されるんだけど、そのときに「おはよーございまーす!」と元気に声をかけていく人が何人かいた。
追い越し前に声掛けするのがマナーと言うか、トラブル回避の技なんだろうか。
にしても、ロードレーサーの人はさすがに速い!
7速にして目一杯漕いでも25km/hしか出ないダホンルートはあっという間にぶっちぎられる。
とはいえ、沼の周りは一見平坦でも微妙にアップダウンが多く、7速に入れる機会がまずない。
下りで調子に乗って高いギアにするとすぐ上りになって足への負担がグッと重くなるので、よっぽどまっすぐ続いたなだらかな下り坂でもなければ7速でマジ漕ぎとか到底無理。
さらに後半は足がつかれてきたので、4速か5速くらいでクルクルと回して走ることのほうが多かった。
その一方、かなりきつい上り坂も1速で登りきれたし、そーゆー意味ではダホンルートのギア比はそこそこ実用的なのかもしれない。
人間のスペックが高くなければスペックの高い自転車を扱うことはできないのだね。
霊泉洞に寄ってみた
大沼を半周したあたりで、霊泉洞という立て札を見つけた。
ちょっと疲れが出てきた頃なので、休憩がてらバイクからウォークへと切り替えてみる。
こーゆーのも自転車の醍醐味だよね。自動車だったらわざわざ降りないもん。
調べてみると、大沼の水はここから湧き出しているとのこと。
脇道をしばらく歩くと小さな祠を発見。
旅の無事をお祈りしつつ、どこから水が湧いているのかな、と探したら湖面まで続く古い古い鉄のハシゴが。
うん無理。これは無理。まだポカリも残ってるし、ここで水は飲まなくていいよね。