PikaCycling

Raleigh CRAとDAHON routeを買ったばかりのサイクリング初心者。ポタポタとポタリングを楽しもうと思っています。

ディレイラーガードをつけた

ロードバイクは金属のフレームにむき出しのメカが取り付けてあるので、非常に脆い。
ぶつけたり倒したりしただけでどこかしら壊れたり、ズレて調整が必要になったりする。

その中でも一番致命的に弱いのが、リアディレイラーと呼ばれる部分。

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後輪のところに盲腸みたいにぶら下がっているやつで、こいつでチェーンを引っ張ったり緩めたりして、チェーンをギアから脱線(De-Rail)するからディレイラーという名前なんだそうだ。
これが壊れると変速ができなくなるのでかなり重要度は高いのに、自転車の思いっきり外側にぶら下がっているからたちが悪い。

駐輪場にロードバイクを停めたりすると、隣の人の自転車に押されて曲がったり、引っかかって引っ張られると最悪もげてしまうこともあるそうだ。
自転車の重みで曲がったり折れたりするとまずいので、車載する時なんかもかならずディレイラーを上にすること、とショップからは口を酸っぱくして言われた。

しかもクロモリフレームの場合はさらにヤバみが深い。
アルミやカーボンのバイクはフレームにディレイラーハンガーというパーツを使ってぶら下がっているので、運が良ければこのハンガー(安い)だけを取り替えれば済む。

ところがクロモリはフレームに直接ディレイラーをぶら下げているので、ディレイラーの曲がり→フレームの曲がり→最悪廃車まであるそうなのだ。
ワンミスで致命傷とかシャレにならないので、ディレイラーを守る方法を探してみた。


国民安全生活センターでも、スポーツ自転車のディレイラー曲がりについては注意勧告がなされているところだ。
www.kokusen.go.jp

しかし遅々としてロードバイクへの装着が進まないのは、大きな問題があるから。
それは、
かっこ悪い!!!
ということ。

なにせ見た目はこんなだ。
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スポーツ用自転車の取扱いに注意-構造と使用方法をよく理解しましょう

MTBならいいけど、シンプルでスマートが信条のロードバイクにこれは……、と思ってしまうのが人情だ。
ちなみに前述の報告書はクイックリリースの取り付け方など非常に参考になったのでオススメ。


それでも何か、カッコよくてガードもできるような製品はないかな〜と思って調べていると、RITEWAYのブログにこんな記事があった。
www.riteway-jp.com
前輪のクイックリリースを利用してライトをつけるための製品を、後輪に取り付けることでディレイラーガードとして使おう! というもの。

もちろんそれ専用のパーツではないので完璧な防御力があるとは限らないけれど、気休めくらいにはなるだろう。

というわけで、Raleigh CRAの色に合わせて赤のアダプターを買ってみることにした。

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おお!
誂えたようにピッタリ!!!

まったく違和感がなくて逆にびっくりしてしまった。
今後ロングライドに出る時は、本来の使いみちとしてここにテールライトを装着したら良さそうだ。


そういえば中学生くらいのとき、後輪に金属の棒を取り付けて二人乗り用として使っていたことを思い出した。
ハブステップとか言ってたっけな。

などと思っていたらTwitterで当時の写真がバズっていて驚いた。


もともと「メカガード」として売られていたものだったのか!
それがにじゅううんねんたって自分の自転車に(本来の使い方で)戻ってくるとは感慨深いものがあるなあ。

しかしいま思うと、あんな使い方したら後輪がぶっ壊れるよなあ。
丈夫なママチャリだから大丈夫だったんだろうか。
無知とは恐ろしい恐ろしい。

自転車のベルをKNOGのOiにした

自転車で公道を走るために、必ず取り付けなければならないものが3つある。
1つは前照灯
ママチャリだとダイナモライトが付いているけれど、ロードバイクの場合は別途買う必要がある。

2つめは後部反射板。
前はライトでなければならないけれど、後ろは反射するだけでいいらしい。
これはロードバイクでも標準装備されている、気がする。
ショップがサービスでつけているだけかな?


そして3つめはベル。
実際問題ベルを鳴らさなければならないシチュエーションはほぼないのだけど、付けなければならない決まりになっている。
ちなみに自分は「警笛鳴らせ」の標識がある道を通ることが普通にあるので、鳴らす機会にことかかない。


あと、ヒグマ出没注意の看板を見たら"危険を防止するためやむを得ない場合"に該当すると思うので鳴らすことにしている。

ベルもショップの方でサービスしてくれたのだけど、見た目がとにかくかっこ悪い。
そして、ベル部分がデカイので邪魔。
そこで、なるべくカッコよくてシンプルなベルはないかと探していたら、地元のスタイリッシュ系サイクルショップでいいのを見つけた。

Oi Bicycle Bellにはスモールとラージがあって、どちらを買えばいいのか分からなかったのでこの日は帰宅。

帰って調べてみると、ロードバイクのドロップハンドルにはラージが合うということが分かった。
と、同時にカラバリやパチもんもたくさんあることが分かった。
その中で見つけた赤がラレーCR-Aにぴったりに見えたのだけど、日本限定色の限定販売なので在庫はなし。

store.bluelug.com

だけど絶対これのほうがラレーにぴったりだと思ったので執念で探しまくり、オークションで新品が出ていたのをなんとかゲットできた。


さっそく取り付けてみたの図。
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まるで違和感がない。純正と言ってもおかしくないカラーリング。

本当は金属部が赤、プラスチック部が黒のモデルが欲しかったんだけど、それが無くてプラスチック部が白いのを買った。
逆にそれが白のバーテープにマッチして大変よろしい。

音は澄んでいて嫌味がない。良いぞ良いぞ。
https://www.instagram.com/p/CDAhxsAhGaw/

スポーツ自転車にドレスアップは邪道という考え方も根強いけれど、ラレーくらい力が抜けた自転車ならこういう方向もアリだね。

Raleigh CRAで駒ケ岳一周してきた

ラレーCRAが家に来て最初の週末がやってきた。
この前は家から100kmくらい走ってきたけれど、せっかくだから景色の良いところに行きたい。
そうなると、ちょうどいいのはこの前DAHON routeで走ってきた駒ケ岳一周ということになる。

pikacycling.hateblo.jp

いつものごとく大沼観光駐車場に車をデポして、とりあえずウォーミングアップがてらに大沼を一周してみることにした。

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ラレーに乗るといつも、乗り出しの軽さに驚いてしまう。
使われているハブがいいんだろうな。
ロードバイクの入門者向けであるとは言え、SORAもDAHON routeのターニーと比べると月とスッポンだ。
折りたたみ自転車と比べて感動できるとは、大変コスパがいい自分だ。

DAHON routeはまさに「漕いで」やらないと前に進まないので、全然性質が違う。
CRAはペダルに体重を乗せるだけで勝手に前に進んでしまう。

というか進みすぎて全然止まらない。止まりたくない。
無理矢理にでも「ここで止まって写真を撮るぞ!」と決心しないと勝手に走ってしまう。

そんな感じで気がついたら20kmほど走って鹿部に到着。
今回は反時計回りに進むことにしたので、前回あれほど苦労した坂が逆に気持ちのいい下り坂となっていて楽しかった。

途中で鹿部飛行場の文字が見えたのでちょっと寄り道してみた。
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ここは主にマイ飛行機をお持ちの方が離着陸する民間飛行場。
大沼や鹿部には別荘地がたくさんあって、富豪の方々が避暑のために利用しているのだった。

途中で金持ちゾーンに迷い込んでみると、老若男女がテニスやらゴルフやらで健康的に汗を流していた。
金持ちは自ら金をかけて健康になろうとするからたいしたもんだよね。
市内でもフィットネスクラブには外車が、パチンコ屋には軽自動車が群れをなしていて、貧富の差とは一言で言い切れないなにかを感じる。

「富める者はますます富み、貧しき者は持っている物でさえ取り去られるのである」
新約聖書マタイ伝13章12節—


自分も健康になるべくして自転車を始め、こうしてロードバイクにも乗り始めたのだけど、ここでひとつ大きな問題を感じ始めた。

ロードバイクは、疲れなさすぎる。

一説によるとロードバイクは、エネルギーの約98.6%を推進力に変えることができるらしい。
だから、たらたら走っているだけではほとんど無限に走れてしまう。
もっと積極的に体に負荷をかけて、例えば速く走ったり坂を登ったりしないとダイエットにはならなさそうだ。


そこで、砂原の道の駅を出てから、駒ケ岳方面に向けて坂を登ってみることにした。
汗をかきながら登ってみると、そこで素晴らしい景色に出会った。
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細くどこまでも続く一本道の両サイドは森に囲まれて、周囲には人も車もほとんどおらず、木々のざわめきしか聞こえてこない。


Googleマップで砂原を見ると、こんな感じになっている。
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国道より山の中に、東西方向に一直線の道が引かれている。

たぶん土砂を運び出すための工事用の道路で、それが日曜日だから休工でトラック一台通らないのだろう。
車で通るから高低差を無視してひたすら真っすぐ作ってあるため、アップダウンは激しいけれど楽しく走れて良かった。
今度は途中からじゃなく、最初から最後までこの道を走ってみたい。


昼ごはんは森町にある北の玄庵へ。


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ここではおろし蕎麦江戸と、蕎麦屋のとろろめしを注文。

おろし蕎麦は大根の辛味が爽やかで初夏のライディングで火照った体にぴったり。
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とろろめしは濃い味のタレが激ウマでお代わりしたくなるレベルだった。

キャッシュレス決済対応だったのでスマホを取り出したのだけど、クレジットカード(物理)にしか対応しておらず、しかもたまたま持っていたカードも何故か使えずやむなく現金払い。
田舎に行くと現金の重要性が身にしみる。


森から大沼までは一部国道5号を通らなければならないのが厄介だ。
駒ケ岳一周コースは景色はいいし交通量も少ないし、距離もちょうどよくておおむね満点なんだけど、国道脇を通らなければならないところが大きなマイナスポイント。
札幌から函館まで来るドライバーはだいたいこのあたりでは頭がおかしくなっているので、無茶苦茶な運転をするんだよね。
函館市内を走るのと同じくらいのストレスがある。


魔の国道5号を抜けて脇道に入ると、しばらくしてソフトクリームののぼりが見えてきたので立ち寄ってみることにした。
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ソフトクリームはラ・フランスと桃の二種類があったので、迷わずラ・フランス味をチョイス。
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ひとくち食べて思わず「うまっ!」と声が出た。
甘くて濃厚なソフトクリームに負けない洋梨の風味が口いっぱいに広がって、その波動が全身のすみずみまで響き渡った。

(もしかしたら自分は、このソフトクリームを食べるために走ってきたのでは)

そう思わされるぐらいの究極のソフトクリームだった。


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そしてこれはロードバイクが好きな猫。
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そこから大沼に戻ったけれど、まだ全然足が残っていたので勢い余ってもう一周してしまった。
これで走行距離は86km。
ロングライドというには少し物足りない距離だけど、それを差し引いてもめちゃくちゃ楽ちんだった。
いまの自分でもこの倍ぐらいの距離だったら走れそうだ。
エントリーモデルとはいえさすがにロードバイク、である。

来週は、果たしてどこまで走れるのか、自分の限界に挑戦してみたいと思っている。

ツルツルの脛はローディの証

サイクルジャージはメーカー品だと上下の上だけで15,000円とかするので「ひえー」と思っていたんだけど、Amazonで探してみると上下で5,000円を切るようなお値打ち品も見つかるので、ものは試しと買ってみることにした。

Lixadaという中国のアウトドア用品メーカー製で、3,999円とめちゃくちゃ安いけど届くまで1ヶ月くらいかかるので注意が必要だ。

着てみると意外と悪くない。
パッドもしっかりしているし、前傾姿勢のときにぴったりくる縫製で、物自体には満足できた。

だが、着てみた自分を鏡で見ると、やはり目立つのはすね毛のもじゃもじゃさである。


ロードバイク乗りの鉄の掟、それは、すね毛をツルツルに処理すること。

自分の観測範囲では、すれ違うローディですね毛を伸ばしている人を見たことがない。
レーパンを履く以上、すね毛を処理するというのはマナーを越えた掟なのだという強いプレッシャーを感じる。
街乗りだったり輪行したり、DAHON routeで出かける時はいいけど、ロードバイクに乗るときにはそれにふさわしい格好があるよな、と。

自分はなかなか踏ん切りがつかなくて、フリージーの7分丈の時はすねの見える範囲が少ないので無視することとし、レータンの時はGUのタイツを履いてごまかしていた。
ただやっぱり、LIXADAみたいな本物のピチピチレーパンを買ってしまうと逃げ場はない。
これはいよいよすね毛とおさらばするときが来たようだ。


すね毛の処理方法には色々あるけど、抜くのは痛いし剃るのはチクチクするし、ここは無難に除毛クリームを使うことにした。

こちらは処理前のもじゃもじゃなすね毛。
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風呂場でパンツ一丁になり、クリームを付属のヘラで塗っていく。
このヘラが意外と使いにくく、たぶんニトリルの手袋なんかをはめて手で塗ったほうが良さそうな気がする。

匂いはマイルドだけど、毛染め剤みたいなケミカルな匂いはしばらく残る。

両足分を塗るのに1本の8割くらいを消費した。
5分放置していよいよヘラで毛をこそぎ落としていく。
面白いようにゾリゾリと取れて、あっという間にツルツルになった。
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しかし剛毛すぎたせいで処理しきれない毛が残り、残りの2割を使ってもモモの上の方は毛が残ったり、ふくらはぎ部分の塗りが浅くて抜き切れなかったりした。
最初は2本使って念入りにやったほうがいいかもしれない。

除毛ではなく脱毛なのでしばらくするとまた生えてくるのだけど、毛先が細いのでジョリジョリしないので非常に良い。
1ヶ月くらいたっても遠目に見たらわからないくらいの薄毛な状態におさまっている。


さて、除毛の効果だけど、空気抵抗はよくわからないけれど足がめちゃくちゃ涼しくなった。
思い返せばこれまでは、ズボンの下にもう一枚薄いももひきを履いていたようなものだった。
暑いからといってシャツは半袖にできても職場で半ズボンを履くわけにはいかないので、すね毛が無くなって天然クールビズになった。
夏場になったらAmazonの定期お得便で毎月買って、月初めに処理していけば良さそうだ。

しかし、一番の効果はやっぱり見た目だろう。
もじゃもじゃがなくなってスッキリして見えるし、堂々と短いズボンを履けるようになった。
サイクリストがすね毛を剃る理由としては、空気抵抗が軽減されるとか怪我をしたときの処理とかマッサージされる時にいいとか言われているけれど、なんだかんだいって見た目の問題が一番なのだと気づいた瞬間である。


あと、今後はついでに脇毛やら、尻毛やらをきれいにするべきかな、と思い始めている。
特に尻毛はロングライドの際にサドルと擦れて痛いので死活問題だったりする。

やってみると意外と簡単で、除毛クリームのコスト以外には特にデメリットがないので、まだ除毛したことがないというみなさまもロードバイクに乗ったのを好機と捉えてチャレンジしてみるといいと思う。

サイクルジャージを買うことにした

Raleigh CRAをまじまじと見ていて、サドルがとにかく薄いことに気がついた。

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ダホンルートのふわふわ極厚クッション仕様と比べると、ほぼ板である。
サドルが厚いとペダルを漕ぐ力が逃げてしまったり、安定せずに逆に疲れたり、軽量化だったり、いろいろ理由はあるらしいのだけどそれにしてもほぼ板である。

これまではGU ACTIVEでゆるポタしていたけど、こいつはさすがに本格的なサイクルジャージを着ないとヤバいのでは? と思い始めた。

pikacycling.hateblo.jp

ちゃんとしたサイクルジャージは尻のところにパッドが入っていて、長時間乗っても知りが痛くならないのだそうだ。
というわけで処女走行の翌日に、アルペンに行って試着してみることにした。

着る前は「ピチピチもっこりジャージなんて恥ずかしくて着れない!」と思っていたけど、試着室で実際に着てみると、意外と普通に見えた。
むしろこれが正装なんじゃないかと思うレベル。
これはだいぶロードバイクに毒されているな……?

身長173cm体重77kgだとLがぴっちりで、Mは着ること能わず、という感じ。
それにしても、ピチピチジャージを着ると自分の洋ナシ型体型が目立って恥ずかしい。
ザ・中年太りという感じが否めない。
はやく痩せないと。


とりあえずサイズ感は分かったのでセール品を物色していたら、パールイズミのフリージーというシリーズを発見した。
これはゆったりシルエットでワンサイズ上の作りになっていて、体のラインを絶妙に隠してくれるため、恥ずかしさがだいぶ軽減される。

こちらはLだとダブダブ、Mサイズだと「ゆるピッチリ」くらいだったのでちょうどよかった。
バックポケットにはジッパーがついていて家の鍵を入れるのに便利そうだし、値段も6,000円とAmazonに比べてかなり安くなっていたので購入。

フリージーのシリーズにはパッド入りの7分丈のパンツを出しているんだけど、それは店頭在庫がなかったのでAmazonで購入した。

これならだいぶ普段着感があって良い。
レーパンはレース用だから、ロードバイクとは言えソロライド用はこのくらいでいいよね。


とかいいつつビブタイプのレーパンも購入しておいた。

勝負下着の一枚や二枚持っておかないと、いざという時に困るしね。

レーパンは、見た目がちょっと変態チックになるけれどビブタイプのものがいいらしい。
普通のパンツタイプだとずり下がってくるし、腰紐で締めると前傾姿勢になった腹に紐が食い込んで邪魔なのだとか。
どうせ上半身裸になる機会は風呂に入るときしか無いわけだし、ビブタイプで問題ないだろう。


あと、ちょっと欲しいと思っているのがろんぐらいだぁずVerのサイクルジャージ。
www.goodsmile.info
フォルトゥーナは背中の女神が恥ずかしすぎるのでアレだけど、紗希ちゃんが着ているBDCCのジャージなら着れそう。
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「ろんぐらいだぁす!」サイクルシリーズ 第9弾
再販があったら買ってみたい、かも。

Raleigh CRAの処女走行

いよいよ我が家にやってきた初めてのロードバイク
納車の日は雨だったけれど、翌日にはやんだので早速テストランに出かけることにした。
まずは慣れる必要があるので、海岸線をずーっと走って南茅部を目指してみることにする。

自転車は玄関横のシューズクロークに置いてあるので、外に出すためには段差を持ち上げて運んでやる必要がある。
Raleigh CRAはクロームモリブデン鋼、つまり鉄でできている自転車なので、アルミやカーボンで作られた最近の自転車と比べてかなり重い。
10.8kgはロードバイク界ではスーパーヘビー級に値するそうだ。

それでも、実際に持ってみると意外なほどに軽い。
確かにダホンルートの12.2kgと比べると軽いんだけど、体感的には1kgやそこらのそれではない。
体積の割に軽いからそう感じるのか、それとも重量バランスが良いせいだろうか。

家の前の道路に置いていざ乗り出してみると、びっくりするほど軽く進む。
足に力を入れるどころの騒ぎではなく、足の重さをペダルに下ろすだけで滑るように進んでいく。
これは、魔法の絨毯か……?
走りは風のように軽やかで、まるで重力を感じないほどだ。

ふと気がつくと家から10km以上離れた、北海道と本州の最短の地までたどり着いていた。

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DAHON routeでここまで来たときにはバイパスに上がる坂に苦しめられたものだけど今回は
「坂? そんなのあったっけ?」
という気分。
重い自転車は坂道で苦労するというけれど、普通に登る分には関係ない話だった。


そのままの勢いで20kmほど走って、道の駅なとわ・えさんに到着。

www.hokkaido-michinoeki.jp

海岸線は舗装状況が酷すぎたけど、まあまあ乗れた。
クロモリフレームのしなやかさのおかげか、25Cという太めのタイヤのおかげか。
タイヤをもうワンサイズ太くして28Cにしてみるのも手かもしれない。


最近の道の駅にはロードバイク用にサイクルスタンドを設置するのがブームらしい。

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けれど、駐車場から遠く離れた施設の影にある芝生の上に設置しているあたり、本音は自転車なんて邪魔だと思っていそうな雰囲気がする。


道の駅は開店時間前だったので、向かいのローソンでおにぎりとからあげくんを買ってもそもそと食べた。
自転車でカロリーを消費するので、堂々と揚げ物を食べられる。
おにぎりの炭水化物に、からあげくんのタンパク質と塩分が加われば鬼に金棒なのだ。


まだ体力には余裕があるので、この先の旧椴法華村を目指して走り出した。

恵山から椴法華までは途中で標高100mくらいの小峠を越える必要があるけれど、ロードバイクだと大変という感じでもない。
「坂だなー」
ぐらいの気分。
むしろ登りきったあとで下りが待っているので楽しみなくらい。

やっぱり高速走行時の安定感が折りたたみ自転車とは段違いに良いので、下り坂の猛スピードを存分に楽しめる。
といっても時速50kmくらいで自重しているけれど。

ここまで調子よく走っていたんだけど、海向山を越えたあたりで霧雨が強くなってきた。
仕方がないので今日のところはお試しライドだし、南茅部の南端に到着したところでUターンを決めた。

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帰りはなとわ・えさんに寄って驚異の”昆布”ソフトクリームで〆。

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昆布パウダー配合というけれど、そんなに海臭くはないかな。

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昆布を食べ慣れているせいで感じないだけかもしれないけど。


そんな感じで約100kmほど走ってみたけど、これはヤバい。
ロードバイクやばいわ。

ロードバイクという乗り物が、自転車という概念を覆す乗り物だというのがよく分かった。
なんの訓練もしていない人間が、一切の動力の助けもなくこれだけの長い距離を涼しい顔して走れてしまうのはちょっとしたテラ・インコグニータだ。

ちなみに馬は全速力で走ると時速60km以上を出せるけど、1時間ずっと走り続ける場合は時速15kmくらいが限界なのだとか。
一頭の馬はせいぜい8時間かけて50kmくらいしか走れないというから、「なんだ、たいしたことないな」と思ってしまう。
人間すごい。
ロードバイクという乗り物を発明する人類すごい。

しばらくはこの人類の英知の結晶であるロードバイクに魅せられた日々が続きそうだ。

Raleigh CRAを購入した

自転車を買うか迷っている時にタロットカードで「運命の輪」が出るという最高の運勢に背中を押されて、翌日の仕事終わりには終業のベルとともに脱兎のごとく職場を飛び出してショップへと向かった。

なるべく平静を装った顔で
「迷ったんですけどやっぱり買いますわ〜」
と店員に伝えると、
「ちょうどよかった。昨日クロモリロードが欲しいってお客さんが来て、迷って帰ったところだったんですよ」
と言われて仰天してしまった。
好事魔多し、だな。

しかしロードバイクというものは大根を買うみたいにお金を払って持って帰られるものではないらしい。
店頭に並んでいるものは「とりあえず形にした」程度のもので、実際に乗るにはボルトを締めたりブレーキや変速の微調整をしたり、グリスアップをしたりだとか整備が必要なので、一週間後に取りに来いという話だった。
DAHONrouteのときは翌日の夕方にはできあがっていたので、えらい違いがある。

とりあえずその場で、用品をこまごまと購入。
まずはキックスタンドだ。

ロードバイクにキックスタンドなんて……というのが一般的な風潮だけど、軽さとかあんまり気にするタイプの自転車でもないしね。
フレームに傷をつけないよう、リアエンドに挟み込むタイプのものにした。

ライトは自転車の色に合わせて、レザインの赤に決めた。

鍵については、ABUSのブレードロックを買おうと思っていたのだけど、

高いし重すぎるので諦めて、DAHON routeのチェーンロックとU字ロックを使いまわしすることとした。
pikacycling.hateblo.jp
ガチ自転車泥棒に狙われたらどんな鍵でも一発なので、あんまり頑張りすぎても意味がない。
ロードバイクを長時間外においておくことは考えにくいから、このぐらいが落とし所なんじゃないかな、と思う。

あとはトピークのドリンクホルダーを購入。

だいたいこれくらいあれば走り出せるだろう。

納車日

寝ても覚めてもラレーのことを考えて、寝不足の日々が続いたあとでようやく、待ちに待った納車日がやってきた。

しかしこの日はあいにくの雨。
翌日取りに来てもいいというけれど、翌日は朝から乗りたかったので自動車に積んで持って帰ることにした。

軽自動車でも後部座席を倒し、ロードバイクの前輪を取り外せば積載できることが分かった。
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買ってから分かるのもどうかと思うけどね。