PikaCycling

Raleigh CRAとDAHON routeを買ったばかりのサイクリング初心者。ポタポタとポタリングを楽しもうと思っています。

Raleigh CRAで駒ケ岳一周してきた

ラレーCRAが家に来て最初の週末がやってきた。
この前は家から100kmくらい走ってきたけれど、せっかくだから景色の良いところに行きたい。
そうなると、ちょうどいいのはこの前DAHON routeで走ってきた駒ケ岳一周ということになる。

pikacycling.hateblo.jp

いつものごとく大沼観光駐車場に車をデポして、とりあえずウォーミングアップがてらに大沼を一周してみることにした。

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ラレーに乗るといつも、乗り出しの軽さに驚いてしまう。
使われているハブがいいんだろうな。
ロードバイクの入門者向けであるとは言え、SORAもDAHON routeのターニーと比べると月とスッポンだ。
折りたたみ自転車と比べて感動できるとは、大変コスパがいい自分だ。

DAHON routeはまさに「漕いで」やらないと前に進まないので、全然性質が違う。
CRAはペダルに体重を乗せるだけで勝手に前に進んでしまう。

というか進みすぎて全然止まらない。止まりたくない。
無理矢理にでも「ここで止まって写真を撮るぞ!」と決心しないと勝手に走ってしまう。

そんな感じで気がついたら20kmほど走って鹿部に到着。
今回は反時計回りに進むことにしたので、前回あれほど苦労した坂が逆に気持ちのいい下り坂となっていて楽しかった。

途中で鹿部飛行場の文字が見えたのでちょっと寄り道してみた。
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ここは主にマイ飛行機をお持ちの方が離着陸する民間飛行場。
大沼や鹿部には別荘地がたくさんあって、富豪の方々が避暑のために利用しているのだった。

途中で金持ちゾーンに迷い込んでみると、老若男女がテニスやらゴルフやらで健康的に汗を流していた。
金持ちは自ら金をかけて健康になろうとするからたいしたもんだよね。
市内でもフィットネスクラブには外車が、パチンコ屋には軽自動車が群れをなしていて、貧富の差とは一言で言い切れないなにかを感じる。

「富める者はますます富み、貧しき者は持っている物でさえ取り去られるのである」
新約聖書マタイ伝13章12節—


自分も健康になるべくして自転車を始め、こうしてロードバイクにも乗り始めたのだけど、ここでひとつ大きな問題を感じ始めた。

ロードバイクは、疲れなさすぎる。

一説によるとロードバイクは、エネルギーの約98.6%を推進力に変えることができるらしい。
だから、たらたら走っているだけではほとんど無限に走れてしまう。
もっと積極的に体に負荷をかけて、例えば速く走ったり坂を登ったりしないとダイエットにはならなさそうだ。


そこで、砂原の道の駅を出てから、駒ケ岳方面に向けて坂を登ってみることにした。
汗をかきながら登ってみると、そこで素晴らしい景色に出会った。
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細くどこまでも続く一本道の両サイドは森に囲まれて、周囲には人も車もほとんどおらず、木々のざわめきしか聞こえてこない。


Googleマップで砂原を見ると、こんな感じになっている。
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国道より山の中に、東西方向に一直線の道が引かれている。

たぶん土砂を運び出すための工事用の道路で、それが日曜日だから休工でトラック一台通らないのだろう。
車で通るから高低差を無視してひたすら真っすぐ作ってあるため、アップダウンは激しいけれど楽しく走れて良かった。
今度は途中からじゃなく、最初から最後までこの道を走ってみたい。


昼ごはんは森町にある北の玄庵へ。


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ここではおろし蕎麦江戸と、蕎麦屋のとろろめしを注文。

おろし蕎麦は大根の辛味が爽やかで初夏のライディングで火照った体にぴったり。
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とろろめしは濃い味のタレが激ウマでお代わりしたくなるレベルだった。

キャッシュレス決済対応だったのでスマホを取り出したのだけど、クレジットカード(物理)にしか対応しておらず、しかもたまたま持っていたカードも何故か使えずやむなく現金払い。
田舎に行くと現金の重要性が身にしみる。


森から大沼までは一部国道5号を通らなければならないのが厄介だ。
駒ケ岳一周コースは景色はいいし交通量も少ないし、距離もちょうどよくておおむね満点なんだけど、国道脇を通らなければならないところが大きなマイナスポイント。
札幌から函館まで来るドライバーはだいたいこのあたりでは頭がおかしくなっているので、無茶苦茶な運転をするんだよね。
函館市内を走るのと同じくらいのストレスがある。


魔の国道5号を抜けて脇道に入ると、しばらくしてソフトクリームののぼりが見えてきたので立ち寄ってみることにした。
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ソフトクリームはラ・フランスと桃の二種類があったので、迷わずラ・フランス味をチョイス。
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ひとくち食べて思わず「うまっ!」と声が出た。
甘くて濃厚なソフトクリームに負けない洋梨の風味が口いっぱいに広がって、その波動が全身のすみずみまで響き渡った。

(もしかしたら自分は、このソフトクリームを食べるために走ってきたのでは)

そう思わされるぐらいの究極のソフトクリームだった。


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そしてこれはロードバイクが好きな猫。
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そこから大沼に戻ったけれど、まだ全然足が残っていたので勢い余ってもう一周してしまった。
これで走行距離は86km。
ロングライドというには少し物足りない距離だけど、それを差し引いてもめちゃくちゃ楽ちんだった。
いまの自分でもこの倍ぐらいの距離だったら走れそうだ。
エントリーモデルとはいえさすがにロードバイク、である。

来週は、果たしてどこまで走れるのか、自分の限界に挑戦してみたいと思っている。