PikaCycling

Raleigh CRAとDAHON routeを買ったばかりのサイクリング初心者。ポタポタとポタリングを楽しもうと思っています。

Raleigh CRAでカメイチ(亀田半島一周)してきた

7月の4連休は初日に亀田半島を一周し、2日目には大沼でソフトクリームを食べてきた。
3日目も早く起きて走りに行こうと思っていたんだけど、2日分の疲れが出たのかうっかり寝過ごしてしまった。

家を出るのが8時になったので、遠出は諦めて近場を走るしかない。
そうなると狙いは亀田半島一周である。

まずは市内を抜けて城岱スカイラインを越え、そこから鹿部、南茅部、椴法華と海岸線を走り抜けてみようと考えた。

まず鬼門となるのが函館市内を抜けるまで。
なにせ日本で10本の指に入るほどに運転マナーが悪い街である。
郊外の国道を走るほうが10倍安全だ。

ロードバイクでもDAHONでも、自転車に乗る時は常に車道を走るようにしている。
それは、脇道から出てくる自動車が歩道を突き抜けて路側帯のラインまで突っ込んでくるから。
歩道を走っていたら轢かれかねないタイミングのことも稀によくあるので、車道のほうが安心だといつも思っている。

城岱スカイライン

さすがに休日の朝だったので市内もそれほど車通りは多くなく、なんとか城岱までたどり着いた。

表城岱を登るのは今回が2回め。
ゲート付近でタイマーをセットして登り始める。

ヒルクライムの常として、7kmの行程の最初の2kmくらいまでは
「辛い。苦しい。なんでこんなことしてるんだ」
という後悔の念に支配される。

そして残り5kmの看板を過ぎて3km地点までは
「ここで引き返せば下り坂は気持ちいいんだよなあ」
という帰りたい気持ちでいっぱいになる。

そんでもって3kmをすぎたあたりで
「のこり半分じゃああああ!!!」
と気合が入って、辛かったことはすべて忘れる。

上り坂のコツは「あと何キロで終わるか」を知っておくことだと分かった。


上り切ると山頂はいつものドン曇り(3回連続)。
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タイムはゲート前から展望台入り口までで38分だった。
今回は踏めるところは踏んでいく意識を持ったので、前回よりもタイムが良くなった。
このあと100km近く走るので無理はしなかったけど、ここで燃え尽きるぐらいで頑張れば5分くらいは縮められるだろう。


頂上が雲に包まれているということは、下りの裏城岱は、雲を突き抜けFly awayという感じで、雨粒というか雲の核が浮いている中を突っ走った。
この前マツイチをしたとき、下りで寒すぎてお腹を冷やしたので、今回はサイクルジャージの下に長袖のインナーを着てきて大正解だった。

これだけ視界が悪いと爆走してくるバイクや車もまったく走っていないのが良い。
前日には城岱スカイラインで軽自動車が崖から転げ落ちたらしいので、そのせいもあるのかも。

牧場周りで爆走するとか迷惑行為以外の何者でもないんだから、粛々と交通法規を守って走ってほしいよね、と心から思う。

南茅部で海鮮丼

今回の昼飯は鹿部の道の駅ではなく、南茅部で食べることに決めてバイパスをひた走った。
しかしこの日は猛烈な南風で、下ハンドルを握って姿勢を低くしても20km/h出ないくらいのノロノロ運転を強いられる。
坂道に比べたら向かい風自体はそれほど辛くないんだけど、本来スピードが出る区域で速度が出ないのは体力的に厳しい。
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30km/h出せれば1時間で着くものが、20km/hしか出せないと1時間半かかる。
この乗車時間の長さがじわじわと体を蝕んでくるのだった。


ひとまず南茅部にある寿し処山昇で昼食。


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海鮮ちらしに特製のがごめ昆布タレをかけて一気にかっこむと、「生きててよかった!!!」という実感がある。
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一方で、これだけ美しい食の宝石箱に、真っ黒くてネバネバした液体を掛けざるを得ないというのも少し罪悪感があるw


このあとローソンでもう一休みし、まだ疲労感があったので下道をまったりと走ることにした。
しかし向かい風で思ったようにペースが上がらず、ますます疲労がキツくなる。
南茅部と椴法華の間に町境の長いトンネルを抜けたところで体力の限界が来た。

いまから思い返すとハンガーノックだったのかもしれない。
炭水化物がエネルギーに変わるまでにはややタイムラグがあるので、昼食をとった直後であってもエネルギー切れになるんだろう。
走り続けている最中にもコンスタントに補給し続けないと長い距離は走れないようだ。

座ると二度と立てなさそうだったので、立ったままカロリーメイトをモソモソと食べ、エナジーゼリーで流し込んだ。
もうちょっとなにか食べたかったけれどあいにく椴法華にはコンビニがない。
ゼリーのおかげでだいぶ回復してきたので、ゆっくりでもいいから走り続けることにした。


椴法華の交差点で信号待ちをしていると、ピンク色のサイクルジャージを着たローディーが分岐の方から出てきて先を行った。
自分も先に進むとそのピンク色がずーっと遠くに行っても目に入ってきて、精神的にかなり引っ張られた。
普段ならなんてことない峠も今日ばかりは越えるのは無理かと思っていたんだけど、先行者のおかげでやすやすと越えることができて良かった。

無事に恵山について、からあげクンとおにぎりを補給してようやく一人前に回復。
進路が西に向かうと風が気にならなくなったし、走り慣れている道となると元気も出てくる。
ピンクのローディはサンタロナカセ岬のあたりで写真を撮っているところで追いつき、あとは抜かれないようハイペースで走りきった。


ようやく家にたどり着いたのが16時。
家を8時に出たので、120kmを8時間かけて回った計算になる。
平均して15km/hになるのでペース的にはギリギリ及第点だけど、いままでのロングライドの中でも今回は結構きつかった。

やはり、2日前に150km走った疲れが残っていたのは大きいのかも。
筋肉の中にエネルギーが残っておらず、スカスカの状態だったんだろう。

喉が渇く前に水を飲み、腹が減る前に補給を取ることを心に刻んでロングライドに挑もうと心に誓った。