死ぬまでにロードバイクで走ってみたいところはたくさんあるので、死ぬ前にできる限り走っておこうと思っている。
いつかいつかと思っていると急に死んだりするからね。
しまなみ海道は2年前に走ってきた。
pikacycling.hateblo.jp
パリブレストパリは去年完走。
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ほかに行ってみたいところはたくさんあるけれど、パッと出てくるのは琵琶湖一周、淡路島一周、佐渡島一周などなど。
まあここらへんは距離が短いので後回しにするとして、まだ健康で休みもとりやすいうちに激しいところをクリアしておきたい。
そうなると有望なのが四国一周と台湾一周だ。
どちらも走行距離1000kmと、普通の人ならまず自転車で走ろうとは思わないくらい長い。
とはいえ、PBPの1,200kmに比べたらだいぶ短いし、制限時間も90時間ではないから難易度は相当低い。
とりあえずゴールデンウィークにどちらかに行くことにして、問題は旅費だ。
四国は大阪伊丹空港までマイルで行けばいいから、旅費はオレンジフェリー分で済むけれど、宿代と食費がけっこうかかるのでだいたい20万円くらいかかるだろう。
台湾は直行便が出ていて往復8万円くらい、ただし(日本と比べて多少)物価が少し安いのでトータルでかかる金額は同じくらいだと思われる。
どちらもそんなに安い金額でもないのでどうしようかなあ、と悩んでいたところに年末調整で所得税が戻ってきたんだけど、それを見て仰天した。
なんと、ボーナス1回分くらいの金額が返ってきたのだ。
去年は微妙に生活が厳しくて「これが物価高か……」と苦しんでいたのだけど、なんのことはない、異常に天引きされていただけのことだった。
なので、半分は住宅ローンの繰り上げ返済に回すとして、残り半分は自由に使っていいことになったので、旅費の問題はこれでクリアーになった。
さて、旅費でイーブンとなると、考えなければならないのは国際情勢だ。
先日行われた台湾の総裁選では独立派の与党民進党が勝利したので、中国との関係はより一層緊迫度を増している。
台湾一周というと以前はジャイアントが主催しているフォルモサ900ツアーに参加しようとも思っていた。
prtimes.jp
ただしこれは値段が高い(48万円)、日程が長い(10泊11日)、11月の平日に仕事を休む必要がある、と普通のサラリーマンが参加するには相当ハードルが高かった。
むしろPBPより参加が難しい。
1日の走行距離は100kmくらいと短いし、これは定年して65歳くらいになってのんびり参加するような感じだろう。
そうなると自然に行きやすいのはゴールデンウィークかお盆休み、もしくは正月休みだ。
(PBPはお盆休みを使って行けるのが尊い)
ただ、今年のお盆休みは襟裳岬1000に参加する予定だし、夏の台湾は死ぬほど暑いので自転車で走るのは不可能だろう。
そうなると正月かゴールデンウィークか。
気温を見てみると、1月でも本州よりは全然暑いので、日本人でも何人か台湾でサイクリングしている人がTwitter上で観測できた。
逆に5月は最高気温30度になったりして、絶妙に厳しいらしい。
ただ報道によると、5月20日に新総裁の就任式が行われるため、それまではとりあえず落ち着いているとのこと。
ここから先に何があるか分からないとなれば「5月の台湾は暑いしなあ」など言っている余裕はないので、早めに行っておく必要がありそうだった。
日程的には、4月27日に台湾入りして、4月28日から5月4日までちょうど一週間かけて一周し、5月5日は予備日、5月6日に帰国するというイメージ。
いわゆる環島のツアーは1日100km×10日くらいで回るものが多いんだけど、そこまで休みが取れないので毎日少しずつ多めに走っていくことにした。
それでも一日200km未満なので、体調が万全であれば無理がない距離だと思う。
残る課題は飛行機輪行について。
今回はスターラックス航空を利用するんだけど、何を使って輪行するか悩ましい。
国内線でANAを使う時は縦型輪行袋で行く。
パリに行ったときはプラ段輪行箱を使った。
安全を取るなら輪行箱の方が良さそうだけど、いろいろ課題が多い。
まず、組み立てがめんどいこと。
ほとんどバラバラにしないと箱に入らないので、分解・組み立て、どちらも1時間以上かかる。
さらに、旅行中この箱をどこかで預かってもらう必要も出てくる。
輪行袋の場合は輪行解除まで20分くらいだし、袋自体もそのまま持ち運んでしまえばいいので手間がかからない。
その分、輸送中に自転車が壊れてしまうかもしれないという危険性はあるのだけどね。
ただ、うーん、こう言っちゃあなんだけど、箱を使ったからって壊れるときは壊れると思う。
パリの時は輪行箱だらけだったから箱同士うまく重なっていたから良かったけれど、輪行箱1つとその他の荷物の組み合わせだったら、どうなるか分からない。
渋滞の最後尾にいてトラックに追突されたら軽自動車だろうがなんだろうがぺしゃんこになっちゃうじゃん、というのと近い。
でもまあ、せっかく長い休みを取っているのに破損などのトラブルで時間を喰うのは辛すぎる。
次善の策として、OS-500をメルカリで買うというのも考えたけどアレも輪行箱に入れるのと同じくらい手間がかかりそう(そして旅行中預けなければならないのも一緒)なので却下。
とりあえず輪行箱を使う作戦でいくとして、スーツケースとダンボール箱を預かってくれるホテルを探すところからはじめよう。