PikaCycling

Raleigh CRAとDAHON routeを買ったばかりのサイクリング初心者。ポタポタとポタリングを楽しもうと思っています。

【環島】2024台湾一周 DAY6 池上~大里(17.7km)

昨日まで体調が微妙だった割に、池上での朝はすっきりした目覚め。
国道1号線の混雑を離れて空気がよくなったおかげかも。
しかも外に出てみると珍しいくらいの青空です。

だけど電車の予約はもう済ませてしまっているし、とりあえず近所をぶらっと走ってみることにしました。

池上の町を少し離れると水田が続くのどかな風景が広がっています。

田んぼの間のサイクリングロードを通って、金城武の木を目指します。

なぜかこのあたりは観光客がいっぱいで写真を撮るのが精いっぱいなくらいの混みようだったので驚きました。
(富良野のセブンスターの木などよりも混んでいます)
金城武、そんなに台湾で人気があるの?

謎を抱えたままのんびりと池上駅まで戻り、駅前にあるお店で有名な池上弁当を買うことにしました。

時間が早いだけあって店内はまだ閑散としています。
カウンターにいたおばちゃんに「弁当か?」と聞かれたので「そうだ」と答えると、まずここでお金を払って引換券をもらい、それをもって店の奥にある窓口で弁当をもらうというシステムでした。

食べ終わったフタの裏にメッセージを書いて壁に貼るのが流行っているのかな(衛生的にどうなのかな?)


駅前のベンチに腰掛けて、さあ実食です。

うん、これは確かに美味しい。
日ごろから北海道米を食べている自分でも、普通に美味しいと思えるお米でした。
屏東の駅で昨日買ったものとは格が違います。
具とお米のバランスも良くて大満足でした。

その後は自転車を輪行袋に詰めて花蓮へ。

ここでは乗り継ぎに2時間近くあったので、自転車を組み立ててまずは小籠包を食べに行くことに。

周家蒸餃


maps.app.goo.gl
エビの蒸餃を10個と小籠包(中央の肉まんみたいなやつ)を1個、それと金針筍片湯を注文しました。

ここの蒸し餃子は絶品でしたね~。
エビの身がごろっと入っていて食べ応えもあり、これで85元 = 425円は破格です。
小籠包は肉まんタイプだと聞いていたので控えめに1個だけにしたんですが、これもめちゃくちゃ美味しかったので1籠(10個)頼んでしまっても余裕で完食できた気がします(この日はあまり自転車に乗らないので我慢)。
金針というのはワスレクサというユリ科の植物の花だそうで、これも食感が面白くて良かったです。

このほかに特調檸檬汁を注文して持ち帰り、あとで列車の中で飲みました。

しまなみ海道に行ったときも思ったんですが、現地で搾りたてのレモンってなんでこんなに美味しく感じるんですかね。
駅構内で買ったおやき(タロ芋入り)との相性もばっちりでした。


この後は腹ごなしに道教の寺院までサイクリングをしたり、

駅に戻ってケーキを食べながら列車を待ちました。

花蓮からはサイクルトレインなので輪行袋は不要、そのまま自転車を持ち込めるのが便利。

この日は自分のほかに、欧米人のカップルも利用していましたが、こうやってロードバイクを直接載せられる車両は1編成に1車両しかないため、早めの予約が必要になります。


サイクルトレインを頭城で下り、ここから宿に向かって自走していきます。
今回の宿は大里という駅前にあるんですが、レビューを読むと最寄りのコンビニまで約3キロと、結構な田舎である予感がします。
そこでまずはファミマに寄って夕食と翌日の朝食を買い込みます。

(まさか台湾でもちいかわフェアをやっているとは)

それからしばらく走っていくと大渓という港町に差し掛かりました。
ここは割と大きな町で、飲食店が何軒もあります。
自転車を押し歩きしながらいくつかの店を覗いてみると一軒の店の威勢のいいおばちゃんが
「ひとりかい?」
と聞いてきたので、ちょうどよく夕食にありつけることになりました。

大渓秀梅現撈海鮮

maps.app.goo.gl
しかしここ、みんなで取り分けて食べる前提なのか、どれも結構なお値段がします。

とりあえず、台湾にきてまだ焼きそばを食べていないので海鮮炒麺を頼むことにしたんですが、もう一品を決めるのが難しい。
Google翻訳で画像を翻訳させても、固有名詞には弱いらしくて全然意味が通じない言葉しか出てこないのです。
というわけで、とりあえず正体が分かっている花枝丸も頼むことにしました。

焼きそばは太麺でしっとり系。

ソースというかタレというか、味付けがエビ味噌の風味がたっぷりでめちゃくちゃ美味しい。
完全に2人前以上のボリュームでしたが、ぺろりと平らげてしまいました。

さて、こうなると問題になるのが花枝丸です。
さすがにこの量の焼そばを食べてしまっては、胃の容量的に残りは一口か二口がいいところ。
これは包んでもらえるか聞いてみた方がいいなあ、と思いました。

ところが、花枝丸はいつまでたってもやってきません。
そこでさきほどのおばちゃんに「おれの花枝丸は? 注文したんだけど」と尋ねると一瞬きょとんとしたあとで菜単に目を通し「今作ってるからすぐできるよ!」と答えました。
こいつ、絶対忘れてたな……。
でもまあ逆にいいタイミングだったので「外帯で!」と渡りに船でお願いできたので逆にラッキーでした。

これは宿についたあとで夜食で食べたときの様子。

花枝丸はいかのつみれをあげたものなんですが、そのほかにエビせんべいもついてなかなかにボリューミーでした。


再び走り出して大里駅に到着し、この辺にあったはずだぞ、とスマホで場所を確認していると、宿の人が迎えに来てくれました。
メガネをかけたやさしそうな男性で、カタコトの日本語も駆使してコミュニケーションをとってくれたので助かりました。

大里駅青年旅館 Dali Yi Hostel 背包客桟

maps.app.goo.gl
ここは施設のレベルが高く、食堂は広いし電気ポットも冷蔵庫もガス台さえも完備。

外にある洗濯機を使ったら、3階に干せば送風機ですぐに乾くとのことでした(翌日に台北に戻るので使いませんでしたが)。
さらに近くの飲食店から出前を取ることも可能とのことで、食べ物が全然確保できないと聞いていたのに、と至れり尽くせりなおかげで肩透かしをくらうほどでした。
ベッドのカーテンが頭のあたりにしかなく、プライバシー的には微妙でしたが、今回は広い宿を独り占めできたので問題なしでした。

そんな感じで、この日はほとんど自転車に乗らず、電車で移動して体を休めていたおかげでかなり回復できました。

翌日は台北を目指して山越えもあるコースですが、自転車に乗る日は明日が最後なので、気合を入れて挑もうと思います。