そう、今年2023年は4年に1回行われるランドヌールの祭典、パリ・ブレスト・パリが開催される年なのです。
世界中から8,000人ものサイクリストがパリに集結し、ブレストまでの往復1,200kmを90時間で駆け抜けるという世界最高峰のブルベ。
www.paris-brest-paris.org
自分もブルベを走る身としては一度は出てみたいと思っていたんですが、まだロードバイクに乗り始めて3年目、ブルベを本格的に走り始めたのも去年くらいからなのでどう考えても実力不足。
でも悩んでいるうちに
「いや、これが最初で最後になる可能性だってあるんだぜ?」
という悪魔のささやきが聞こえてきました。
確かにこれを逃せば4年後で、その時には立派なアラフィフとなっているわけで(辛い)、どう考えても今が一番若い。
それまで健康で、いまのようにロードバイクに乗っていられる保証もないし、ここは思い切って参加してみることにしました。
パリブレストパリに参加するためには
とはいえ、世界的大イベントなので参加するためにはいくつかのハードルがあります。
1つは、2023年シーズンのうちにSRを取得すること。
ブルベにおける称号であるSuper Randnerとは、前年の11月から10月までの年度内に、200㎞、300㎞、400㎞、600㎞のブルベを完走するすることで取得できます。
ただし、今回は8月に本登録があるのでリミットは7月までとちょっと厳しい。
ちなみに今年はすでに600㎞と400㎞をクリアしているので、残りは200㎞と300㎞だけ。
もしくは、長い距離でも代替できるのでなんなら600㎞・400㎞でもいいというのでだいぶ気が楽です。
2つめのハードルは今回のテーマである、プレレジストレーション、仮登録です。
前の年に長い距離を走った人から優先に仮登録が始まっていくので、去年400kmまでしか走っていない自分は戦々恐々としていました。
でもまあ、4年前の2019年の時は200㎞の段階で売り切れになったというのと、2月10日時点で90時間の部はまだ1,300人くらい余裕があったので、意外と大丈夫そうでした。
さすがに早い時間は人気で売り切れていたんですが、意外と最終組の方が楽だという記事を読んだので、21時スタートにしました。
www.longride.org
深夜の走行時間が短くていいというのは魅力的ですね。
あと、PCがあまり混んでいないというのも、タイムロスを防げていいんじゃないかと思いました。
そんな感じでプレレジ完了。
PBP2023のプレレジ完了😆
— pika-cycling (@PikaCycling) February 11, 2023
あとは7月2日までにSRを取得するだけ! 遠征ですでに600と400を完走してるから気が楽だ〜 pic.twitter.com/0tjROiJ5ky
参加費の50ユーロはすぐにPayPalで支払ったんですが、「6月20日までに支払わないとキャンセルだぞ!」と書かれてあるのは定型分だそうです(汗
そして3つ目のハードルはもちろん、フランスまで行く方法です。
少しでも安い方法を選びたかったり、もっと便利なホテルを選びたい人なんかは自分で航空券をとってホテルも予約するようです。
自分も普通の海外旅行ならそうしているんですが、今回は海外輪行もするわけだし、右も左もわからないので少しでも一緒に行く人が多い方が安心と考えて、グッディースポーツさんのツアーに申し込みました。
www.goodwilltour.com
価格は438,000円に、燃料サーチャージ等が別途110,000円ほどかかるのでおよそ55万円!
さらに滞在中の食費やら、海外輪行のためのグッズを買うことなんかを考えたら100万円くらいはかかりそう。
これについては去年から貯金を始めていたのでなんとかメドがつきそうです。
そもそも旅程が一週間以上かかるので仕事もかなり休まなきゃならないんですが、幸いうちの職場はお盆休みが5日間あるのでそれをフルに使うのと、ちょうど仕事の方も閑散期なので大丈夫なんじゃないかな、と。
まあちょっとは覚悟をしとけ(汗
そんな感じで、今年の8月はフランスに旅立つ予定です。
まだ1,000km超のブルベを走った経験がないので、今年のうちに走っておきたいなあ、と思っているんですがどうなるか。
ひとまずはSR獲得に向けて、5月からのブルベも頑張っていきたいと思っています。