PikaCycling

Raleigh CRAとDAHON routeを買ったばかりのサイクリング初心者。ポタポタとポタリングを楽しもうと思っています。

BRM527北海道400㎞様似【前編】

地球温暖化の影響で北海道も梅雨っぽくなっている今日この頃、週末に控えた様似400も【土日だけ】ピンポイントで雨が降りそうで微妙な雰囲気だった。

半分雨の中走り切った旭川400もあるけれど、あのときは夏だったし、100周年記念メダルもかかっていたからなあ。
5月20日に開催されていた十和田クラシック200は、ちょっと天気が微妙だったので雨天DNSとしたんだけど、やっぱり新幹線往復代とホテルも2泊分かかるし、それで天気が微妙なのはもったいないからね。
札幌までだと十和田に行くのに比べたら安いけど、自動車で往復するモチベーションが湧かないぜ、とぼやいていたらどうにか小雨くらいになりそうなほどに回復する見込みだったので、とりあえず札幌入りしてみることにした。

今回のコースは札幌を出発して200km南下して様似に行き、えりも岬まで行かずに引き返してくるという、ほぼほぼ行って来いの平坦コース。
sappwind.sakura.ne.jp

目標タイムは400km÷時速20kmで20時間だけど、果たしてどうなるか。

札幌入りまで

今回もトトロ300と同様に快活クラブの鍵付き個室をゲット。
2,400円くらいでちゃんと足を延ばして安心して寝られるので定宿になりつつある。
チェックインしたらすぐ近くにあるココスまで夕飯を食べに行くのも定番。

包み焼きハンバーグはとにかく【熱々】なところが好きで、一般的なファミレスのハンバーグに比べてワンランク評価が高い。
副菜に温野菜のシーザーサラダやほうれんそうのバターソテーなども注文できて栄養バランスも良いので気に入っている。

翌朝は4時に起きてシャワーを浴びて着替えてから、これも定番のなか卯へ。

前回朝定食を頼んで失敗したので普通に牛すき丼と小うどんにしてみた。まあこれが無難に正解やね。

スタート地点へ

ローソンで補給食と麦茶を買って6時くらいにスタート地点であるふれあいセンターに向かうと、すでに何人ものランドヌールが集まっていた。

今回は参加者が少ないから満車になることは無かったんだけど、それにしてもサイクリストの朝は早い。

車を停めて自転車を降ろしていたら、偶然となりに910さんがやってきたので、
「どうもお久しぶりですw」
と謎の挨拶をかわした。
函館200、トトロ300と連続してから、一週開けての再開となるのでなんだか久しぶりだ。

話していたら鉄夫さんがやってきて、
「なんで十和田200DNSしたんですかー」
と、毎週顔を合わせないとすまないタイプのセリフを言われてしまった。
聞けば言うほど天気も悪くなかったというので、行けばよかったような気もしたけれど、去年みたいなピーカンを経験してしまうとなあ。
pikacycling.hateblo.jp

ミーティングまでまだ時間があるので雑談をしていたら、様似400の出場者の中にも今年のPBPに参加する人が何人もいるというので話を聞かせてもらった。
ひとりの方はツアーは高いからと、飛行機もホテルも自分で手配したという強者で、恐れ入ってしまった。
海外旅行は何度か行ったことがあるけれど、どれも飛行機と宿についてはパッケージでしか頼んだことがなかったからなあ。
まあ、海外遠征自体が初めてなので、次の機会があったら試してみよう。

その後話を聞いたのが石狩200で出会ったコルナゴのNさんで、まだ若い彼はバイトで旅費を貯めていたら今年はツアー代金が上がって足りなくなり、親から借金をしたという涙ぐましい努力を聞かせてもらってオジサンは泣きそうになってしまった。
でも話を聞く人聞く人みんな自前で手配する中、Nさんが珍しく自分と同じくグッディーさんのツアーを利用するとのことで嬉しくなった。
しかもスタート時間も自分と同じ最終組という偶然まで!!!

速い組は人気だけど絶対PCが混むと思ったのであえて最終組にしたけど、同じように考える人が他にもいて心強かった。
Nさんは速いから最後まで一緒に走るということはないだろうけど、スタート地点で知っている人がいるというのは安心だ。

PC1セブンイレブン長沼町店 32.8km 8:21

ミーティング後、車検を終えて早めにスタートした。
この日は序盤からずっと向かい風で、DHバーの恩恵を強く感じた。
とにかく身を低くしていればそこそこのペースで走れなくはない。
けど、普段と同じような速度感で走ってしまうと足がどんどん削られていくので注意が必要だった。
坂道でも向かい風でも体に受ける抵抗は似たようなものだと思うんだけど、坂だと諦めてすぐに死んでしまうのが、平坦だと頑張ってしまうのがあまりよろしくない。
というか、坂でもすぐに死んじゃうのは良くないんだけど。

そんな感じで結構頑張り目のペースで走ったため、PC1で先頭集団に追いつくことができた。

ちょっと無理目のペースだったため、ここで早々にキレートレモンでクエン酸を補充する作戦をとることにした。

チョコバナナクレープを食べているうちに十数台の大集団PC1に到着したため、あわててリスタートを切った。
やはり追い風ではトレインが強いなあ。

通過チェック 支安平神社鳥居 64.2km 9:55

プロトンを抜け出して、鉄夫さんを先頭に3人の逃げ集団を形成。
たまには前を引いた方がいいのだろうかとも思ったんだけど、平坦ではついていけるけど登りで引き離されて下りで追いついて、という感じでペースがまるで合わないので多分無理っぽい。
PBPではトレイン走行が基本だけど、坂を上るペースが一緒の人たちで集団になると聞いたので一抹の不安がある。

それでも全体的に調子よく走っていると、目の前の景色が黄色一色に染まってびっくりした。
黄色の色が派手すぎて、自分の目のHDRが効きすぎて彩度のバランスが狂ってんじゃねーかというぐらいに鮮やかだった。

言っちゃ悪いけど、実物はこの10倍くらい美しいからヤバい。

どこが撮影にいいポイントか試行錯誤している間に、先頭の二人は見慣れているのか一瞥しただけで通り過ぎて行ってしまった。
やはり強者になるためにはそのぐらいの覚悟が必要なのだろう。


それでもリスタートして、しばらく進んでいたら二人が曲がり角を左折して走っていくのが見えたので
「追いつけそう!」
と思ってダッシュして追いかけてみた。
けれどすぐ先に丘があったためあっという間に姿が見えなくなってしまってぐぬぬと歯噛みした。

そういえばここらへんで通過チェックの神社があるはずだぞ、と思って改めてサイコンを見てみると、思っていた距離と合わない。
キューシートを見直してみたら走行距離が2kmくらい多いのでGoogleマップを見てみると、さっきの曲がり角のところに通過チェックの神社があったことが判明。
ふたりはそこで立ち止まって写真を撮っていたから自分が追いつけそうになったわけだったのか。
逆に丘の手前で追いついたりしてなくてセーフだったわ(冷や汗

ミスコースしたとはいえ、往復5kmくらいなので誤差の範囲である(誤差ではない
途中でNさんたち二人組とすれ違って、なんとかフォトチェック完了。

去年のウナギ600では通過チェックのコンビニを
「通過チェック!」
と言って走り去った人がいたというけれど大丈夫だったんだろうか。

PC2セイコーマート鵡川宮戸店 99.3km 11:34

雨の予報はどこへやら、この日はほとんど晴天で気温もだいぶ上がってきて、冬装備で来たことを少々後悔しはじめた。
だけどもどうせ北海道、暑いの一瞬で終わるわけだし、この後のナイトライドのことを思えば裏起毛の冬服でも問題ないはず。
これがヒルクライム主体のコースなら考えるけど、今回はほぼ平坦だし向かい風で体が冷えるのでそんなに悪い選択肢ではなかっただろう。

と言うわけでPC2では暑さ対策に氷を購入。

ここでちょうど100kmだし、時間もお昼前でご飯を食べるのにはちょうど良かったんだけど、まだあまりお腹が空いていなかったので目当ての店を目指してもう少し先に進んでみることにした。

昼食

昼ごはんの目的地を、ぐるめらいだぁす。さんのブログで紹介されていた喜一郎に定めてリスタート。
mugen.blog.jp

ここは美人女将がいるとの評判なんだけど、そのブログの日付が8年前なんだよなあ。
女将というからには当時40代として、いま50手前くらいか。
全然アリだな!

ラーメン食べたいソングを歌いながら快調に海岸線を走り抜けて、小学校で行われていた運動会の様子を横目にぐんぐん走って新冠へ。
店の近くまでやってくるとどうも様子が変だ。
行列ができるほどの人気店だというのに駐車場には車が一台もない。

嫌な予感は的中し、なんとこの日はイベント出店中により臨時休業とのこと!

すっかり意気消沈してしまったし腹も減ったし、ラーメンの仇は豪華な昼食で取り返すしかない! と決めて新ひだか町に到着。
同じブログで紹介されていた回転寿司ちょいすに入店した。

ああもうこれ優勝ですわ。
回転寿司だから機械で握ったシャリに刺身を乗っけてあるやつなんだけど、ネタのクオリティが高いので圧勝だった。
マグロはちょっと冷凍感があったけど、道内産の寿司を選んでいけば間違いがない。
特に大助の中落軍艦は絶品だったなあ。

20貫くらい食べて腹いっぱいになったのに3,000円しなかったし、コスパ的にも大満足だった。

という感じで前編戦はここで終了。
後半はナイトライド&北海道サイクルフェスティバル編をお送りします!