ブルベを終えてまずやることといえば腹ごしらえ。
東川町にはいくつかお店があるのだけど、最初は旭川ラーメンのこぐまに行こうと思ったら臨時休業中。
戻るのも面倒なので、その先にあったいっぷく茶屋 風和という蕎麦屋さんに入ってみることにした。
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注文したのは肉蕎麦とゲソ天丼のセット。
蕎麦は香り高くてコシもあり、おととい食べたモツ蕎麦よりも断然美味しい。
ゲソ天もカラっと揚がってタレの味も良くて絶品だったんだけど、店主が男性従業員にネチネチと嫌味を言ってるのだけが難点だったなあ。
料理の腕が良くても性格が良いとは限らない。
さてここから旭川市内に戻ったんだけど、大変困ったことになってしまった
というのも、無駄に早くゴールしてしまってホテルにチェックインできる時間になってなかったのだ。
当初は13時ゴール→昼食食べて14時再スタート→15時ころホテル着でそのまま寝る予定だった。
ところが12時にゴールしたうえ東川町から旭川市内までも追い風に助けられ、ホテルに着いたのが13時半という有様。
流石に1時間半もホテルの前で座っているわけにもいかないし、観光するぞと決めてゴールデンカムイの聖地巡礼をすべく、北鎮記念館へ。
www.jalan.net
無料で入れる割に展示が充実していて見ごたえ十分。
あと、むつ市にあった海上自衛隊の展示施設である北洋館に比べると戦争賛美という雰囲気じゃないところも良かった。
当然鶴見中尉関係の展示もたくさんあってファンにはたまらない。
そんな感じで観光を終えて、ホテルに戻ってくるころにはちょうどいい時間だったので、自転車をバラシて輪行袋に入れてチェックイン。
www.superhotel.co.jp
後泊はスーパーホテルにしたんだけど、ここはウェルカムドリンクと称してアルコール類が20時まで飲み放題でヤバかった。
これを目当てにいろんな不便を超えてスパホに決めたと言っても過言ではない。
まずジャージを脱いで昨日の分と合わせて衣類をランドリーにぶち込んで、ひとっぷろ浴びてから翠ジンソーダを無限に錬成していたらあっという間に爆睡してしまった。
それでも無事に全衣類を2回ずつ洗濯&乾燥まで無事に終えることができたので、夕飯を食べに町へと繰り出した。
日曜の夜だったのでめぼしいラーメン屋さんはほとんど閉まってしまい、唯一開いていた山頭火に行ってみると無情にも「スープ切れのため終了」の看板が。
仕方なく繁華街まで繰り出して、一蔵というラーメン屋に入店。
メニューの種類が多すぎて(これは業務用スープで水増ししている系だな)と悪い予感がしたまま鮭節ラーメンを注文したところ、案の定化学調味料っぽい味で残念。
飲み会の〆に食べるならいいかもしれないけど、普通に旭川ラーメンを期待しちゃったらダメだね。
翌日はスーパーホテルの健康朝食からスタート。
名前のわりにおかず類はいかにも業務用という感じでフツーだけど、無料なので文句は言うまい。
スープカレーとパンは美味しかったので引き分け。
本当はチェックアウト時間ぎりぎりまで惰眠をむさぼってからJRで帰る予定が、一晩寝たら普通に回復してしまったので市内をぶらぶらとあてもなく走り回ったのち、真の旭川ラーメンを食べるべく「生姜ラーメンみづの」へ。
前に食べたのは15年以上前で、ユーノスロードスターで北海道旅行していたころだと思う。
とにかく美味しかった記憶しかないので上書きすべく寄ってみたんだけど、いやー、マジで美味しかった。
生姜がバリバリ効いているけどそれに負けないぐらいスープは濃厚で相乗効果がある。
チャーシューは昔ながらの味染み染み系で、ちょっとぱさぱさだけどスープに沈めてほぐれてきたところを麺と一緒に食べると絶品。
最後の最後で良い旭川旅行の〆ができて良かった。
旭川駅まで戻って輪行の準備をしていると、逆に輪行解除をしている青年がいたので話しかけてみることにした。
聞けば北海道旅行の最中で、この前は稚内で最北端に到達したから旭川まで輪行し、ここを楽しんだ後は釧路から納沙布岬を目指すのだという。
普段だったら絶対人に話しかけたりしないけれど、こちらも輪行袋というサイクリストの証を担いでいるのでハードルが低い。
吹上温泉のランドナーおじさんの時も同様、同志だと分かりやすいのでつい話しかけてしまう。
やはり、ロードバイクに乗っている自分というのは、一種のペルソナをかぶっているのだろう。
こんな感じで旭川せっかくブルベライドは終了。
天気は悪いしコースは過酷だったのに、終わってみると楽しかった思い出しか残っていないところがたちが悪い。
今年参加する予定のブルベは残りあと2回だけど、どちらも楽しく完走したいものだ。