この前旭川で400kmブルベを走って気がついたんだけど、どんなに頑張って走っても真夜中に走る必要が出てくるのね。
暗くてもライトはルール通りに2灯つければなんとかなるんだけど、困るのがアイウェアだ。
自分は眼鏡をかけているのでOGK KABUTOのVITTという、バイザー付きのヘルメットを使っている。
標準ではライトスモークという薄めに色がついたバイザーがついてくるんだけど、トンネルに入るときにも外すくらいなので、夜中は視界が暗くなってしまう。狩勝峠でも上りでは外していたし、下りは暗いのを我慢して装着し、その代わりライトをMAXに点灯してどうにか凌いだんだけどやっぱり微妙だった。
そんな悩みをかかえていたときに妻から「誕生日プレゼントは何がいいか」と聞かれたものだから、速攻でAmazonの奥地に侵入してたどりついたのが調光バイザー。
日中の明るい時には紫外線で暗くなり、室内や夜には透明になるという現代科学の結晶である。ARS-3 SHIELD (OPTION) | ARS-3 SHIELD(OPTION) | Kabuto
可視光線の透過率は、透明な時は88%で、クリアバイザーの92%とほぼ同じ。
紫外線を浴びて黒くなると透過率は28%まで落ちて、シルバーミラーやゴールドミラーに次ぐカット率になるという。
というわけで、早速装着して出かけてみることにした。
屋内でなんにも紫外線が当たっていないときは、こんな感じで完全に透明。
装着して乗り出すと、みるみるうちに色が濃くなってスペック通りスモークよりも色が濃くなった。
日中から夜にかけて走っていると気づかないうちに外の暗さに合わせて色がどんどん薄くなるので、全く違和感をおぼえずめちゃくちゃ快適だった。
ただ、完全に色が変わるまでには分単位で時間がかかるので、昼間にトンネルに入った時とかには外した方が無難ではある。
前に調べたときは2年くらいで性能が落ちるという話を読んだんだけど、色が変わるたびに劣化が進んでいくらしい。
保管時は箱にしまって光の影響を与えないようにしたり、ブルベ以外では使わないようにすれば長持ちするようだ。
(では、普段用にゴールドミラーとかブルーミラーを買うべきなのでは……、と悪魔の声がささやく)
来シーズンには600kmにも挑戦するつもりだし、ナイトライドの機会はどんどん増える予定。
そーゆー意味では今回買うのがベストタイミングだったかもしれないなあ。