PikaCycling

Raleigh CRAとDAHON routeを買ったばかりのサイクリング初心者。ポタポタとポタリングを楽しもうと思っています。

【しまなみ海道】Day4 大阪縦断豚まんライド

前回しまなみ海道を走り終えて、それで旅が終わりにならなところが辛いところ。
南港に帰ってきた自分には、まだ伊丹空港までの地獄の大阪ライドが待ち構えているのだった。

とりあえず5時に起床してワークマンのワークスーツ姿に着替えてロビーに向かうと、サイクリストっぽくない格好を見た和歌山のKさんからびっくりされたので、意外と伸縮性あって自転車通勤に使えるんですよ~、と説明。
すると昨日の自転車旅人おじさんもやってきて、亀老山からの朝焼けや、これまで旅してきた琵琶湖一周の時の写真を見せてもらったりしてまたあっという間に下船の時間となった。

Kさんからは「和歌山を走るときはうちに泊まっていってください」とのありがたい言葉もいただいたので、いずれ挑戦してみたい。
紀伊半島一周だと600kmあるから4泊5日か……。
伊勢神宮まで行かずに奈良県を通って帰れば450㎞なので3泊4日でワンチャンあるかも。
伊丹空港からは淡路島一周も琵琶湖一周もできるので、これからの人生かなり忙しくなりそうだ。

大阪ライド初日はテンションが上がりすぎて適当に走りすぎたので、帰りはGoogleマップのナビを耳で聞きつつ、まずは大阪城を目指して走る。
早朝の大阪市内はまだ昨晩の夜の気配を色濃く残しており、道路のわきの植え込みで眠っている街中ゆるキャン△おじさんや、道に落ちた吸い殻を熱心に集める環境美化おじさんなどなどを見かけて「おいおい大阪は市内丸ごと歌舞伎町かよ」とは思った。

しかし大阪城公園にたどり着いてみると風景は一新。

さわやかにランニングする人々や、ヨガにいそしむ人々、詩吟か長唄に取り組み人々などなど善男善女が集っていて、まるで大阪中の良心がここに集結したかのような光景が広がっていた。

公園の中にはオープンカフェ的なスタバがあるというので朝食でも食べようと寄ってみると、朝の光に照らされたさわやかな空気の中、緑に輝く芝生の上で思い思いに善男善女たちがパンやらコーヒーやらを楽しんでおり、ここが地上の天国かな、と思った。

スタバもいいけど向かいにR Bakerというパン屋も良さそうだったので入ってみたらビンゴ。

カフェラテなどを注文しておしゃれ善男善女の仲間入りを果たした。

そのあと大阪天満宮に寄ってみたところ、古いお守りの奉納所があったので、去年弘前で買った自転車守りをこれまで無事に走れるよう守ってきてありがとうという感謝の念を込めて奉納。

どんど焼きの日は平日で神社に行けないので、通年で開いていると助かる。


他は特に大阪市内に用事はないので、あとはひたすら北上して伊丹空港を目指した。
大阪は走りやすいけれどやはり信号が多く、24㎞の道のりを約2時間かかった。
市街地は10km/hで計算しないと危ないね。

遅くなったのは他にも理由があって、Googleマップを自転車ナビモードにしているとときどき、全然何でもない交差点で左折するのを嫌がってものすごい住宅地に誘導されることがあったりする。
そうなると狭い道でなおかつ一時停止が頻発するし、こちらが優先道路でも路地ではお構いなしに突っ込んでくる自転車やら歩行者やらがいるためスピードダウンを余儀なくされる。

かといって無視すると全然自転車が通れない道に突き当たって結局今来た道を戻らされたりするので結構タイムロスした。

一番ヤバかったのは伊丹空港への入り口で、自動車用の青い標識はずっと先の道を左折しろというのにGoogleは細い路地に入って行けと指示を出す。
「空港に行くのにそんな道は通らんやろ」と無視して自動車と同じ道を通って行ったら、なんと左端は空港から出ていくレーン、中央が高速道路への入り口、右端だけが空港に続く道路になっていて交通量が激しい三車線をまたぐことも不可能で結局一周させられる羽目になった。

それ以外は楽しく走って伊丹空港に到着し、ロッカーに預けてあった横型輪行袋を回収して3分以内に収納完了。
とにかく横型は準備が楽でいいね。
ヘルメットやらなにやら飛行機で使わないものは全部、前輪収納用の小袋に入れてしまって輪行袋にIN。
前輪は横倒しにした時に上になる側、つまりディレイラーの方に置いて、ハンドルを切って間に挟んでひもでくくってやればOK。

荷物を預けて身軽になったので、待望の551で朝食セットをいただく。
お持ち帰りの冷凍品を売っている店の方は到着したときと同様に長蛇の列が続いていたけど、イートインできる法の店は普通に空いていて良かった。

大阪では餃子よりも肉まんが美味かった感がある。

おみやげを買っているうちにいい時間になったので、保安検査場を通過。
ここでいろいろミスがあり、ひとつは携帯工具を輪行袋に入れ忘れてしまったこと(あやうく没収されるところだった)。
もうひとつはJCB ANAゴールドカードで入れるラウンジが保安検査場の外にあるのを失念していたこと。
中にあるのはもっとエグゼクティブでハイパーな殿上人しか使えない高級ラウンジなのに、そこの窓口で貧相なゴールドカードなどを見せて丁重にお断りされたので憤死しながら自販機でコーヒーを買った。


平日の函館発の便とは違って日曜日の大阪発は大阪市民でいっぱいで、全員が吉本新喜劇みたいな関西弁で大声を出しているので逆に感心してしまった。
あまつさえ函館に着いてみれば
「ちょっと寒すぎるなー。クーラー効きすぎちゃうんか」
という鉄板ギャグを繰り出していたから感銘を受けるしかない。

というわけで今回のRelive。

こんな感じで、北海道からしまなみ海道へ3泊4日の旅は終了。
飛行機はマイルで乗れたのでかなりお得に済ませることができた。
これを足がかりに今後はビワイチだとかアワイチにも挑戦してみたい。

早速こんな本まで買っちゃったりしてw

オレンジフェリーのおかげでしまなみ海道までの宿泊と移動のお金が一本化できたのもお得だったなあ。
九州までさんふらわあを使えば、日本最西端と日本最南端もかなり現実的に目指せるようになったのも捗る。

あと、やっぱり思ったのは最初に買ったロードバイクがエントリークロモリロードだというのが良かったかも。
カーボンバイクに比べて輪行で壊れる心配をしなくていいし、多少傷ついたとしてもタッチペンでチョチョイと塗ってしまえば気にならない。
あと、車体本体100万円のカーボンロードを買うよりも、10万円のロードバイクを買って残りの90万円で旅行した方が得だと思ってしまう自分だ。

とりあえず5月からブルベも始まるので、これからしばらくはトレーニング寄りのライドが多くなるかな。
輪行も終わって次回はいよいよZONDAに履き替え!
pikacycling.hateblo.jp
新ホイールでどれだけ速くなるのか、お楽しみにノシ