PikaCycling

Raleigh CRAとDAHON routeを買ったばかりのサイクリング初心者。ポタポタとポタリングを楽しもうと思っています。

しまなみ海道に行きたい

10月の一ヶ月を仕事に奪われた代償としてまとまったお金が入ってきたので、ホイールを衝動買いしてしまったのが去年の話。

しかしながら、物もいいけどやっぱり思い出が必要だ。
サイクリングできなかったことの埋め合わせは、サイクリングでしかできない。

そこで、有り余る予算でどこか遠出してみるのもいいんじゃないかと思い付いた。
たとえば北海道ではまだまだ寒すぎてサイクリングに向いていない3月中旬とかに、本州に渡れば失われた一ヶ月を取り戻すには十分ではないだろうか。
3月の中旬から下旬は本州ではちょうど桜が開花する季節だというので、北海道で行ったらゴールデンウィークくらいの気温だろうし、割と快適に走れるんじゃないかという気がする。
(ちなみに北海道ではゴールデンウィーク前後が開花時期なので、ドラマやアニメでよく見るような「卒業式に桜が散る」という表現がピンと来なかったりするw)

本州に行くとなれば、一度行ってみたいのがサイクリストの聖地、しまなみ海道だ。
www.hiroshima-kankou.com

尾道から四国へ渡るまさに海の道は、世界中のサイクリストから愛されると言われていて、自転車乗りのはしくれである自分も一度は走ってみたいと思っていた。

ただ、正直な話、函館から尾道まではめちゃくちゃ遠い。
飛行機を使うにしても羽田か伊丹までしか行けないので全然便利じゃない。
マイ自転車を飛行機に乗せるためには、それ専用の輪行袋も買わなくてはいけない。

ジャイアントストアでレンタルサイクルを借りるという手もあるのだけど、ただ自転車で走りたいだけなのか、「自分の」自転車で走りたいのかと考えると二の足を踏んでしまう。
これが、台湾一周とかだったら話は別なんだけどね。

じゃあもういっそ退職後に日本縦断する日まで行けないのかなあ、と思っていたんだけど、改めて調べてみるとあえて尾道まで電車で行かなくたって大丈夫そうだということがわかってきた。
例えば福山駅で降りてしまえば、尾道まではたった20kmしかない。
これなら完全にロードバイクで行ける距離だ。

もちろん福山まで新幹線で行くと到着は夕方になってしまうけど、この前根室まで行ったことを考えれば余裕のよっちゃん
pikacycling.hateblo.jp

なにせ向こうは特急→特急→鈍行だったけれど、今回は全部が新幹線だから輪行難易度もかなりに低い。

しかも福山市の方もそんな需要を見越しており、福山駅からしまなみ海道までのルートは「しおまち海道」として整備されているのであった。
www.city.fukuyama.hiroshima.jp

しおまち海道は26.9kmというショートコースなので、しまなみ海道と合わせても100kmくらいのポタリング距離だ。
まあ、本州は信号が多いから北海道を走るようなペースでは無理だろうけれど、時速10kmで走っても10時間。
めちゃくちゃ観光しても楽勝っぽい。

さらに調べていくとしまなみ海道を通った後は、「とびしま海道」なるルートを通って広島市に抜けるのが最強らしい。
www.hiroshima-kankou.com

黙ってしまなみ海道を往復するのも良さげだったけれど、一生のうちに何度も行けるわけじゃないし、走れるだけ走っておいたほうが得に違いない。

というわけで旅程はざっとこんな感じになる模様。

正直な話、結構なお金はかかるんだけど、こういうのって「行きたいときが行き時」だと思うんだよね。
もしくは、「行けるときが行き時」。

そういえば、台湾では島一周900kmを走破する環島という行為が有名らしい。
ブルベ民の中でも相当な猛者じゃないと厳しそうな距離なんだけど、それが市民権を得ているのは映画「練習曲」の中のこんなセリフのおかげらしい。

有些事現在不做,一輩子都不會做了

日本語で言うと、「いまやらなければ、一生できないことがある」という意味とのこと。
ja.wikipedia.org

ロードバイク趣味もいつまで続くか分からないし、いつまで元気に乗っていられるかも分からない。
いつか自転車を降りる日が来て、在りし日のことを思い出したときに「あそこにも行っておけばよかったなあ」とか後悔してももう遅い。
マックスに楽しんでおけるうちに楽しんでおかなければもったいないんだよね。
帰ってきたときにはまたこのブログで報告しようと思うので、その時をお楽しみに。
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ああ、春が来るのが待ち遠しい。