前の週に走りに行った新十津川200は距離こそ短かったけれど暑さが厳しくて、だいぶ体にダメージが残っているのを感じていた。
津軽半島に行って、知床に行って、それからブルベという過激な月間だったので、疲労が徐々に蓄積されたのかもしれない。
そんなわけでオリンピック閉会式の3連休は近場でポタリングくらいで済ませておこうかな、などと甘く考えていたんだけど、天気予報が日曜日の振替休日の月曜が雨だと言うからにわかに殺気立った。
(これは、平日のうちに走りに行かざるをえない……!)
不幸にしてコロナ禍のため旅行にできず、幸いにして夏休みがほぼ手つかずで残っていたため、お盆休みの前に軽くお休みを頂いて走ってくることにした。
行き先はいつもの八雲町で、熊の湯に入ったり海鮮丼を食べたりしつつ、この前崩落した乙部町の事故現場を見学してもいいかなと思いながら家を出た。
www.town.otobe.lg.jp
それでいつものパノラマパーク駐車場に停めようと思ったら、まさかのゲートクローズド。
パノラマ館のオープン時間である10時から18時しか利用できないようになっていた。
聞くところによると車中泊で使う人が増えており、トイレで顔を洗ったりゴミを投げ捨てていったりする問題が増えており、公的な駐車場は軒並み夜間停められないようにしているらしい。
マナーが悪い人のせいでどんどん世の中が不便になっていくなあ。
そんなわけで車は他に置いて、ルートも適当に変更。
八雲あたりは何度も来ているのでナビがなくとも困ることはないのだった。
八雲北檜山線を登ることになったので、いつも最高な道道793号八雲今金線に回り道しようと思っていたのに、この日はなんだか調子が良くて無闇矢鱈に走るのが楽しくなってしまい、知らないうちに分岐を通り過ぎてしまっていた。
走りはじめの時間帯は太ももの付け根あたりに筋肉痛を感じていたので美味く走れないような気もしていたんだけど、それも動いているうちに消えてしまった。
北檜山のセコマで氷を購入し、日本海へ。
この日も台風の影響か海沿いはずっと向かい風だったんだけど、新十津川のときとは違って風が湿気を帯びて涼しいため、ずっと走りやすい。
日昼部トンネルなどは前日の雨のせいでトンネル全体が霧がかっていた。
ミストシャワー状態でめちゃくちゃ気持ちいい。
一般的なトンネルでこれだと後続車が怖いんだけど、せたなのここらへんは鬼のように車通りが少ないため、割合安心して走られる。
太田トンネルを抜けていつもの太田山神社。
平日だというのに車が何台も止まっていて、本殿へのチャレンジャーがひっきりなしに訪れていることに驚く。
続いて大成のセコマで再び氷休憩。
ついでにいつもの北海道メロン大福を確保したかったんだけど、大人気で売れ切れ続出らしく、最近見かけなくなってしまった。
仕方ないのでずんだ大福を買ったけど、これはいまいちかな(甘い枝豆の味がする)。
その後は延々と追分ソーランラインを南下して、恒例のすし処かきたさんで海鮮丼キタ━━━━(゚∀゚)━━━━!!
最近は海鮮丼食べ歩きの旅と言っていいくらい各地で食べまくってきたけれど、税込1,500円というお値段でこのクオリティはまさに奇跡と言える。
1,600円の玉手箱も超絶美味いので、今後も交互に食べていきたい。
sushi-kakita.com
その後はすぐそばにある熊の湯を目指してヒルクライム。
食休みも兼ねてのんびり行こうと思っていたら、あれよあれよという間にアブに囲まれてしまった。
やはりオニヤンマくんを買っておけばよかったかと思うも時既に遅し。
とりあえず分かったのは、奴らは時速20kmも出すと追いつけないらしいこと。
もしくは体感で風を感じるくらいのスピードでもいいので向かい風でもいいんだけど、内陸に入った途端にパタリとやんで無風になってしまった。
仕方なく必死に漕いで登ったためめちゃくちゃ疲れた。
熊の湯は平日で無人だったため、心置きなく全裸で浸かることができた。
見上げると歩道から丸見えだし、休みの日には観光客が物見遊山で覗きに来るのでおちおち裸にもなっていられない。
しかしこの日はアブがやたらめったら多くて往生した。
岸壁際に陣取って、川の水を引いているホースを振り回して追い払うも、次から次にやってくる。
いっそシュノーケルでも持ってきたほうが良かったかもしれない。
で、ここまで無傷できたのに上がってすぐに尻を刺されるという(泣)
アブがやってこない5月とか10月に来たほうがいいみたいね。
再び町に降りて最後の氷補給。
ヒルクライムに備えてエナジーをキメたかったんだけど、この日寄ったセコマは三軒ともにゴミ箱を設置しないタイプだったので買うのをやめた。
コロナ対策とか言ってるけれどゴミ箱を設置しているところは増えているので、単にゴミ収集代金をケチっているだけなんだろうな。
そーゆーこともあるので氷作戦はペットボトルに比べてゴミが少なくて捗る。
まあ、VAAMも普通に美味しいからいいのだ。
薄くても温くても美味しいけど、キンキンに冷えて濃いやつが一番好き。一日に1本を目安に飲めって書いてあるけど、夏のライドでは普通に4本くらい飲んでしまうのだが大丈夫だろうか。
そして最後は雲石峠ヒルクライム。
そしてここでもアブたちが大挙。
熊の湯までの登りと違って気合でダッシュできる距離ではないので、太ももを何箇所も刺されてしまった。
もう普通にアブよけスプレーを買おう……。
そんな感じで今回のRelive。
Relive '海鮮丼熊の湯ライド'
150kmをグロスで8時間45分なので、途中で風呂に入ったりしている割にはいいペースだった。
ブルベ途中でも風呂に入る余裕があるくらいにはパワーアップしたいと思っている。
というか、今回は暑かったし向かい風だし疲労も残っているしで万全の態勢とは程遠かったにも関わらず、3ヶ月前に同じコースを通ったときと比べてほぼ全編において速度で上回っていたことに驚いた。
もしかして、体重がその時よりも2kg落ちていたことが功を奏している……?
エントリークロモリロードに乗っているので「軽量化なんてしゃらくさいぜ」と斜に構えていたんだけど、ライダーの重さが変わるだけでもだいぶ違うのかもしれない。
ロードバイク自体の軽量化に取り組むのは、自分自身の体重を落としきった後にすべきだろうな。
もしくは好成績の要因はStravaの「Fitness&Freshness」が意外と正確なのかもしれない。
長距離ライドを重ねてFitness値が過去最高を記録しているので、普通に自分のパワーがアップしている可能性まであるのかしらん。
継続は力なりとはよく言ったものなので、8月も熱中症に気をつけながら距離を稼いでいきたいと思った。