PikaCycling

Raleigh CRAとDAHON routeを買ったばかりのサイクリング初心者。ポタポタとポタリングを楽しもうと思っています。

トラピスト濃厚ソフトライド

オリンピック開会式の四連休は知床に行くなどして華々しく過ごしたんだけど、やはりというか案の定というか、オリンピックで浮かれ騒いだ人たちが夜の街へとなだれ込んで医療崩壊が始まっていた。
自分はというと、それを見越して閉会式の三連休はおとなしく過ごすことに決めていた(前半戦で散財しすぎたというのもある)ので大した影響もなく、いつものとおり「屋外での運動や散歩など、生活や健康の維持のために必要なもの」として、近所でサイクリングを決め込むだけである。

8月頭の三連休初日の土曜日は絶対的晴れの予報だったんだけど、このところの猛暑もあって警戒して寝て過ごすことにしたら、函館で観測史上最高気温を観測する今世紀最大の猛暑日だったのでセーフ。
そうはいっても33℃くらいなので本州民からしたら屁の河童かもしれないけれど、自分ならまず焼け死んでいただろう。

翌日の日曜日は降水確率10%くらいの絶妙な曇模様だったので、久しぶりに厚沢部方面にでかけてみることにした。

渡島中山峠

車を置いてすぐに渡島中山峠に入る。
ここからきじひき高原へも入れるのだけど、ゲート3が閉じているため途中で引き返さざるを得ないためスルー。
標高350mだけどゆるーい登りがふにゃふにゃ続いているだけなので苦もなく登頂。

その後はまったりとした下りを経て鶉ダムへ。

最近の熱波でダムはほとんど渇水状態だった。
前日に偵察がてら途中にあるささき直売所までメロンとスイカを買いに来たのだけど、自動車で来るよりもロードバイクで来たほうが体感時間が短く感じた。
車を運転していると暇で暇でしょうがないけれど、自転車だと頭の中で色々考える分、時間が圧縮するのかもしれない。

途中のセコマで山わさびおにぎりを買って朝食とした。

最近はTwitterやらブログに写真を乗せることを計算して、あえて道産食材を選ぶことが多い(あざとい)。
まあ、それが一番美味いというのもあるし、それはともかくとして山わさびの強烈な刺激で目が覚めた。

咸臨丸

江差町にたどり着いた頃はもう日が高くなっていたけれど絶妙な曇り具合で、それほど気温が高くならなさそうな予感がした。

全然目的地を決めない旅だったのでこの先の上ノ国木古内にショートカットするか、そのまま松前まで直進してロングライドにするか少し迷ったのだけど、台風が迫ってきている影響で南からの向かい風が強いこともあり、日和ってポタリング距離に収めておくことに決めた。
そうなるとあとは淡々と江差木古内線を越えるだけの旅だ。

CAFE iroha

渡島中山峠に引き続きこちらの道道5号も、特に見るべきところのない坂道なので普段は足を止めることもないのだけど、見慣れたシンボルマークが急に目に入ってきたので思わず急ブレーキをかけてしまった。

Stravaのスタート地点、だと!?
CAFE irohaというらしいけれど、TwitterアカウントもないしGoogleマップにも乗っていないし、謎が多い(タダなんだからやればいいのに)。
営業開始が午前11時と遅すぎるので寄る機会は限られそうだけど、函館200のブルベだったらどうにか立ち寄れるかもしれない。
その時は必ず食レポしてみたいと思う。
ちなみにここから始まる「YUNOTAI ATACK」のセグメントでは45/90という並脚ローディっぷりを披露。
登りでこれくらいならまあまあなんじゃないですかね。

道の駅 みそぎの郷きこない

そんな感じで木古内の道の駅に到着。
連休だけあって屋台が出ていたりして賑わっていたんだけど、主食になりそうなものがカレーパンしかなかったのでスルー。
ちょうど11時に開店したてでまだ人がいないどうなん'desに入ることにした。
kikonai.jp

今日は自転車だしパスタという気分でもなかったので、1,280円の「ひこま豚の豚丼」を注文。

豚肉は薄めだけれど味付けが良くて、濃いタレの味と温泉卵のバランスも絶妙。
できたらもう200円くらい安いとコスパが釣り合うのになあ、とは思った。
でもまあ、まず何を頼んでも失敗がないという安定感は強い。

旅先でいつも道の駅ばかりに入ってつまらないのだけど、負ける割合が高いのに下手に冒険しても得がないので、つい安牌を選んでしまうのだった。
あとは、道の駅ならバイカーも使うし、多少汗まみれでも許されるんじゃないかという甘えもある。
地元民でいっぱいの店に得体のしれないピチピチジャージ男が闖入するとあからさまに不審な目つきで見られたりもするので、結果として地元にお金を落とさないことになってしまうのだった。

食後にガラナを飲んでエナジー回復。

モンスターエナジーとかよりも心持ち体に良さそうな気がする。

トラピスト修道院

地元を全然走らないでいつも八雲方面に行っているのは、特に津軽海峡沿いの海岸線で「車の交通量が多い」「車の運転マナーが悪い」「舗装状態が悪い」の三重苦が揃っているからなんだけど、この日もご多分に漏れず最悪な感じだった。
舗装がgdgdな上から新しいアスファルトを敷き詰めたりもしているんだけど、路側帯のあたりが古い路面だったりするので、段差ギリギリのところを走らされて辛い。
その上道幅は狭いので自動車はギリギリをかすめていくし、連休だから観光客が来ており普段よりも交通量が多い。
やはりこのあたりは往路にして、午前中の朝早い時間に通るべきだった。

しばらく酷道を進んでいくと、トラピスト修道院への分岐を発見したので寄ってみることにした。
www.trappist.or.jp

途中の並木道で写真を撮ろうとしていたら、レンタカーが自分のすぐ前に停車し、車から降りて写真を撮り始めるという迷惑野郎だったので、写真を撮るのは諦めてその代わりにわざとゆっくりと坂道を登ってやるなどした。
ここでのお目当ては修道院特製のソフトクリーム。

トラピスト修道院といえばトラピストバターが有名だけど、ほんと、バターが混ざってんじゃないかってくらい濃厚で凄い。
トラピスト修道院といえばトラピストクッキーも有名だけど、それが付け合せとしてソフトクリームに刺さっているという気遣いも神レベル。

というわけで今回のRelive。

Relive 'トラピスト濃厚ソフトライド'


普段走りなれている道のそれほど距離も長くない何の変哲もないライドだったけれど、トラピストのソフトクリームを食べられただけで元を取れた気がした。
お盆が明けたら北海道はこの狂乱の暑さともおさらばだろうし、そしたらまたニセコ方面を走りに行こうと思っている。