PikaCycling

Raleigh CRAとDAHON routeを買ったばかりのサイクリング初心者。ポタポタとポタリングを楽しもうと思っています。

せたな海鮮丼ライド

もともと連休中は休みをとって7連休とし、八戸やら八甲田山の雪の回廊を巡る旅に出ようかと画策していた。
ところが国策によってコロナ患者は増える一方だし、それでも4月の頭くらいまでは「サイクリングなら疎だし、青森くらいなら影響は少なかろう」と油断していた。
だけどGW直前になって緊急事態宣言は出るわ、都府県に出るなと言われるわ、あまつさえ道南から一歩も出るなというお達しが出るにあたってすべての希望は儚く砕け散ってしまった。

幸いなことに道南には渡島地方と檜山地方が含まれているので、近場でサイクリングするにはあまり大きな問題ではなかった。
というわけで、昨年度走ってみて良かったところをつまみ食いしてみることにした。

旭台今金線を目指す

というわけで自転車を積み込んでいつもの八雲町へ。
まずはここから道道42号八雲北檜山線を登っていき、「全人類道道793号行け」という名言を残した旭台今金線を最初の目的地とする。


当日はびっくりするぐらいのドン曇りで映える要素が一切ない空模様ではあったけれど、その分日差しもなく、肌寒いとはいえ走り出せばすぐに温まる程度だったのでサイクリングにはベストの気温。

マイペースで山を登りきって旭台今金線に入ろうとすると、除雪が入っていないため一部不通との看板が。
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しかし、さすがにこの時期に凍ってるとかありえんでしょ、と華麗にスルーして走り出した。
道端には多少雪が残っているけれど、道路状況は最高にいい。
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ここは晩秋と春にしか走ったことがないけれど、夏場はきっと放牧の最盛期で、農作業用のトラックやなんかが走ったり泥を撒き散らかしたりしているだろうから、農閑期の今こそが走りどきかもしれない。
しかしこの真っ白な空よ。
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ここから今金に向けては細い細い片側一車線の山道になるのだけど、前述のように交通量は完全にゼロだし、曲がりくねったワインディングロードをゆるゆると下っていくのは楽しさしかない。

太田山神社へ

今金町のセコマで梅ひじきおむすびを買って小休止。
補給食とスポドリで甘ったるくなった口の中が梅の酸味でさわやかに。
やっぱセコマは大正義やわ(ホットシェフ店舗に限る)。

しかしここのセコマはゴミ箱を封鎖していたので幻滅。
消費税2%多くとってもいいからゴミを捨てさせてくれ……。
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せたなの海岸線に出ると、前回同様激しい南風で、寒くはないけれどスピードが出せない。
右は海、左は山というパーフェクト一本道では、UCI禁止スタイルのエアロポジションで走るんだけど、姿勢が変わるだけで2~3km/hは速度が違うからヤバい。
道路の段差には極端に弱い姿勢だから、こーゆー交通量が少なく道路状況もいい、北海道の田舎道に最適のポジションとも言える。
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自分がブルベのコースを作るんだったらこの海岸線は必ず組み込みたいところなんだけど、一部で道路が片側一車線になり、自動車がクラクションを鳴らしながら追い越していくのでそこだけがちょっと微妙だ。

そうこうしているうちに太田山神社に到着。
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今日は「これから登るぞ!」という気合の人がおらず、物見遊山のバイカーだけだったので堂々と正面から写真を撮ってみた。
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ほとんど壁のように見えるこの階段ですら地獄の一丁目で、そこから険しい山道を一時間よじ登り、さらに最後にはリアル断崖絶壁が待ち受けているというから鬼だ。

鮨処かきた

この段階で11時45分。
昼食を取る予定の「鮨処かきた」まで30km。
なんとしてでもランチタイムの14時までに到着すべく、無い足を振り絞って向かい風の中を走り続けた。
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無事1時間30分で走破して、ゲットしたのがこちらの玉手箱。
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いつもここでは海鮮丼だったんだけど、去年行ったときに隣のお客さんが注文しているのを見て、絶対食べようと思っていた。
見た目の100倍くらい美味しく感じるのは、100km走ってきたからかも。
とにかくボリュームがあって美味いし、あわびもきちんと入っているし、100点満点。
これで1,600円とかやばいよね。東京だったら倍以上取るでしょ。
www.hiyama.pref.hokkaido.lg.jp

この後はローソンでアイスコーヒーとソイジョイを買って休憩。
とりあえず最近の課題は「甘くない補給食を探す」ことだったりする。
コーヒーはヒルクライムの前後に飲むと口の中がさっぱりしていい(カフェイン効果で目が覚めるのもいい)。
ソイジョイの新しく出た抹茶味は、抹茶の苦味がちょうどよく、さらにちょっともっちゃりした食感で、ぱさつかなくて非常にいい。

大塚製薬 ソイジョイ 抹茶&マカダミア 30g ×48個

大塚製薬 ソイジョイ 抹茶&マカダミア 30g ×48個

  • 発売日: 2020/09/28
  • メディア: 食品&飲料

本当はビーカインドのナッツバーが好きなんだけど、1本200円以上するので気軽には食べられない。
1時間に1つ食べるなら、やっぱり100円台で収めたいところ。

あとは残り40kmの山道をへーこら登る。
途中でガチローディに倍くらいの速度で追い越されたけれど、こちとらすでに100km走ってんじゃい、の気持ちで負けない。
まあ、相手も同じくらい走ってる可能性もあるけれど。

雲石峠は熊石サイドのほうが勾配が急で、なおかつ道が良い。
八雲サイドは現在補修中でだいたい腐っているので、ダウンヒル時の衝撃がヤバい。
どちらかというと今回の逆周りの方が走りやすかろうとは思う。
まだ肌寒く温泉ライドとはいかなかったけど(一応着替えは持っていった)、熊の湯に行くときは八雲からまっすぐ来ようと思う。

和の湯で〆

そんなわけで途中での温泉は断念していたため、車に戻ってすぐに八雲町の和の湯へと急いだ。
www.tripadvisor.jp

前にも行ったけれどここは源泉かけ流しの新鮮なお湯がジャバジャバと湧き出ていて泉質が最高にいい。
温泉であたたまる→水風呂で下半身浴を繰り返すだけで丸一日は入っていられる(実際は小一時間程度で出たけども)。

というわけで今回のRelive。

ガッツリ昼食をとった割に140kmを7時間なので、そこそこのペースでは。
このくらいの疲労感なら300kmブルベも走れないことはないような気が、しないでもなかったりそうでもなかったり。