PikaCycling

Raleigh CRAとDAHON routeを買ったばかりのサイクリング初心者。ポタポタとポタリングを楽しもうと思っています。

Raleigh CRAで城岱ヒルクライムしてきた

Raleigh CRAはクロームモリブデン鋼という、端的に言うと『鉄』で作られたロードバイクだ。

そしてクロモリの評判を見ると、
「登りは苦手」
と言われていることが多い。

カーボンやアルミに比べて鉄は重いから仕方ないんだけど、言っちゃ悪いけど、どんな自転車であっても程度の差こそあれ坂はしんどいはず。
自転車が6kgと10kgで4kgの差があっても、そこに75kgの人間が乗ったらトータル81kgと85kgで、5%しか変わらない。
自転車が軽いから楽に登れる、ということはあっても、自転車が重いから登れないなんて坂は無いはずだ。


みたいなことを考えていると、気がついたら坂の前に立っていた。

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ここは城岱スカイライン
道南ヒルクライマーのメッカである。

自分みたいなへなちょこロードバイク乗りには一生(は言い過ぎかもしれないけど2、3年は)縁がないところだと思っていた。
だってここ、自動車で登ってもしんどいんだよ?
それを自分の足で登るなんて正直考えられない。

しかし自分の理論である「いやしくもロードバイクならば登れない坂なんてない」を実証するためにも、ここは挑戦してみるしかないだろう。


入り口の下でストレッチをして体をほぐし、看板の写真を取ってからスタート。

登り始めるとまあキツイ。
速攻でギアをインナーローにして、あとは心を無にして淡々と登る。
ついペダルを”踏み”たくなるけど、それだと足を使いすぎるので”回す”ことをとにかく意識した。

踏むペダリングだと下死点で力が抜けた瞬間に後に下がってしまいロスが大きい、らしい。
常に前進するように、右足の力が抜ける前に左足で力を入れて、ペダルを回すようにするのが坂道を登るコツなのだとか。

自分自身が内燃機関になった気持ちで黙々とペダルを回す。

オレは燃料と水を補給しながら進む機関車だ。

そんなことを思いながらひたすら漕ぎ続けるうちに、目の前に残り1kmの看板が現れた。
意外と登れるじゃん!
残りの距離を一気にダンシング!!!
は無理で、それでも息を切らせながらペースを上げて走りきった。

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スタートとゴールの写真を撮った時間を見ると、出発は8時43分、到着は9時26分だったのでタイムはだいたい43分。

ほかの人の完走記事を読むに最速で20分くらい、普通の人なら30分台出せるといい感じっぽい。
今回は「足をつかないこと」を目標にタラタラ登ってきたけれど、もう少し頑張れば40分切りはできそうな気がした。

登る前はヒルクライマーなんて頭おかしいと思っていたけど、登ってみると楽しいのが謎。
展望台でアイスを食べられるわけでもなく、絶景どころか霧まみれで真っ白で、得られたものがなにかあるわけじゃないのに、なにか不思議な達成感がある。
ロードバイクの助けがあれば、このぐらいの峠は普通に登れてしまうという単純な事実に感動してしまう。

ロードバイク凄い。

そして下りは超楽しい。
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登り終えてしまうとそれまでの苦労は雲散霧消して、楽しさだけが残る。
これが、また登りたくなる秘訣かもしれないなあ。


帰りは北斗市のせせらぎ温泉と、
www.city.hokuto.hokkaido.jp

花水木のごくにぼ醤油ラーメンで〆。
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煮干しがこれでもかというほど入っていて味が濃いのに、スープを全部飲み干してしまえるくらいにさっぱりとしているのでやめられない。


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そんな感じで、初挑戦のヒルクライムはかなり楽しかった。
今回は霧で全然風景が楽しめなかったけれど、来週にでもまた行ってみたい。
つぎは晴れているといいなあ。