【環島】2025四国一周 DAY0 函館~松山
3月の下旬に四国一周旅行に行ってきました。
寒い北海道を離れて初春の四国でさわやかに自転車漬けの毎日を送ることができ、すっかりリフレッシュできました。
特に高知県、四万十川あたりはロードバイクで走るのにはうってつけの道が多くて、早くもまたすぐに行きたくなっていますが、まずはブログで旅の模様を振り返っていこうと思います。
日程は9泊10日ですが、土日と祝日を挟んだので有給休暇は5日で済みました(汗
日程 | 内容 | 走行距離 |
---|---|---|
1日目 | 函館~松山 | 飛行機輪行 |
2日目 | 松山~観音寺 | 150km |
3日目 | 観音寺~徳島 | 165km |
4日目 | 徳島~室戸岬 | 150km |
5日目 | 室戸岬~高知 | 80km |
6日目 | 高知~四万十 | 165km |
7日目 | 四万十~宇和島 | 170km |
8日目 | 宇和島~松山 | 100km |
9日目 | 予備日 | - |
10日目 | 松山~函館 | 飛行機輪行 |
走行距離はこんな感じで、1日あたり200km未満のゆるポタ計画。
長旅になるのでトラブルに備えて9日目を予備日とし、何もなければ松山市内を観光する予定にしていました。
飛行機はANAで、マイルを使ったのですべて無料!
陸マイラーとしてクレカでマイルをためまくっており、さらにPBPでフランスに行った時のマイルが有効期限を迎えそうなのでざっと半分くらい消化できました。
ほんとはフランスまでの分をマイルで賄えたら最高なんですがね……。
その他に威力を発揮しているのはやはりANA Pocketですね。
anapocket.page.link
最近のアップデートで広告まみれになってしまったのは残念ですが、家でテレビを見ているときなどにテキトーにノルマを消化しているとどんどんマイルがたまっていくので地味にお勧めです。
飛行機代はタダとはいえ、台湾に比べて宿泊費も食費も高いので、トータルで比べるとトントンだと思います。
たしか台湾の時はスターラックスが往復で6.8万円で、滞在費が1日1万円未満だから15万円くらい。
今回は1日2万円近く使わされたので、やはり同じくらいかかりました。
まあ、台湾は安い一般的な食べ物でも珍しくて食べちゃうけど、四国に行っちゃうと観光客向けの郷土料理を狙っちゃうし、これはまあ仕方がないかな。
自転車旅行の装備
宿は全て事前に予約して、どこもランドリーありにしたのでジャージは一着だけ、冬用のものを持っていきました。
そのほかには通常行動用のシャツとズボン、下着2セットとタオルを用意。
台湾の時は暑かったのでレーパンではなくフリージーのハーフパンツを2枚持っていって一つを普段着代わりにするという作戦もできたんですが、3月下旬の四国はまだ結構寒く、冬用のレーパンで正解でした。
ジャージが一着なのは荷物が少なくて良かったんですが、毎日洗濯をしなきゃならないというのはなかなか大変でした。
宿についてまずシャワーを浴び、私服に着替えて洗濯機にかける。
その間に風呂にお湯を溜めておいて、洗濯中はお風呂でリラックス。
乾燥機は1時間かかるのでその隙に夕飯を食べに行く、というあわただしいスケジュールを強いられます。
最終日に乾燥機が1時間半待ちになっていて、さすがにそれは眠いのであきらめて部屋に干したんですが、この時期の四国は乾燥していることもあって(それで山火事も起きていたし)一晩で十分に乾いていたので助かりました。
台湾は3月でも湿気が凄くて乾燥機がないと全く乾かないですからね。
そーゆー意味でも日本なら手洗いでも十分な感じもあります。
着替えはサドルバッグに詰め込んで、財布などの貴重品はウェストポーチ、ウィンドブレーカーなどすぐに取り出したい軽いものはリュックサックに入れます。
ライトは真夜中に走らないので前後に1灯でしたが、狭いトンネルが多いのでリアは2灯あってもいいと思います(なんなら反射ベストがあったほうがいい)。
自分はヘルメット尾灯を2つ着けているので、リアライトとあわせてデイライトにして運用していました。
フロントライトはMTBにつけているGVOLT70をつけていきました。
6日目と7日目は走行距離が長く、ホテルに着いたのが日没後になりましたが、そのあたりでは市街地に入っているのでこの程度で十分だと思います。
あと、ロングライドになるのでロードバイクにはいつものDHバーをつけて行ったんですが、あまり使いどころがなかったので単に重いだけになっていました。
1日200km未満だと特に疲れることもないし、北海道と違って(特に四国の北部は)交通量が多かったり、海岸線も風が巻いていたりするので不向きでしたね。
その他
その他の注意点としては、顔を覆うフェイスガードは必携だということ。
空気が乾燥しているから唇は割れるし喉も傷めやすいし、幹線道路ではトラックの排気も多いので、ワンクッションあって良かったです。台湾の時はのどの痛みに苦しめられ、その教訓を生かして持っていって行きました。
とはいえ帰宅後に洗車をするとあからさまに台湾の時より自転車がきれいだったので(台湾の時はヘッドパーツにびっしりと排気ガスの垢がたまっていた)、そーゆー意味では日本の方が走りやすいんだな、と変なところで感心しました(汗
ただの自転車旅であれば持っていくものはむしろブルベより少ないくらいで済むし、1日の走行距離も短いので楽勝ですね。
このくらいのペースなら丸一か月続けても大丈夫そうな感触でした(ただし雨天を除く)。
出発
という感じで、あまり気負いも緊張もなく出発の日を迎えました。
四国一周1000㎞とはいえ、一日の距離も全然長くないし、それになにより制限時間がない! ので楽勝ムードです。
休みさえあれば誰でも走れちゃうじゃん、という気分。
輪行袋にロードバイクを詰めて、重さは約16kg。
ここでミスったのがヘルメットでした。
いつもはヘルメットの中に防寒着を詰めて入れるのですが、寒かったのでそのまま着ていくことになり、裸のまま突っ込んでいたんですが、そのせいでヘルメット内部のプラスチックパーツがすべてもぎ取られてしまいました(泣
これは帰ってきたときの状態で、往復の移動で調整ねじも含めて内部のパーツがほとんど崩壊。
買って5年目になるから寿命だし、買い替えようと思っていたところだったのでやむを得ないところですが……。
今度からヘルメットはリュックサックにぶら下げて行こうかな。
この時はそんな悲劇が起こるとも知らず、ビールを飲みながらのんびりと出発の時を待ちます。
ブリカツタレバーガー、観光地じゃないと食べる機会ないな。
羽田空港到着
羽田に着いて、まずはロードバイクがついてきているか確認。
Knog Scountがあるとこーゆー時に安心。
妻とも位置情報を共有しているので大変便利です。
昼ごはんには保安検査場内のうどん屋さんへ。
香川県あたりで鬼のようにうどんを食べる予定なので、ANA FESTA 52番ゲートフードショップでまずは基準となる味を確認。
しかしここのうどん、意外と美味しいぞ……。
かき揚げが熱々だし油感がジューシーで良い。
本場のうどんはこれに勝てるのか!?
マイル航空券の罠として、取れた便が夕方になってしまったのでパワーラウンジで有料のビールなどを飲んでまったりしていました。
松山到着
そんな感じで松山に到着!
輪行袋は手渡しで受け取って、もともとは自転車で宿へ向かう予定だったのですが、この日は雨だったので贅沢にタクシーで移動します。
(なので朝からビールを飲んでいたという)
空港から道後温泉まで10kmほどあるので、だいたい4,000円くらいだったかな?
しかしいま調べてみるとリムジンバスで道後温泉駅前まで行けることがわかってショック!
www.iyotetsu.co.jp
最初から知っていれば1,000円で行けたのに……。
ドウゴノオヤドいわさき ☆☆★★★
松山での拠点は道後温泉近くにあるドウゴノオヤドいわさき。
cycling-island-shikoku.com
道後温泉のすぐ近くにあってアクセスも良く、施設もきれいでとても良かったです。
ただし値段が少し高め(1万円オーバー)で、館内は土足禁止なので輪行袋状態でないと室内にロードバイクを入れられないところはマイナス。
特にこんな感じのイメージ画像を使って、説明文にも「当館は館内に自転車が置けます。セキュリティーのかかった扉の中の玄関スペース、またはお部屋に持って入ってもOK。」と書かれているのに明確に断られたのはちょっとひどいですね。
けんたさんのYouTube動画で紹介されていたから何も考えずに予約したんですが、もうちょっと調べておけば良かったかな。
道後温泉まで歩いて行ける立地の良さは魅力ですが、初日は良いとしても後半は松山県庁近くの、普通に繁華街に泊まったほうがいいかもしれません。
かどや 道後駅前店
夕飯は道後商店街にあるかどやへ。
www.kadoya-taimeshi.com
宇和島鯛めしはオレンジフェリーで食べているので、さつまめしなる謎メニューが気になります。
が、愛媛まで来て鯛の刺身を食べないのももったいない、ということで両方がセットになった宇和島鯛めしさつま御前を注文。
さつまめしというのは焼いた白身魚と麦味噌をすり鉢で混ぜ、それを骨の出汁で伸ばしたものを麦飯にかけたものだとのこと。
確かに滋養があって悪くないけど、さすがにこれだけだったらちょっとさみしかったかな(汗
という感じで初日の移動はここで完了。
明日からはいよいよ四国一周に出発、できるのか!?
次回の更新を乞うご期待!