PikaCycling

Raleigh CRAとDAHON routeを買ったばかりのサイクリング初心者。ポタポタとポタリングを楽しもうと思っています。

【Road to PBP2023】パリブレストパリの走行計画

さていよいよあと一か月に迫ったパリブレストパリ。
www.paris-brest-paris.org
海外輪行が初めてならば1,200kmという距離も初めてという不安要素だらけな自分ですが、行けば何とかなるんじゃないかな気分でいます。
いろんな人の経験談を見たり聞いたりしていると、どちらかというと脚力よりも、十分な装備と計画、そしてそれを守る強い意志の方が大事なんじゃないのかな、と。

とりあえず、公式HPに各コントロールのオープン/クローズ時間が記載されたタイムテーブルが見れるようになったので走行計画を練ってみました。

往路は真面目に走らないとヤバい

CLOSE時間を見てみると、往路はガチで15km/hペースになっているので真面目に走らないとブレストに着く前に足切りされそうです。
ブレストのクローズ時間がスタートから40時間19分後に設定されているので、完全に600kmブルベのペースですね。

600km×2で40時間×2+10時間のオマケがあるから大丈夫っしょと思っていたけど、実は前半戦を終えないと10時間のボーナスが生きてこないので、想像よりもだいぶ厳しい。
その代わり復路は12~13km/hペースで計算されているので、ヘロヘロになっても死なずに漕いでいればなんとかゴールできるぞ、という計らいが感じられます。

往路

最終U組のスタートは21時。
フランスではだいたいこの時間が日暮れ時になるので、スタート直後からナイトライドになります。
この狙いは、元気なうちに最初の一晩を越えてしまおうという計画。
途中から夜装備に変更するよりも、最初から着込んで走り出した方がロスが少ないというのもあります。

Mortagne-au-Perche

最初のウェルカムポイントであるモルターニュ・オ・ペルシュまで120kmあるので、ここを6時間かけて走ったとして到着は午前3時ごろ。
日の出前の一番寒い時間なので、ここでクローズ時間近くまで休むか、もしくはどうせ着込んでいるから速めに抜けて次のPCを狙うかを状況を見ながら判断したいですね。
ちなみにWPは寄る義務はない場所なんですが、シークレットPCに設定されることがあるというので念の為全部立ち寄るつもりです。
(というか単純に休みたいし)

VILLAINES-LA-JUHEL

次のヴィレンヌ・ラ・ジュエルが最初のPC。
到着はペルシュで休憩しなかったら8時前くらいなので、夜装備を脱いだり朝食を食べたりして、しっかり休もうと思っています。
だいたい200㎞なので中休憩をとるにもぴったりだし、あまり焦らず進んでいきたいところ。

FOUGERESとTINTENIAC

PC2のフージェールとPC3のタンテニアックは、日中なので早めに抜ける予定。
PCではブルベカードにスタンプを押してもらう必要があるので、スムーズに通り抜けても30分はタイムロスしそうですが(汗

Quédillac

うまくいけば2つめのWPであるケディヤックには2日目の19時ころに到着できそう。
ばるさんのブログによるとここのガレットが美味しいらしいので、夕食タイムとしゃれこみたいと思っています。

LOUDEAC

2日目の23時ころに前半の山場であるルデアックに到着。
ここで仮眠を取ってもいいんですが、まだ23時で日が暮れたばかりなので、ドロップバッグを受け取ってジャージを着替えたりして、なんとか1時間くらいでリスタートを切れればいいなと思っています。

Saint-Nicolas-du-Pélem

3つめのWPであるサンニコラに到着するのが午前2時ころの予定なので、ここが仮眠ポイントかなあ。
クローズが5時なので、ここで貯金を使い切るイメージです。

CARHAIX-PLOUGUER

仮眠後、30kmくらいでカレ・プレゲールに到着。
時間的にここで朝食をガッツリ食べておいた方がいいかな。

次はいよいよ折り返しのブレスト。
距離が90kmあるので、3時間30分前に出た最初の組の人たちとすれ違うかな~と思っていたら、この区間のコースは重複しないので残念。

BREST

そんな感じで折り返しのブレストに到着するのは12時ころの予定。
クローズは13時19分なんですが、各PCでのタイムロスを考えると、頑張って走っても39時間めいっぱいかかりそうな雰囲気があります。
途中で余裕があっても後のことを考えたら、ここまでギリギリ隊になってしっかり休みながら走った方がいいかもしれません。

復路

帰りは制限時間ががっつりゆるくなるので、時速18kmペースかつ各PCで1時間ずつロスしても問題ない計算になります。
そーゆー意味では「ブレストまで来れたし、ここでDNFしてTGVで帰るか」ではなく、「いきなり10時間貯金ができたし、ロードバイクが爆発炎上しない限り帰れるぞ」と前向きに考えた方が良さそう。
最悪ゴール時間に間に合わなくても、完走すればメダルはもらえるからねえ……。

たぶんブレストは混んでいるだろうから、1時間くらいで早めに引き上げて復路リスタートを切りたいところです。

CARHAIX-PLOUGUERとGouarec

最終組で制限時間いっぱい使って走っているからここまで真のギリギリ隊で、自分より遅い人間は確実にリタイアというほうき車状態だし、PCはそれほど混まないはずだと踏んでいます。
早い組は速い人ならぶっちぎれるからいいけれど、そうでないと後の組の速い人に追いつかれて団子になってしまいそう。

さらに往路でギリギリ隊でも、PCは復路でも使うので食べ物もなにもないという事態は避けられるし、足に自信がないのなら意外と最終組は悪くないんじゃないかと考えています。
唯一心配なのが、ルデアックのクローズ時間に間に合わなくてドロップバッグを引き上げられちゃうことくらいかな?

そんな感じでカレ・プレゲールとグアレックは、軽食を食べたり休みながらのんびり過ごす予定。

LOUDEAC

問題はルデアックからで、到着予定時刻は午前1時でクローズが午前4時10分。
一番早い組のクローズが0時40分なので、ここからは早い組の人が出発する前に到着してしまうことになりそうです。
そうなるとルデアックの仮眠所はいっぱいで、人が出て行ってから寝るハメになる危険性も。

そーゆー意味ではひとつまえのグアレックで休んでおいて、貯金を2時間くらいまで減らしておいた方が無難かもしれないなあ、などと考えています。

Quédillac

グアレックかルデアックで仮眠をとるので、どちらにしてもケディヤックに到着するのは朝の7時ころ。
往路で食べたガレットは再び食べられるだろうか……。

TINTENIAC・FOUGERES・MORTAGNE-AU-PERCHE

タンテニアックとフージェールは往路と同様、昼間に駆け抜けるだけ。
ここもゆっくりめに休憩を取って、モンターニュ・オ・ペルシュに向かって、そこで最後の仮眠をとっておきたい。

DREUX

ドルーが最後のPC。
残り40㎞だし、食事もお菓子も美味しいというのでゆっくり休んでゴールに備えたいですね。
ここでパリブレストを食べておきたいなあ。

RAMBOUILLET

そんな感じで24日の12時過ぎにランブイエにゴールする予定。
クローズは15時なので、まあまあ余裕を残した計画になっています。

今年のブルベは「疲れすぎないこと」「体に痛みを出さないこと」を目標に、無理しない範囲での最速を追い求めていて、なんとかペースがつかめてきたんじゃないかな、と勝手に思っています。
元気な時に無理しすぎず、疲れながらも走りながら休んでいけば、1,200kmといえども気合で完走できる、はず。
嵐とか豪雨とか大寒波とか暴動に襲われないよう、あとは祈るばかりですね。