PikaCycling

Raleigh CRAとDAHON routeを買ったばかりのサイクリング初心者。ポタポタとポタリングを楽しもうと思っています。

BRM204追い風400【後半戦】

豚汁を食べた後は再び1号線に戻る、のだけど、このあたりは道が分かりにくくてときどきミスコースしては後ろの人から注意されるなどしながら進むことになった。
eTrexに入れたコースを500ポイントまで減らしてしまったので精度が悪すぎただけなのだが)
特にポカンとなったのが1号線を右折するところで、信号も横断歩道もないところを前の人は華麗に右折していったのを見送っていたら後ろから「地下道ですよ」と声をかけられて我に返ったりした。

ルートが手で引かれているところは注意して見ないとあぶないね。

そこから静岡市内は、まんしょさんと二人で進むことになった。
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追い風が気持ちいいのでガンガンに飛ばして引っ張っていったけど、途中で道を盛大に間違えたのでそこから先はまんしょさんに引いてもらうことになったのはご愛嬌w

途中で
「今日は興津に泊まりですか?」
と聞かれて
「前にウナギ600で通った時は見るだけだったので、泊まってみたいんですよね~」
と答えたけれど、実は微妙に迷っていた。

というのも、追い風のおかげで予定よりも1時間以上も貯金ができているし、まだ疲れも寒さも大丈夫だったので、(まだ先に進んでもいいかな)という気持ちも50%くらいあった。
沼津あたりまで進めば快活CLUBもあるし、一番冷え込む深夜3時とか4時に日の出まで休むのが効率的だったかもしれない。

しかしお風呂の誘惑には勝てず、駿河健康ランドに入ることに。
www.kur-hotel.co.jp

そこでちょうど出発するTonnyさんとお会いして、お菓子のおすそ分けをいただいたりもした。
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彼はお風呂に入らずここでトイレだけ借り、まさに前述の作戦で厳寒期を乗り切ったらしいのでクレバーだった。

0時から休んだ自分はクレバーではなかったかもしれないけれど、お風呂はもうとにかく筆舌に尽くしがたいほどに最高だったので優勝でいいと思う。
露天風呂の壺湯でまんしょさんと話もできたし、ジェットバスで体をほぐして細かい泡のミルク風呂で毛穴の汚れを落として全身ぴかぴかになって、とにかく楽しい。

午前3時から料金が上がるのでそれまでに出ようと思ってノンアルコールビール片手に館内をウロウロしていたら、なんと、4階と8階に洗濯乾燥機があるのを見つけてしまった。
館内着があるんだから洗えるじゃん! と、3時を回ってしまうのを覚悟でジャージを洗ってしまうことにした。

そんなこんなでさっぱり着替えてリスタートしたのが3時半くらい。
ここまで稼いだ貯金を放出して、それでもまだ予定通りの出発時間だったので余裕がある。
次来るときは絶対、先に洗濯をしておこうと心に決めた。


しかし外に出てみると、予想通りにめちゃくちゃ寒い。
ハンドルバーと冬用SPDシューズのおかげで手足は寒くないけれど、それ以外の部分がとにかく寒い。
1時間半ほど走って耐えられなくなったのでローソンで、うちカフェのコーヒーを飲みつつペットボトルのコーヒーを買って腹に仕込むなどした。

それでも夜明け前の街は寒すぎて、目に入ってくる看板が全てコンビニのものに見えるようになってきたので30分も走らないうちにミニストップに駆け込んでトルティーヤとコーヒーで時間をつぶしたりもした。

6時近くなってくるとようやく夜も白じんできて、あとは伊豆市に入ると坂を上ったりできるのでなんとか人心地がついてきた。
平地で坂と同じような負荷で走っちゃうと、速度が上がるので寒いのよね。
夜はヒルクライムに限る。

深夜に走っていると本当に太陽のありがたみが分かる。
太陽によって生かされているのだ。


そんなこんなで久しぶりのPC3、セブンイレブン伊東中伊豆入口店に到着。

こまごま食べていたのでそれほどおなかも減っておらず、おにぎり2個とドリンク補給のみでリスタート。
もう残りは100㎞切っているのでゆるポタモードである。

中通り過ぎた熱海ではすでに桜が満開でびっくり。

あとでTwitterに写真を上げたらこれが早咲きで有名な河津桜らしい。

それはそれとして、ここから先は不当なぐらいやたらと山道を通らされて参った。
やはり最後くらいはヒルクライムさせてやらなければという親心なのだろう。
熱海から真鶴まではひたすら登りまくる。

ようやく山を越えて、ようやく海岸線だし下りだし最高だぜヤッホー! と駆け下りた後で気が付いた。
(あれ、通過チェックはどこだ?)
通過チェックは根府川駅に設定されていた、が、全然駅らしい駅は見ていない。

半信半疑でGoogleマップに聞いてみると、ものの見事に通り過ぎていた。
下り左カーブのすぐ後に右側にあるこじんまりとした駅なので完璧に見落としてしまっていた。
なんだかんだで5kmくらいの坂道を2往復させられてしまってタイムロス。

さすがにこたえたので、ここでレッドブルを投入。

本当はここで、湘南メンチというのを食べようと思っていた。
Googleマップで見ただけだとめちゃくちゃ近いんだけど、実際行ってみると高低差があって迂回しなければいけないため、今回は断念。
その代わりに小田原で何か食ってやろうと、走りながらずっと昼食のことを考えていた。

小田原といえば練り物、おでん、惹かれないなあ。
体が冷えているから刺身というのもイマイチだし……。
そんなことを思っているうちに小田原城が見えてきたので、慌てて飛び込んだのが牛タン満月。


関連ランキング:牛タン | 小田原駅

何にも下調べしないで入ったんだけどこれがもうめちゃうま。

仙台で食べたのよりも美味しいかもしれない。
でもって全部牛タンじゃなく、半分豚肉にできてリーズナブルなのも嬉しい。
ご飯と肉のおかげでみるみる体にエナジーがみなぎってきたのを感じた。

残りの時間はもうご褒美タイム。
湘南の風を浴びながら快晴の海岸線を走るなんて、普通に楽しすぎる。

江ノ島を見たり寄り道しながらゆるゆると走って、ゴール地点のKKR逗子に到着。

敷地に入ると元気のいいお姉さんが
「ここがゴールで〜す。自転車を置いて中に入ってくださあい」
と元気に声をかけてきて、あとでわかったのだけどこの人が虫さんらしい。
いつもブログを読んでいるので声をかけておけばよかったなあ。


そんな感じで無事にゴール。
タイムは25時間半くらい。
興津でのんびりしすぎたのでタイムはそこそこになったけど、そこは覚悟の上だから仕方ない。
400km、4,000mアップだから完全平坦ブルベというわけでもないし、もうちょっとストイックに攻めて24時間以内で走り切れるといい感じかもしれない。
24時間×3=72時間で、90時間まであと18時間ほど余裕があるので、次回以降は24時間を目標に定めて挑戦しようと思う。

疲労的には大したことなくて、心配していた手の痺れもスティンガーのおかげで大丈夫だった。

ハンドルもカーボンにしていたおかげで振動もかなり吸収されていた気がする。

それよりも左手が痺れやすいのは、去年の冬に親指を脱臼したせいなんじゃないかと思った。
というのも急な下り坂でブレーキを握りっぱなしにしていると、人差し指と親指の間に全体重がかかって関節が外れそうになることに気がついたから。
これからオーバーホールに出す予定なので、いっそ左前ブレーキにしてしまったらどうかと考えている。


というわけで追い風400は完走。
次回はブルベ終了後の観光ライド(むしろこっちが本番)の模様をお送りします。