PikaCycling

Raleigh CRAとDAHON routeを買ったばかりのサイクリング初心者。ポタポタとポタリングを楽しもうと思っています。

晩秋新蕎麦ライド

週末に向けて地元のイベント情報を必ずチェックしているんだけど、その理由は「なるべく近くに寄らないため」だったりする。
込み合う時期だと車の運転も乱暴になるし、「人の行く裏に道あり花の山」ではないけれど、ロードバイクを楽しむならばイベント時期は避けた方が無難だ。

地元は紅葉の時期に差し掛かっていたんだけどそーゆーところもまあまあ人が集まるし、来月に迫っている初の600kmブルベに向けて平坦をかっ飛ばすトレーニングもしたかったので、今回は自宅から福島町に向けて海岸線を駆け抜けることにした。
家を8時30分に出発して、知内町のローソン(函館200のPC1だ)まで約60㎞を2時間15分とまあまあのタイム。

海岸線は突っ走れるけれど、やはり市内の信号峠がキツイ。
道内のブルベでは30kmくらい信号がないのがザラだから楽なんだけど、関東だとどんだけ田舎だろうと函館市内と同じくらい栄えているだろうから恐ろしい。

その後は千軒峠を登って、この日のお目当ての新そばを狙ってヒルクライム

しかしなんということか、まさかの臨時休業。

70km走ってきてこれは辛い。
意気消沈して店の前で座ってTwitterをしたりしてたら次から次から車がやってくるのでそのたびに
「今日臨時休業ですよー」
と声をかけるRPGのモブキャラみたいなことになってきたので、あきらめて知内町に戻ることに。

たしか来る途中で新そば提供中と書かれたのぼりを見かけたなあ、と思いつつ下っていくと、「大衆割烹・仕出し 川波」というお店を発見。
早速入店して、天ざる1,300円にしようかと思ったんだけどおなかもすいているし、いか天ざる1,100円を大盛りにして1,300円とした。

山盛りのお蕎麦、なんだけど、太さがマチマチなので当然ゆで加減もバラバラで酷い。
コシもなくて長さは2~3cmにぶつぶつと切れてしまい、とても蕎麦と呼べる状態じゃなかったのが残念過ぎた。

十割手打ちにこだわっているみたいだけど機械より明らかに下手なんだから、素直に二八の機械うちにすりゃあいいのに、と思ってしまった。


この日は南風の影響か気温がかなり高く、秋装備だと汗ばむくらいだったので帰りにトラピスト修道院に寄ってみた。

秋になって毎週のように「ここが今季ラストのソフ活だ」と言いながらソフトクリームを食べているんだけど、ここのソフトクリームは北海道内でもダントツに美味しい。

まず乳脂肪分が多くて濃厚だし、密度が高いソフトクリームがコーンのしっぽまでびっしり詰まっているし、スプーン代わりに名物のトラピストクッキーが一枚刺さっているなどクオリティが高すぎる。
レストランや喫茶店などでよく「家賃がかかってない味」と言われて、自前ビルのオーナーが趣味でやっているような店は原価率が高くて美味しいという意味なんだけど、ここのソフトクリームはもはや「利益が乗っていない味」なのでめちゃくちゃ贅沢だ。

蕎麦で意気消沈した分をとりもどして、無事に帰函。
往復140kmでも帰るころには日暮れが近いのでロングライドには厳しい季節だ。
あとやっぱり、いかに平坦とはいえ30km/h近いスピードで巡航しようと思うと風の抵抗が大きくなるので結構疲れてしまう。
200kmブルベくらいの距離ならこれでもいいけど、600kmは長丁場なので調子が良くても25km/hくらいに抑えて走るのが必要かもしれない。
逆に疲れていてもそのぐらいのスピードで走れはするんだけど、疲れてくると根性とかやる気が減っちゃうからね~。

まあ、せっかく遠いところを走るわけだし、美味しいグルメを味わいつつテンションを保って完走したいと思っている。