PikaCycling

Raleigh CRAとDAHON routeを買ったばかりのサイクリング初心者。ポタポタとポタリングを楽しもうと思っています。

Raleigh CRAで初ブルベ 〜ブルベ後編〜

ブルベ初参加で最初は不安だったけれど、PC1まで45kmを2時間で走破し、快調なスタートを切ることができて気が楽になってきた。
200kmと聞けば遠いけれども、残り155kmはもはやゆるポタディスタンスである。

スタートでの大逃げが功を奏して、完全な単独走行で気分も軽い。
前後にまったく人が見えないというのは精神的に断然楽だ。
やはり自分にはソロライドが合っている。
これぞ”孤独のブルベ”かな、などとうそぶいてみる。

ただ、あとでリザルトを見ると10分くらいの差だったので、実際にはかなり僅差だったようだ。


PC1を過ぎたあたりから完全に朝になり、朝焼けを背に受けながら順調に走り続けた。
なるべく足を止めたくないとはいえ、絶景を見ると(ブログのために)写真を撮らざるを得ない。
深浦町千畳敷海岸といい絶景が多く、道の駅のイカ焼きも美味しそうで、機会があったら今度はのんびり走ってみたい。
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海岸線は南からの風が強烈で、思ったようにスピードが出なかった。
それは他の参加者も同じだろうと、ここは無理せず負担のかからないペースでじわじわ進む。

途中で馬が3つで驫木だったり、この前見た十三湖に続いて十二湖があったり(十四湖や十一湖はない!)したけど、寄り道する余裕なんてないので淡々とひた走る私だ。
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中山峠

そうこうしているうちにいよいよ本日の山場である中山峠へと差し掛かった。
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主催者の人は国道101号を通るより速いと言ってたけど、近道にならないと書いてあるやん。
しかも横を見ると熊罠まであるし(・(ェ)・)
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熊鈴の人はここまで来てから鳴らせよなー(まだ根に持っている

しかし峠と言っても標高140mくらいの小峠なので、特に苦にもせずヒョイヒョイと登る。
車一台が通るのがやっとだという道幅はむしろ自転車専用道と言った様相で、しかも勾配はゆるゆる、両サイドには奥深い森が広がっていて、めちゃくちゃ楽しかった。
Raleigh CRAはけっしてヒルクライム用の自転車ではないけれど、楽しんで坂を登る分には十分な性能があるのよね。

登りは楽勝だったんだけど、中山峠から先の海岸線でも向かい風が厳しく、なかなかペースが上がらない。
孤独なブルベではドラフティングができないから、せめてTTバーが欲しいな。

ハンドルよりも先に出ない短いタイプならブルベでもアリなんだっけか。
帰ったら調べてみないと。

PC2 ローソン八峰二森店

PC2に到着したのは9時23分。
113.9kmを5時間23分なので平均速度は21.2km/h。
向かい風のせいで速度が伸びず、思ったより時間を食ってしまった。
とはいえ、ゴールのためには充分すぎるペースなのでこのくらいで満足しておくべきだろう。

ここで大休憩を取ることとし、冷やしとろろそばと肉まんを買って、それらをポカリスウェットで流し込んだ。
ついでにiPhone骨伝導イヤホンを充電しつつ、水が減ってきたので氷だけ買ってボトルに追加したりしていたら、ついに他の参加者に追いつかれてしまった。
慌ててゴミを捨ててダッシュで退店する。

イートインしてしまったせいで25分も使ってしまったけれど、100km走ってきたので足を休めるためにちょうどよかったのだと思いたい。
リザルトを見るとPC2からPC3までの時間は他の参加者と大差ないので、だいたいみんなここで大休憩を取ったのだろう。


ブルベ中は一時間に一回補給食を食べることにしており、だいたいゼリーとエナジーバーを交互に食べている。
ただこのあたりで口が甘いものにうんざりしてきたのでなにかいいものはないかと探していたところ、ここでビーカインドのナッツバーなる商品を発見。

甘いだけじゃなくてナッツの香ばしさと食感が気持ちよく、相当にリフレッシュされた。
1本220円とかなり高いけど、栄養バランスもいいしロングライドの節目節目で食べていきたい。

PC3 ローソン二ツ井町

PC2で追いつかれたショックは大きく、ここから先はとにかく引きはなすつもりでペースを上げてひた走った(ので道中の記憶が全くない)。

最後のPCにたどり着いたのは11時7分。
ここまで142.7kmを7時間7分なので、ついに平均速度は20.1km/hまで落ちてしまった。

休みと向かい風のせいもあるけれど、原因はやはり暑さ。
朝のうちは夜半に降った雨のおかげで涼しかったけれど、南下するにつれて日差しがきつくなり、着実に体力を蝕まれていた。

とはいえ最悪残り60kmを6時間で走りきれば完走なので、肉体的には厳しいけれど、精神的な余裕は大きい。
あとは自転車が爆破炎上でもしない限りは充分ゴールできそうだ。

最後の山場

暑さを凌ぐためにボトルの水を体にかけながら走っていたせいで水の消耗が激しく、大館市内で意図せぬコンビニ休憩を挟むことになってしまった。

しかしここからは北上して峠を超えたら大鰐町
あとはノンストップで走り切るのみ!

ん? 峠?

そう、実は本当の山場は中山峠ではなく、ゴール直前に待ち構えていたのだった。
真っ昼間の陽の光を受けながらのヒルクライムは地獄なので、ここでポカリスウェット500ccを一気飲み。
さらにボトルに水と氷を補給して、不退転の覚悟で走り出した。

もうここまで来たら絶対に追い越されたくない。
残りの参加者が全員でトレインを組んで、キャッキャウフフしながら最後の坂でぶち抜いていったりしたら許せない。
そんな被害妄想混じりの気持ちで足を使いまくった。

峠を登りきったところでも後続車の姿は見えず、だいぶ気持ちが楽になった。
下りで逆転されることはまずないからね。

ちょうど大鰐から300kmブルベを出発した方とすれ違い、元気に手をふる余裕まで出てきた。

そうこうしているうちに大鰐温泉の鰐comeに到着!!!
無事にブルベ200kmを完走\(^o^)/
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フィニッシュ地点

トータル208.8kmを10時間15分でゴール。
平均速度は20.4km/hと、PC3地点よりもペースアップできた。
次の目標は10時間を切ることかな〜。

レシートから通過時間をブルベカードに転記して、無事にゴール。
主催者の人から
「次の人はどのくらいあとに来るか分かる?」
と聞かれたので、自分が一番乗りだったことがわかった。

そうは言ってもあとでリザルトを見てみると、みんな10時間30分くらいでゴールしていたので、意外とほぼ同じペースだった。
平地が多い前半でタイムを稼いで登りで追いつかれるという、クロモリロード特有の走り方が結果に出たのだろう。

ブルベでは観光やグルメライドを楽しむ人も多いけれど、初ブルベの自分にはそんな余裕はなかった。
次に挑戦するときには遊んでもいいかもね。

というわけで今回のRelive!

走ってばっかで全く面白みがないというw


それにしても無事に完走できて本当に良かった。
Raleigh CRAみたいなエントリー向けのロードバイクでも、200kmのブルベくらいなら余裕でこなせることが証明できたのが嬉しい。
ま、自転車は機材じゃなくて脚が一番大事ですからねー。

実際に200kmを走りきってみるとめちゃくちゃ疲れたわけでもなく、いつものロングライドとあまり変わらないくらいの疲労度で済んだ。
たぶん300kmくらいなら普通に走れるんじゃないかな。

ただ、尻の皮膚がヒリヒリして痛くなりつつあった。
ブルベを走るならシャーミークリームなりを尻に塗ったほうがいいかもしれない。
最近YOUTUBEでJ1クリームというのが良いと紹介されているのを見たので次は試してみよう。

Protect J1 長時間持続型保護クリーム 35ml

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鰐come

www.wanicome.com
目的を達成したのでこのまま鰐comeで温泉に入る、つもりで入館したんだけど、食堂が閉まりそうな時間帯だったので先に昼食を食べておくことにした。
本当はしゃぶしゃぶ御膳が食べたかったのだけど、閉店間際のため無難に名物の”もやしそば”を注文。
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しかし、うーん、まあ普通かな。
青森シャモロックがそぼろみたいで、ありがたみがないところが敗因か。


温泉は河鹿荘に比べて随分薄いなと思ったら、加温循環ろ過なのだとか。
河鹿荘に泊まっといてむしろ良かったな。

ただ、水風呂が広めで水深が深いのは良かった。
ライド後はとにかく水風呂で体を冷やしたいのだ。
着替えは持ってこなかったけど、上下のインナーさえ脱いでしまえば多少さっぱりする(靴下の替えを持ってこなかったのはミス)。

疲労回復のためにマッサージでも、と思ったんだけど結構値段が高くて躊躇していたら、12分300円の無重力マッサージというのを見つけたのでこっちにした。
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これが意外に良くって、もう一回やっても良かったかなと思うくらい。
1時間やっても1,500円だしなあ。

スピード焼き肉

夕飯は近所にある焼肉屋にしようと決めて、まだ開店まで一時間あったので宿で一眠りすることにした。
ところがタイマーをぶっちぎって2時間寝てしまい、起きたのは18時。


関連ランキング:焼肉 | 大鰐温泉駅大鰐駅

慌てて焼肉屋に向かうと、村にはほかに夜やっている飲食店がないこともあってものすごい大混雑だった。
ダメ元で食べられるか聞いてみると、
「19時までに食べ終われるのなら!」
というので
「すぐに出るメニューはありますか!」
と聞き返すと
「定食ならすぐできます!」
とのことだったので、とりあえずビールと定食を頼んでやっつけることにした。

ここで記念写真。
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やったね。

そしてここの牛ロースが絶品!
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超美味しいのにあっという間になくなってしまって、せめてもう一品くらい頼まなかったのをめちゃくちゃ後悔した。

仕方がないので帰りにデイリーヤマザキに寄って河鹿荘に戻った。
今日着たジャージを洗濯しつつ、風呂に入ってのんびり。
お湯は鰐comeよりもずっといい。
女将は気さくだし、洗濯物はすぐ乾くしで、とてもいい民宿だった。
これで夕飯が食べられたら文句なしなんだけどなあ。