台湾行きの飛行機は夕方発なので、出発の日になってから輪行の準備をしました。
輪行箱はPBPで経験済みですが、やっぱり初回は梱包材の用意などがあるので2時間くらいかかりますね。
(旅先に着いてからは1時間くらいで完了するのですが)
RDはR250の保護ケースに入れます。
Di2にしてからは値段も高いので、輪行袋を使うときも保護ケースに入れてしまっています。紐引きと違って調整がいらないので外すにも抵抗がなくなりました。
クランクはLサイズのジップロックに新聞紙と一緒に突っ込んで、テキトーにガムテープで縛って終了。
ペダルを外す人も多いけど、ペダル外し工具は大きいので好きじゃないんですよね。
クランク外しは小さいからツールボトルに常に入れています。
DHバーやクイックリリースなどの金属製の小物や工具はAmazonの高さが低い段ボールに詰めて、チェーンステーの間に挟んでいます。
工具はミッシングリンクプライヤーのほかに、常に携帯しているミニトルクレンチを持っていきます。
ハンドルやシートポストがカーボンなので、精度的には目安かもしれませんが便利。あとは隙間にジャージや着替えをいれて、緩衝材かわりにしたら完了。
輪行の時はこの圧縮袋が便利でした。それと、飛行機輪行時のDi2のバッテリーですが、最近はシートポストに差したまま預けています。
というのも、Di2のシステム全体で「電子機器」としての取り扱いをされるため、ジャンクションケーブルを外して動作しない状態にする(電子機器の電源をオフにするのと同様の状態にする)ことで預け入れが可能になるんですね。
まあ、これも保安検査員の裁量一つなので、なにか言われるようなら秒で外しちゃうだけなんですけどね。
今回は補給食もないしサドルバッグスタビライザーもないし、着替えも少ないのでPBPのときより2kgも軽い18kgで済みました。
預け入れ後は最後の晩餐とばかりに、国内線の建物に戻って海鮮丼をいただきました。
函館から台湾の便は利用客の99%が台湾人で、余った隙間を日本人が使わせてもらうという感じです。
しかも機内は完全に満員。
インバウンドばかりでこちらから出かけていこうという人が少ないのは、日本の景気の悪さを感じさせますね。
スターラックス航空はその社名のイメージにあわせて、出発時の注意喚起が宇宙旅行仕立てになっているのが面白くてつい見てしまいました。
飛び立って、まずは機内食。
鶏肉麺と魯肉飯の二択だったので、ルーローハンの方を選びました。
八角が効いていかにも本格的な風味。
台湾ビールと合わせて気分も盛り上がります。
台湾までは4時間半で着いてしまうので(電車で札幌に行くのとほとんどかわらない)、名探偵ポケモンと実写版ピーターラビット2を見て過ごしました。
ロードバイクに乗るときに使うイヤホンは開放型で、飛行機の中で聞くと騒音のせいで何も聞こえなくなるため、最近は映画を見ることが多いです。
字幕が中国語なので、ちょっとした予習にもなりました。
そんなこんなで現地には夜の21時ころに到着。
エアコンが効いていた機内から出ると南国の暑さに出迎えられ、防寒着かわりのモンベルのジャケットを脱いで、さらにシャツも脱いでTシャツ1枚になっても汗が出るくらいでした。
空港内には両替所があるので、とりあえず手持ちの日本円4万円を換金します。
しかしこれ、レートが結構悪くて1NWD = 4.9円もとられていました。
公式レートが1NWD = 4.7円ほどだったので、差額の0.2円×8,128NTD = 1,600円ほどが手数料相当額になります。
コンビニATMでキャッシングをするとレートは正確な上に手数料も無料だったり100元 = 500円くらいだったりなのでだいぶお得です。
ただし、返済まで金利がかかるので(1万円あたり147円/月)、得と言っても1,000円未満の差ですね。
まめに海外旅行をする人なら、翌日に繰り上げ返済できるクレジットカードを持って方がいいかもしれません。
どちらにしてもロードバイクで旅行中にあんまり大きい現金を持ち歩くのは危ないので、こまめに使う分だけおろしたほうが良いと思います。
桃園空港から台北駅まではMRTを利用します。
ここは普通にApple payのクレジットカードが使えるので楽でした。
台北駅からゴロゴロと輪行箱を引っ張って、本日の宿であるインキューブ台北駅店に到着。
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ここはアクセスの良さを重視して選んだんですが、結果としてとても良い宿でした。
利点としては、
- 駅から近い
- 価格が安い(一泊3,500円ほど)
- 宿泊しない間も1日50元 = 250円で荷物を預かってくれる
- ロビーまで自転車を持っていっても良い
- 窓がないけど完全個室
- お湯と冷水のサーバーがある
- Wi-Fiが使いやすい
- 洗濯機と温風の乾燥機がある
- 屋上テラスでまったりできる
ところ。
一方で、だめな点としては
- 空調が一括操作なので細かい調整が効かず、死ぬほど寒かったりする
- 利用客が多い人気の宿なので、夜中まで声がうるさいときがある
くらいですかね。
輪行箱を持っていくので荷物を預けられるのは必須事項。
自転車旅にはうってつけの宿だったと思います。
宿に到着してまずは1時間ほどかけてロードバイクを組み立て、荷物の整理をして、ようやく床についたのは午前0時を回ったところでした。
余裕があれば夜市でも覗きに行きたかったんですが、さすがに疲れていたから断念し、この日は機内食から持ち帰ったパンを食べて眠りにつくことになりました。