PikaCycling

Raleigh CRAとDAHON routeを買ったばかりのサイクリング初心者。ポタポタとポタリングを楽しもうと思っています。

【Road to PBP2023】フランスへ出発の日

フランスへの出発の日が近づいてくるにつれて、自分の中で不安と緊張がどんどん高まっているのを感じていた。
完走できなかったら嫌だなあ、という気持ちがやはり一番大きくて、せっかく高いお金を払って参加するのに何の成果も得られないのでは意味が無いし、実力不足が露呈したら恥ずかしいし、そのことを面と向かって罵倒してくる人間もいるだろうしと考えると気が重かった。

もうひとつ、意味のないトラブルでフランス行きに支障が出てきたりすることへの恐怖もあって、8月はほぼほぼ家の中に引きこもっていた状態だった。
ニセコ花園ヒルクライムに出場予定だったんだけど、雨の予報だったし(雨でもヒルクライムなんだからすぐ終わるんだけど)、バイクを濡らしたりダウンヒルで落車して怪我をしてもつまらないからとDNS
その他の週末も天気が良かったのに、事故にでもあったらどうしようもないので灼熱の自宅で黙々とZWIFTをするだけの日々だった。

それでもパッキングや旅行準備の方は着々と進んでいて、懸念していたバイクポータープロへの収納もバッチリできた。

クランクとチェーンも外してしまった方が、周囲を汚さないしおさまりもいい。
特にチェーンリングについては今回の参加者の中に飛行機輪行中に壊されてという人もいたので、外してしまった方が楽だと思う。


工具はクランク外しだけなのでペダルレンチを持って行くより軽い。けど、外した後のクランクボルトを無くすと泣くので(実はフランスに到着してから見つけられなくてちょっと焦った)、クランク外しと一緒にツールボトルの中に入れておくといいと思う。

輪行に当たって注意する点は、ホイールからシャフトを抜いてしまうと、衝撃で穴が潰されることもあるというのでハブ軸キャップを着けておいた方が良いというところ。

(自分は新品ホイールについてくるのを自転車屋さんからタダでもらってきた)


あとは車体への傷つき防止のため、ホームセンターで緩衝材を買ってきてぐるぐる巻きにしておくといいかな。

その他パーツ類は小さいダンボール箱に入れて小分けして入れたり、ジャージを3日分袋に小分けしたものを緩衝材代わりに突っ込むと準備は完了。
うまく21kgにできたので、サイズも含めて無料で運べる範囲に収まった。

ちなみにデカールIllustratorを駆使して自作。

PBPに行く人は同じ箱を使ってることが多いので、デカールで自分色を出しておくと見つけやすくてオススメです。

出発当日

そんなわけでいよいよ出発当日となり、輪行箱のほかにスーツケース(着替えや補給食など)と身の回り品を入れたポーチを持って空港まで向かう。

バイクポータープロはそのままだと運びにくいし、専用の袋に入れて担ぐという手もあるけど絶対肩が死ぬので、キャスターがあった方が便利だ。

空港内ではキャリアが使えるけど、空港を出てからも移動が多いしね。
マジックテープで簡単に取り付けられるし、預け入れの時点でキャスターを外してしまって袋に収納できるのが便利だった。


今回はグッディのツアーで行くことにし、函館から羽田までの便もついでに予約することにした。
そのほうが乗り継ぎになって便利かもと思ったんだけど、国内線と国際線では結局荷物を自分で運ぶ必要があるから、あんまり意味がなかったかもしれない。

夜の便になるので函館空港で海鮮丼を食べてテンションを上げ、

翠ジンソーダなどを飲んでのんびりと羽田空港へ。
フランス行きの便は早朝になるため、この日は羽田空港内のファーストキャビンに宿泊した。
first-cabin.jp
自転車が重いので空港内で泊まれるのは非常に便利。
大浴場もあるし、キャビンタイプだからベッドも広くて快適に過ごすことができた。

羽田からパリまで

翌朝はまず第3ターミナルへ。
ここから海外に出発したことは無かったけど、前に羽田空港に来た時に遊びに来たことがあったのでだいたい感覚はつかめている。
まず自転車を預けるためにチェックインカウンターに行くと、予想通りの大混雑。

各便50台以上積むとかで、さらに事前に申請が無いものまであったせいで、飛行機に積めるかどうか分からないというヤバい状況になっていた。
これを加味しても出国を丸一日とか早めておくのはアリだなあ。
(その分観光もできるし)

そしてなんと、自転車が多すぎて出発便が遅れたらしい(汗

自分は早めに並んでいたおかげでスムーズに手続きは終わったので、日本で最後の食事ということで朝ラーメン。

8時前からオープンしている割に普通に美味しくて良かった。
函館空港のラーメンもこのくらいのクオリティだったらなあ……。


続いては保安検査場。
いろいろとヤバい物を持ち込んでいるので当然チェックに引っかかるけど、意外とすんなり通してくれた。
チェーンオイルも没収されたりしなかったのでほっと一息。

ジロジロ見られたのはシマノのグリスくらいかな?
(一見して100cc以上あるように見えたからかも)


さて飛行機に乗り込むと、お楽しみの機内食タイム。

しかしハンバーグドリアは全然暖まっておらずヒエヒエ。
まあ、我々が自転車を持ち込みすぎたせいで出発が遅れ、そのせいで冷めてしまったのだとしたら自業自得である。

さて、ご飯を食べてしまうと残り14時間やることがない。
インターネットも有料である。

Twitterに投稿するために3,000円払うか!? と考えると微妙だ。
でも、繋がらないと分かっているのに30回くらいはTwitterの画面を開いていたので、払っちゃったほうが楽だったかもしれない。
しかし通信状況は結構不安定で、この画面が開けたのも出発後何時間かたったあとだったので、結局使わないことになった。

その代わり、暇な間はAudibleが助けになる。

事前にデータをダウンロードしておけるから、インターネットに接続できなくても問題なし。
目を使わなくていいというのは疲れなくて捗る。
今回は「同志少女よ、敵を撃て」を聴いていた。

赤軍の女性狙撃兵部隊を題材にしているので時節柄微妙な感じはあるけれど、戦場の描写がリアルでとても面白かった。
平和な時代になったらアニメ映画化してほしいものだ。

そんなこんなで朝が来て、朝食の鮭の彩ご飯を食べたり。

日本時間の10朝に出て夕食、夜食、朝食を食べて、14時間かけてフランスに着くと現地時間は19時というのは時間の感覚が微妙になるんだけど、寝ている間に5時間ぶっ飛んでしまったと考えれば時差ボケも気にならない。

そんなこんなで朝になり、いよいよ眼下にはフランスが現れた。

ちなみに今回、行きの便では窓側にしたんだけど、長旅だとトイレに行きにくいのがネックだった。
じゃあ通路側がいいかというと、それだと横の二人が常に前を通っていくのがウザい。
かといって中央は、両サイドを人に挟まれているので微妙に狭いのが嫌だ。
トータルで考えたなら窓側は、トイレに行きにくいことを除けば壁に寄りかかって寝られるし、そんなに悪くないかもしれない。


そして飛行機はCDG空港に着陸。

ちょうど荷下ろしの風景が見えていたので、丁寧に扱ってくれるよう祈りながら飛行機を降りた。

台数が台数なので自転車が出てくるまで相当時間がかかる、けど、どうせバスでの送迎があるので気にしない。

外に出たところで添乗員さんがいて、ぞろぞろとバスに積み込んで、1時間ほどでホテルに到着した。

相部屋の人のバスは自分よりあとだったため、奥の方のベッドを確保してまずは組み立て開始。

30分くらい後にやってきた「いしさん」はTwitterをやっていたので連絡が取りやすくて便利だった。
twitter.com
やはりTwitterは社会的インフラ……。

彼はシーコンで来ていたのだけど、自分より後からきて先に完成させていたのでちょっとその便利さをうらやましく思った。
しかしバイクポータープロより8万円くらい高いからなあ。
今後の人生で10回以上海外輪行するのならシーコンかな。

そんな感じで気がつけばフランスに到着していた。
2日後には1,200kmをロードバイクで走るだなんて、全然現実味がわかない。
天気はどうなのか、気温はどうなのかと、調べている間にいつの間にか寝落ちしてしまっていた。