PikaCycling

Raleigh CRAとDAHON routeを買ったばかりのサイクリング初心者。ポタポタとポタリングを楽しもうと思っています。

2023 BRM1105東京600ウナギ【決意編】

すっかり秋も深まった北海道ではブルベシーズンも終わり、ロングライドも厳しいからと早くもスキー板の準備を始める方々もちらほら見られる昨今、いかがお過ごしでしょうか。
しかし!
実は本州方面ではすでに2023年シーズンに向けて着々と準備が進んでいるのだった。
ブルベは11月から10月までが1年という変則的な暦になっているので、来月からはすぐに2023シーズンが始まってしまうという罠。
北海道は次のブルベは4月の終盤(それも下手したら雪が降る)なので、走れる期間の長さに随分と違いがある。

2023シーズンは個人的な事情から、なるべく早くにSRを取っておく必要があった。
このブログを読んでいて「SR、なんじゃそりゃ」という人はいないと思うんだけど、一応説明すると11月から10月までの間で、200km、300km、400km、600kmのブルベを完走すると、シュペールランドヌール(略してSR)の称号が与えられる。
しかし今回SRを取るにあたっては、7月までに取得しなければならない事情があるので大変だった。

本州民は11月から半年以上かけてチャレンジできるけど、北海道は実質5・6・7の3ヶ月しか猶予がない。
これは大変厳しい。


ランドヌール札幌は未確定だけど例年通りのスケジュールになるらしく、長い距離のブルベは夏以降にしか開催されないようだ。
5月の十和田クラシックは参加したいけど、それ以外で参加できそうなのは6月に行われるきのこの山300と、BRM400km100周年記念となる旭川400。

AJ北海道は10月中旬になっても発表されないけど、2019年のスケジュールを見ると5月に函館200、トトロ300、石狩400と続いて6月には紋別600と、かなり気合の入った流れになっている。

そうなると道内で7月までに参加できるブルベは、200、300、400までが2本ずつ、600は1本しかなくてちょっと心もとない。
天気のことを考えると2回ずつエントリーしておきたいし、特に600kmは6月開催なので取り返しのつかない事態になりかねない。

そんなわけで2023年シーズンが始まる11月のうちに、遠征して本州まで走りに行くことに決めた。

さてどこに行くか

道民なので遠征は交通費がつきものなんだけど、自分にはマイルという強い味方がある。
生活費のほぼすべてをANAのクレジットカード払いにしているうえ、ロードバイクに乗るだけでマイルが貯まるANA Pocketを使ってだいたい年に3万ポイントくらい貯めている。

そこで最初に思い浮かんだのが沖縄。
randonneurs.tokyo
2023 BRM1123東京600 とことん沖縄は、沖縄本土を2周するヤバイコース。
11月だから暑すぎて死んじゃうこともなさそうだし、ソーキそばとか食べたいし、と最初は沖縄行きを計画してたんだけど、11月23日の休日にかぶっているので旅行代金が普通に高かった。
コース的には300km走ってスタート地点に戻ってくるため難易度低めらしいんだけど、乗り換えもあるし、参加までのハードルは高そうだ。
(というか普通に観光で走りに行きたい)

それに比べて楽そうだったのがBRM1105東京600ウナギ。
randonneurs.tokyo
川崎から浜名湖までの海沿いを行って帰ってくるだけのコースで、登りらしい登りは往復の熱海に一カ所だけ。
獲得標高は参考で2,200mだというから、自称平坦番長の自分にとってはうってつけだ。
問題は関東名物信号峠ではあるんだけど……。
いつも北海道の原野しか走っていない自分にはどのくらいのペースになるのか見当もつかない。

とりあえず300kmを2回として、往路を16時間、復路を18時間で走ってこれたら大丈夫だろう。

うなぎ600走行計画

そんな感じで10月13日は夜9時からPCに張り付いて、無事にエントリー峠を乗り越えた。
定員100人は翌日には埋まっていたのでまさに激坂。

キューシートはまだ公開されていないのでRWGPSや過去の参戦ブログを参考にプランを立ててみたんだけど、とんでもない事実が判明した。

なんと、うなぎ600なのに鰻が食べられない!

そう、スタートが6時だとしたら折り返しの浜名湖に着くのは22時すぎ。
PCのコンビニは開いていても普通の飲食店なら当然クローズしている。


国産うなぎは地元でも食べられるけれど、浜名湖のうなぎは鉄板だと聞いていたので(鉄板のように硬いという意味ではない)あまりの事態にショックで眩暈がしていたんだけど、そもそもN2BRMで出発は11月1日から5日までの任意の時間なのだということを思い出した。
ということは、深夜スタートにすれば夕方に浜名湖に着いて、翌日のお昼くらいに帰ってこられるのでは?
そんな感じで計画したのが以下のプラン。

場所 距離
START スタート 11/3 0:00
CHK1 デイリーヤマザキ平塚北豊田店 11/3 2:30 45
CHK2 ファミリーマート函南平井店 11/3 5:50 106.5
CHK3 セブンイレブン清水折戸2丁目店 11/3 9:08 169.4
CHK4 セブンイレブン御前崎港店 11/3 12:23 230.9
昼食 御前崎 海鮮なぶら市場 11/3 13:12
PC1 ファミリーマート鷲津駅前店 11/3 17:11 302.8
夕食 つるや 11/3 17:58
仮眠 快活CLUB 浜松都盛店 11/3 20:58
CHK5 ファミリーマート御前崎 11/4 1:14 371.2
CHK6 セブンイレブン静岡西大谷店 11/4 4:15 424.5
CHK7 ファミリーマート函南丹那店 11/4 8:47 500
朝食 湘南メンチ 11/4 8:55
CHK8 セブンイレブン平塚北豊田店 11/4 12:29 557.3
GOAL セブンイレブン川崎下小田中1丁目店 11/4 14:56 600
END CLOSE 11/4 16:00

まだキューシートは公開されていないので以前のデータを参考にしたものだけど、ちょっと控えめに往路は18km/h、復路は16km/hで計算して、途中で仮眠を3時間入れても39時間で帰ってこられる計算。
当日は午後に羽田に着いて、自走で川崎まで移動。
0時に出発して最初の通過チェックコンビニ2つは営業時間外だけど、ここは写真チェックなのでレシートは不要。
御前崎で海鮮を食べて、夕食にはウナギを食べて快活クラブで仮眠をとって再出発。
そして翌日のお昼に川崎に到着という素晴らしいプランだ。
難所である熱海の坂を、深夜と早朝のあまり渋滞しないであろう時間帯に走れるというのも良さそう。
それに何より、宿泊回数を後泊の1日だけにできるというのもお財布にやさしい。
まあ、恐怖の1泊4日行って来いライドになってしまうわけだけれども……。

せっかく浜名湖まで行くんだからゆるキャン△聖地巡礼とかもしたいんだけど、さすがに時間的に余裕はなさそう。
「観光したいんだったら巡航速度上げれば(プゲラ」
的な煽りもいただいたけれど、本州の道は未知数すぎるからなあ(道だけに

そんな感じで、実際の出発時間は当日の天気とか風向きとか角度とかを計算して決めたいけれど、とにかく無事に完走して元気に帰ってこられるように万全を尽くしたいものだ。