ロードバイクに乗るときに身につける三種の神器といえば、ヘルメット、グローブ、そしてアイウェアだ。
メガネユーザーの自分はサングラスがかけられないので、バイザー一体型のヘルメットを使用している。
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見た目は戦隊ヒーローものっぽくてアレだけど、風の巻き込みも雨の入り込みもなくて機能的には大変素晴らしいと感じている。
標準のクリアバイザーはスモークの具合が微妙でほとんど光を防いでくれないため、去年の9月ころにミラーVerのバイザーを買った。
1,2ヶ月使って冬の間は使わず、5月のブルベのときに出してきてみると、どうも視界がチカチカする。
よく見るとミラーのコーティングが剥がれて、まだらになってしまっていた。
輪行にも持っていったから擦れることくらいはあるけれど、それにしてもたった半年で使い物にならなくなるなんてことありうる? と憤った。
他の色だと違うかもしれないけれど、半年ごとに8,000円もかかるような消耗品では困るんだよなあ。
仕方ないから夏前半までは標準のクリアバイザーを使っていた。
こちらは厚手で丈夫だし、夏の眩しい日差しを防ぐこと以外の役目は果たしてくれるので、使えないことはない。
ただ、ミラーと比べると顔が丸見えになるので、地元で走るにはどうかな、という気分でいた。
度付きサングラスは高い
そこで、度付きのサングラスを色々探してみたんだけど、やはり風の巻き込みを防ぐような、カーブした形状のものは非常に値段が高い。
JINSのSWITCHなんかはマグネットで手軽にサングラスにできて使いやすそうだし安いしなんだけど、
www.jins.com
レンズがフラットなので風が横から入ってきてしまうのが気になった。
格安の度付き(度入り?)サングラスがあった
諦めかけたその時、ものすごく安い度付きサングラスを見つけた。
仕組みとしては単純で、サングラスの内側に小さなインナーメガネが内蔵されているだけ。
普通の眼鏡の上からオーバーサングラスを掛けるとかなりオーバーなサイズになってしまうけど、メガネ自体を小さくして内蔵してしまえば普通のサングラスサイズになるという逆転の発想だった。
本体価格5,840円に、1.55か1.60の球面レンズまたは1.67の非球面レンズを組み合わせる組み合わせるシステムで、自分は度が強いので+2,940円の非球面レンズをチョイスしてみた。
中身はこんな感じで、度付きレンズ付きのフレームの他に、換えのレンズが5枚も入っていてお得な感じがする。
VITT G-2の替えバイザーも、一万円近く出すんだから5枚セットにして欲しいものだ。
本体の見た目はこんな感じ。
中のレンズが透けて見えるけれど、実際に顔に装着すれば内側が暗くなるので目立たない。
で、アウターレンズを外すとこんな感じ。
実際に使ってみた感想としては、慣れるまで少しかかるけれど、ロードバイクに乗るとき用なら自然に使えた。
だいたい遠くを見て、たまに手元のナビを見るくらいの使い方なら大丈夫。
一番大事な見た目だけど、マジで普通のサングラスにしか見えないところが最高に気に入っている。
VITTのクリアバイザーだと顔が丸見えなので「おっさんがチャリ乗ってるわー」という感じだけど、これがサングラスになると途端に若くて強そうに見えるから素敵だ。
地味に気に入っているのは休憩中など、ヘルメットにサングラスをかけられるところ。
(掛け方が合ってるかどうかは分からんw)
一応弱点は色々あって、レンズのサイズの小ささに起因するものだと思うんだけど、自動車の運転など、近いものと遠いもので頻繁に目線を行き来するようなときは厳しい(酔う)。
あと、コンビニなどで商品を取る際に、物体が小さく見えるせいで遠近感が測れずに戸惑った(慣れが必要)。
それと、これも当然の話なんだけど、度付きサングラスはメガネと一体になってしまっているのが地味に不便だ。
昼ごはんを食べに店に入るときなんか、コロナ対策のマスク&サングラス姿は完全に不審者のそれ。
かといってメガネを外すとなんにも見えないし、着席するくらいまでは大丈夫だけど肝心の食べ物がよく見えないという、あまり食欲をそそらない事態になっている。
トンネルくらいなら耐えられるけどナイトライドなどもってのほかだろうし、痛し痒しではある。
調光のアウターレンズがあれば欲しいんだけどなあ。
でもまあ、値段の割に見た目と性能が良くて大変満足しているので、ブルベの時以外はこいつを使っていこうと思っている。