さて無事にブルベを完走し終えてあとは帰るだけなんだけど、せっかく八戸に来たのだから翌日は観光していくことにした。
青森お出かけキャンペーンで4000円分の商品券ももらっているし、使わないで帰るのはもったいない。
ホテルをチェックアウトしてまずは南の海岸線を目指して進むことにした。
八戸は函館に勝るとも劣らない漁港なので、まずは新鮮な海の幸をゲットすべく市場を目指した。
走り出してしばらくすると、大学生のチームらしき集団に合流してしまったのでうっかり足を削られてしまったw
鈍脚おじさんローディとはいえ、平地で信号だらけの市街地ではついていけないこともないのだ!
とはいえこのままついていったらもう一度八甲田山まで登らされかねないため、適当なところで分岐して魚市場へと向かった。
しかししかし、お目当てだった「みなと食堂」は日曜日が休業日……!
r.gnavi.co.jp
市場が休みの日は仕入れがないから休むとは、なんと、なんと良心的な店……っ(泣
次に十和田クラシックを走るときには前乗りの時間を早くして、先に海鮮丼を食べておくというのもありか。
漬けヒラメ丼なら北海道でも食べられるからいいとして、ほかにも海鮮丼なんていくらでもあるさ、と、前もって目を付けていた「浜市場みなとっと」に向かったのだが、ここは食堂が無期限休業中……!
minatotto.com
歯噛みに歯噛みを重ねていよいよ漁港へと向かうと、屋台がたくさん軒を並べていて期待度が増していたところ、日曜日の朝市は5時から9時までの営業なのですでに店じまい中だというから悲しみ。
逆にまっすぐここに向かっていれば何か面白いものを食べられたのか……。
この日は全体的にピントが合っていなかったので、諦めてとりあえず腹が満たされればなんでもいいやと、漁港ストアなる昭和っぽい佇まいの食堂へと向かった。
gyokostore.com
海鮮丼の代わりに注文した海鮮(風)ラーメン。
ちくわとイカ天が乗っているところが(風)ということらしい。
演歌が延々と流れる漁港のうらびれた食堂で食べるにはふさわしいメニューだ。
おなかが膨れたので気を取り直して、観光名所の種差海岸を目指して再スタート。
海岸線を走っているとなにやら人だかりと、鳥だかり?みたいなものが前方に見えてきたので立ち止まってみると、そこは蕪島といって、天然記念物にもなっているウミネコの群生地とのこと。
あたりはウミネコとウミネコの糞に覆われていて大変なことになっていた。
こりゃあと何百万年かしたらナウルみたいにリンの鉱山になってしまうのではないか。
再び走り出すと今度は「鮫角灯台無料公開中」との看板が。
どうせ何か目的がある旅でもないので寄ってみることにした。
灯台カードは灯台を見かけるたびにゲットしているんだけど、中まで入るのは恵山岬灯台に続いて2つめ。
眺めもいいし説明も丁寧にしてもらって良かった。
ここから葦毛崎展望台というところまで来たんだけど、小雨がぱらついてきたのでいったん引き返すことにした。
ブルベの最中には使わなかったイナレムがまさかここで役に立つとは。
やっぱり雨具は大事だ。
行きはうみねこラインを通って海沿いを来たので、帰りは内陸の三陸浜海道を通ることにしたんだけど、ちょっと昭和テイストが残った風情ある街並みが印象的だった。
八戸はなんだか雰囲気が大変よい街で、ブルベでなくても普通に新幹線で遊びに来たい感じがした。
八戸~大間まで走ってフェリーで帰ってもいいし、横断して弘前まで行ってしまってもいいし、いずれ趣味で遊びに来ることにしよう。
だいたい年に1、2回は青森に来ているし、今年の秋ごろにでも、北海道のブルベシーズンが終わったあたりで挑戦するというのはアリかも。
本当は秋はビワイチとかアワイチとか鹿児島とかも視野に入れていたんだけど、来年の遠大なる計画に向けて少し節制する必要が出てきたので比較的おとなしくしていようと思う。
そんな感じで雨の八戸市内を横断して八食センターへ。
www.849net.com
八戸の食が一堂に集う天下一武道会みたいな場所だと聞いていたのに、建物に入ってすぐのところにあるフードコートはラーメンとか軽食ばかりでスーパーのフードコートとあまり変わらない感じだったので拍子抜け。
おみやげを探しがてらに店内をぶらついていると、七輪村という市場で買った食材をその場で焼いて食べられるスペースを発見。
しかしここは一人で入るような雰囲気でなかったのでさらに彷徨っていると、厨スタジアムなる建物には回転寿司などのメインの店が軒を連ねていたので、一番色々ありそうな「いちば亭」に入ることにした。
しかしここは前日に食べ損ねていたバラ焼でしょう!
味付けは甘辛くて牛肉はプリプリで結構美味い。
思わずせんべい汁も頼んでしまったけれど、これは昨晩食べた八戸駅前の季楽の方が良かったかな。
この前しまなみ海道に行った時に今治で食べた焼豚卵飯みたいに、家に帰った後で自分でも作ってみたんだけど、どうにもB級な味付けにならない。
もっと汁多めで味付けも濃くしなきゃダメだなー。
お土産を買い込んだらあとは八戸駅へ。
輪行も慣れてくると、帰りはおみやげ類を輪行袋の中に突っ込んでしまえばいくらでも持ち帰れることに気づいてしまう(重いけど
駅なかの売店では居酒屋新幹線セットもあったので思わず購入。
結局もらった4000円のクーポンの倍以上使ってしまったような気がする。
とはいえまだ運転しなきゃならないので、帰りの新幹線では青森名物のイギリストーストで〆。
むつ市名物のあんバターといい、青森県民は食パン丸ごとに何かを塗っただけのものを名物にしがちじゃないか?
そんな感じで2泊3日の十和田クラシック参戦旅行は終了。
眺めはいいし観光もできたし、めちゃくちゃ楽しいブルベだった。
記録関係なくても毎年走りに来たくなっちゃうね。
初めて走った弘前のブルベも楽しかったし、函館からアクセスしやすくてしかもしかも見たことがない道を楽しめる青森のブルベはいい。
来年もどこかのクラブで開催してくれると嬉しいなあ。