11月に入って寒さが本格的になってきたのでロングライドが厳しくなってきた。
朝のうちは元気なので多少寒くても頑張れるけれど、寒さが体に蓄積していくうちに徐々にダメージとなっていく。
晴れていれば9時から12時くらいは暖かいけれど、14時をすぎればもう夕方のような日の傾き具合に凍えてしまう。
そうなると夜明けの6時にスタートして14時ゴールということで8時間。
休憩込みで15km/h×8時間=120kmが秋ライドの限界ラインだろう。
というわけで今回は無理して遠出はせずに、椴法華方面を回って90kmのポタリングをすることにした。
天気予報では曇のち雨といっていたけど、いい意味で裏切られてすっかり秋晴れ。
気持ちのいい空の下、軽快に走り出した。
しかし放射冷却のせいかかなりに寒い。
グローブも単に指ありなだけではかじかんでしまうし、上着もインナー+ウィンドブレーカー+長袖ジャージという重ね着スタイルではそろそろ厳しい。
逆に、下半身についてはビブショーツ+アウターの組み合わせがちょうどいい。
脚は常に動かし続けるからいい感じに発熱するのかもしれない。
ただ、つま先だけは凍るように寒い(というか痛い)。
シューズカバーをつけて走るとマシだと聞いたけど、高いんだよなあ。
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時間が早すぎて揚げ物もなく、肉まんは昨日の晩から温めまくっている雰囲気だったので無難にホットドッグを買って補給とした。
CO2インフレーター初登場
そこから再び走り出したのだが、妙にスピードが上がらない。
天気は良くて気温も上がってきたのにどうした? と思って後ろを振り返ってみると、タイヤがぶわんぶわんと左右に揺れているではないか。
慌てて自転車を降り、タイヤに触ってみるとまったく空気が入っていない。
2日前に入れたばかりなのになぜ???
よく見てみると、バルブのネジがゆるんだままだった。
このせいで空気が徐々に漏れてしまったに違いない。
前回空気を入れる際にキャップが壊れてしまって、外したままで走り出したせいで緩んでしまった可能性もある。
ここはあせらずインフレーターを取り出して、シュバッとエアーを補給!
CO2は空気と比べて抜けやすいというけれど、残り50kmくらいならなんとか持ってくれるだろう。
初のパンク
それからしばらく調子よく走っていたんだけど、すぐにまた重く走りにくくなってきた。
おそるおそるタイヤを触ってみると、やっぱり空気が抜けている。
これは完全にパンクだな……。
空気圧が足りないままに走っているうちに、どこかでリム打ちしたのだろう。
運良くすぐ近くに公園があったので、そこまで押して入った。
パンク修理とは、とんでもなく文化的なことになってきた……(当日は文化の日だった)。
タイヤ交換の方法はなんとなく知っていたので、とりあえずググりながら試してみることにした。
一時間半くらいかけてなんとか修理成功。
ろんぐらいだぁずを見ていて良かったぜ……。
椴法華海鮮まつりに遭遇
南茅部を快調に南下して椴法華に入ると、支所の前に交通整理員が立っていた。
こんなド辺境の地で一体何が? と思ったら、毎年恒例の椴法華海鮮まつりが行われていた。
去年行われた第一回の祭りには(自動車で)行ってみたんだけど、狭い会場から溢れんばかりのお客さんが集まってものすごい混雑で大変だった。
しかも目玉商品のマグロはフライングで売り出すものだから開場時間前に売り切れ、さらに列に並んでいる間に売店の商品も軒並み完売という阿鼻叫喚っぷりだった。
ので、入るかどうかを迷いながらちらっと覗いてみたんだけど、椴法華支所の前庭を全面使って会場は広々となっており、大丈夫そうな雰囲気。
屋台で何か買って食べている人の姿も見えたので入ってみることにした。
偶然開場の10時ちょうどに到着したんだけど会場にはすでにたくさんの人が。
お目当ては鮮魚らしく、そちらには長蛇の列ができていて10時20分には「イカ売り切れ~」の声が上がるほど。
さすがにロードバイクで鮮魚を持って帰るわけにもいかないので屋台の方に行ってみると、そちらはわりとすいていたので良かった。
早速「たこめし(300円)」と「鮭鍋(200円)」をいただく。
たこめしは生姜が効いてパンチがあるし、タコがゴロゴロ入っていて食べごたえがあった。
鮭鍋も家で作るのと同じくらい美味い(褒め言葉)し、200円なのに盛りも良くて満足した。
来年も晴れていたら寄ってみたい。
恵山岬灯台一般開放
今回の目玉は海鮮祭りではなく、恵山岬灯台の一般開放にあった。
無人化していて普段は入れない灯台内部を見せてくれるというのだから行ってみるしかない。
椴法華支所からホテル恵風に向けて進路を変え、5kmほど進むと灯台に到着。
ちなみに灯台よりも高い鉄塔は、灯台から得られた気象データを送るためのものらしい。
サブの役割のくせして態度がでかいな。
中に入ってまずは灯台の心臓部である灯器を見せてもらった。
ん? 意外と明るくないな。
聞くと、外側にある不動レンズによって光を増幅させているのだそうだ。
でもってスリットの入ったシャッターを回転させ、それで光軸が回っているように見せかけているのだとのこと。
確かにライトを回すより、シャッターを回転するほうが効率がいいもんね。
しかしあとで調べたらこれよりも大きい灯台ではレンズ自体をぐるぐると回したりするらしい。
機会があったらもっとでっかい第一等灯台にも入ってみたいけど、家から最も近くて犬吠埼灯台なのでちょっと無理っぽいよな……。
調べてみたら青森までフェリーで渡れば700キロくらいらしい。
そう聞くと急に現実味が湧いてくるのは完全に病気だ。
一般に岬に建つ灯台には岬の名前として埼を使用する。崎が山の様子が険しいことを表す字であり、平野に突出した山地の鼻を意味するのに対して、埼には陸地が水部へ突出したところを意味する。このため、明治時代の海軍水路部以来、海図では埼の字が用いられている。
と書いてあった。
たしかに竜飛崎にあるのは龍飛埼灯台だけど、埼の字が使われている埼玉は海無し県だよね。
全然水部に突出してないんだけど、どーゆーことなの?
かなりテンション高く見学していたせいで海上保安庁の人もテンションあげあげでいろいろ親切に説明してもらって楽しかった。
灯台からの絶景を堪能したら、水無海浜温泉でインフィニティ足湯!!!
この日も全くの無人だったけれど、11月ともなると水温が低いせいかお湯の温度もかなりヌルい。
この時期は足湯くらいにとどめておくのが無難だね。
pikacycling.hateblo.jp
この後は椴法華を抜けて恵山方面へ。
ラスト・オブ・秋晴れといった天気。
このあとは女那川にある自由軒で早めのランチにした。
名物は辛味噌ラーメンとのことだったけれど、刺激が強そうだったのでチャーハンを注文。
見た目がなんとなく黒くてやたらに旨味が強い。
回鍋肉とかそっち系の味。
思った以上に本格的で唸った。
次こそ辛味噌ラーメンを食べてみよう。
帰りはこの前と逆周りで鉄山を越える山越えルートで市内に戻った。
紅葉が終わりかけで眺めは良かったんだけど、13時をすぎるともう夕方みたいな日の傾き具合でとにかく寒い。
(チャーハンを食べておいてよかった)
さらに、後輪を触ってみるといつのまにかパンパンとは程遠い手触りに。
二酸化炭素は抜けやすいというけれど、こんなに早く減ってしまうとは、と驚いた。
足を止める暇もなく、かといって急ぎすぎることもできないので下り坂では慎重に下り、どうにかこうにかスタート地点の函館牛乳まで戻ってきた。
本来ならここで、前回食べなかったコーンスープを頼んだりしようと思っていたんだけど、あまりに体が冷えすぎていたので断念。
まっすぐ帰宅することにした。
というわけで今回のRelive。
この日は11月にしては天気がよく、椴法華海鮮まつりも恵山岬灯台の一般開放も楽しかったのだけど、気温の低さだけはいかんともしがたかった。
(翌日には初雪も降った)
さすがにこうなると冬用のジャージを着ればいいという問題でもないし、そろそろ走り納めかな、という気がしてきた。
幸いにして11月にはスマートトレーナーも届くし、そろそろ屋内オンリーに切り替える時期かもしれない。