PikaCycling

Raleigh CRAとDAHON routeを買ったばかりのサイクリング初心者。ポタポタとポタリングを楽しもうと思っています。

城岱木地挽Wクライム

この前に椴法華まで行った翌日にはとうとう雪が降り、今シーズンはもう乗れないだろうと諦めかけていたのだが、週末にかけて天気が回復しだして土曜日は一日中晴れの予報となった。

これ幸いと松前半島一周のロングライドに出かけようとしたところ、後輪の様子が変だ。
この前チューブを交換したばかりなのに空気が抜けてしまっている。
自転車屋さんに持っていくとチューブにリム打ちの穴が空いていた。
どうやら、パンク修理後に空気が不十分だったせいで再パンクしてしまった模様。

仕方がないので遠出を諦め、城岱スカイラインを攻めてみることに。
近場なのでいつでも行けると思っていたけれどいつも遠出してばかりなので、思い返せば7月の中旬以降1回も行っていなかった。
逆にこういったトラブルの日に手近なところで新鮮に楽しむために、普段は走らないくらいでちょうどいいかもしれない。


そんな感じで、いつもの駐車場に車をデポして城岱スカイラインを目指した。
登り口までは七飯町函館新道上り線を走ることになるんだけど、ここは路肩も広くて道もよく、自動車は上の函館新道を通るので車通りも少なく、函館圏では一番走りやすいと思う。
そーゆー道なのでサイクリストもそこそこ走っており、ファットバイクおじさんとクロスバイクお兄さんを軽々とオーバーテイク
ところがその後、めちゃめちゃにキメキメなローディに颯爽と追い越された。
前に出られると空気抵抗の関係から後ろの人が楽になるのが自転車の面白いところ。
しばらくぴったりと追走しながら前の人の様子を観察すると、ロードバイク自体の値段もさることながら、ジャージはメーカー品だしコーディネートは決まっているし、当然のことながら体力にも自信がありそうだ。
対してこちらはロードバイクはエントリーモデルのRaleigh CRA、ジャージは中華製で、体力は自転車初心者おじさんなので全面的に勝負にならない。
自転車にかける財力、体力、時の運、すべてに差をつけられていると悟った私はジリジリと引き離されてしまうのだった……!
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そんなこんなで城岱スカイラインの入口に到着。
前回のタイムは43分だったので、3ヶ月たってどれだけ縮められるかが勝負の見せ所である。
当時に比べるとだいぶ体重も落ちたし、距離を走って体力もついてきた。
そして今回はヒルクライムのための秘密兵器を用意してきたのだった。
その名も、ハートレートセンサー!!!

その名の通り心拍数を計測するマシンなんだけど、これがなんの役に立つかというと、心拍数を一定に保つことで安定した出力を出していくことができるというのだ。
今回は初めてなのでとりあえず心拍数を160以上をキープしてみた。

そんな感じで上り詰めていった結果、タイムは37分!
前回は43分だったので15%も縮めることができた。
自分自身のパワーアップもさることながら、活動量計の恩恵はかなり大きいと感じた。
体力を消耗しないギリギリのラインで最大出力を出せるので、頂上についても全然へばっていない。
ハートレートモニターは、効率よく走るためには必須のアイテムなのだと分かった。
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本番の時はさらに上の心拍数を保つようにすれば、35分を切ることも可能かもしれない。
あと5キロ痩せれば30分切りも夢じゃないかもな……。


城岱牧場展望台はすでに冬季閉鎖だったので玄関のところでモサモサとビスケットを食べた。

最近発売されたばかりのタンパクトはタンパク質が豊富だし、塩味が効いていてなかなか良い。
甘いものばかりだと口が飽きちゃうしね。

休んでいるところにバイクおじさんに話しかけられた。

「自転車で登るの大変でしょ。何分くらいかかるの?」
「30分くらいですかね(だいぶサバを読んだ)。でも全然疲れないですよ」
「そうなの? たまにMTBで登っていく人を見るけど汗だくで大変そうだよ」
「あー、マウンテンバイクは未舗装路を走る自転車ですからね。ロードバイクなら普通ですよ」
「いやー、自分には無理だなー」
「乗ってみれば簡単ですよ。自分も初めて半年だし。バイクから自転車に乗り換える人も増えてますよね~」
「確かに自分みたいなおじさんがロードバイクに乗っているのも見るけど、誰も腹が出てないしなあ……」

そんな感じでバイクおじさんは「もう今シーズンも終わりだし、帰って整備して片付けないと」と言って帰っていった。
オートバイも冬は走れないのか……。


ビスケットを食べ終えて、ウィンドブレーカーを羽織ってダウンヒル
紅葉が舞い散る中を駆け下りるのは最高に楽しすぎた。
顔に当たる葉が痛いし道路が紅葉だらけなので、速度をいつもより落としてまったりと走る。
こーゆー速度感はオートバイでは味わえないのだよなあ。

来年の春は桜舞い散る中を自転車で駆け抜けてみたい。

道の駅 なないろ ななえ

新道を駆け下りて道の駅へ。
nanairo-nanae.jp

そういえば全然関係ないけど北海道の道の駅は「道の駅+愛称+地名」となっているパターンが多い気がする。
恵山にあるのは「道の駅 なとわ えさん」だし、南茅部にあるのは「道の駅 縄文ロマン 南かやべ」だ。
青森では「道の駅+地名+愛称」だったので、微妙に命名規則が違う。
国交省管轄の割に都道府県ごとに命名の仕方が違うのだろうか。謎だ。

天気が良くて汗をかいたので、ここでは名物のガラナソフトクリームでも食べようと思っていた。
ところがメニュー表を見るとソフトクリームもフロートも同じ値段の350円。
聞けばガラナフロートは小原のガラナの上にガラナソフトクリームが乗っているとのことで、単品のソフトクリームを頼むのよりかなりお得な気がした。
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これが大正解。
ガラナ×ガラナで滋養強壮パワーは2倍。
ソフトクリームがハーフサイズだから同じ価格なんだろうけど、その御蔭で食べ飽きることもなくて良かった。

きじひき高原へ

さて、ガラナを食べ終えたところでまだ時間も早く、走った距離も短く、物足りなさを感じていた。
そこでふと
「きじひき高原も登ってみたらいいんじゃね?」
というアイデアが思い浮かんだ。
ただ、きじひきは10月末くらいでクローズしてしまうので念の為ぐぐってみたら、なんと今年は明日まで延長オープンしているとのこと!
こんな偶然があるのなら登らない手はない!!!

ということで、まさかの一日でWヒルクライムとなった。
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城岱とは違って自転車は一台も見なかった(午後だったから?)。
まあ、パノラマ公園から先のゲートが閉鎖されてしまっているので若干の物足りなさはあるけれど。
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さすがに先に城岱を登ってきたせいもあってポテンシャルは相当落ちており、どうにかこうにか48分かけて登頂に成功。
以前に墓参りライドに来た時は40分で登ったので、だいぶ疲れが見えている。
今度挑戦する時はきじひき→城岱の順で登ってみよう。
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〆はしんわの湯

車に戻って自転車を積み込み、近くの温泉へ。

なんだかんだで城岱からの帰りはここの温泉が一番かも。
水風呂がキンキンに冷たいし、大人三人が入れるゆったりとした広さなのも最高。
中温風呂→水風呂→高温風呂→水風呂→露天風呂みたいな感じで温冷をループしていくと無限に癒やされる。

食堂が併設されていてご飯も食べられるのも良い。
この日はたまたまパンの直売日だったのでミニフランクを買って食べた。


Wヒルクライムのおかげで距離50km獲得標高1,200mの、なかなか骨のあるライドとなってよかった。
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函館新道の下道は相当走りやすいので、これから寒くなって峠は厳しいけれどギリ乗れるかな、という日があったら軽く走って来ようと思う。