前回はGARMIN Etrex 30xに日本の地図をインストールするまでの手順までを整理してみた。
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GARMIN(ガーミン) eTrex30x ハンディGPS eTrex30の後継 [並行輸入品]
- メディア: エレクトロニクス
だけど、やっぱりわざわざEtrexを入れたからには、決められたルートに従ってナビをしてもらいたいというのが人情だ。
最近はブルベやサイクルイベントなどのルートがRide with GPSで公開されていることが多く、こいつをうまく取り込むことができれば優勝間違いなしだろう。
というわけでまずは、自分でルートを作ってEtrexに取り込むまでの手順を紹介したいと思う。
GPXファイルを作ってみる
ルートファイルを作るには、前述のRide with GPSというサイトが便利だ(しかも無料)。
ridewithgps.com
ここから「ルートプランナー」を選んで作り始めるのだけど、ひとつ注意しておく点がある。
経路選択で「運転」「自転車」「歩行」のどれかを選べるようになっているんだけど、ここでは「運転」を選んでおいたほうがいい。
というのも、RWGPS的には日本の国道は自動車専用道としてみなされるため、「自転車」を選んでしまうとひたすら脇道を選ばされてしまうのだ。
なので、絶対に国道は走りたくないマン以外は「運転」を選んでおくのが無難だ。
ルートの作り方
では試しに作ってみよう。
ロケーション入力にスタート地点のスポット名を入れると、日本語でも問題なく見つけてくれるので捗る。
Start Route Hereを選んで、あとは同様に経由地を選んでいくと勝手に道に合わせてルートを作ってくれる。
機械は最短距離で引いてくれるのだけど、人間という生き物は回り道をしたくなるときもある。
そんなときは赤い線をドラッグ・アンド・ドロップすると、
こんなふうにかんたんに変更できる。
GPXファイルのインポート
完成したら「保存する」を選び、タイトルをつけて、続いてEtrexへのインポート作業。
まずはこの画面からGPXファイルをダウンロードしておく。
Etrexへのインポートに必要なのは、Basecampというソフト。
www.garmin.com
本来はこのソフトでもルートを作れるらしいんだけど、操作方法がよくわからなさすぎるのでオススメしない。
(これから説明するEtrex本体へのインポートさえややややこしい)
まず、さきほどダウンロードしたGPXファイルを、マイコンピュータの適当なフォルダにインポートする。
ルートの色はピンクにしたほうが画面上で見やすい。
拡大して見てみると交差点で変な迂回をしていたりするので、キューシートと見比べて確認したほうが安全。
ポイント数が10,000を超えるとEtrexで表示しきれなくなってしまうというバグがある。
そういう場合は歯車のアイコンから「トラックのフィルタリング」をしてポイント数を減らす必要がある。
ここでの注意点は地図の選択。
前回も軽く説明したけれど、並行輸入版のEtrexに入れるべきOSMには、「Free maps for Garmin brand GPS devices」と「Garmin GPS英語版用 日本地図データ」の2種類がある。
tmz.skr.jp
garmin.openstreetmap.nl
日本地図データのほうがコンビニなどもアイコンで表示されて便利なんだけど、自分の環境だとルートが道路に沿わず、こんなふうにポイントを直線で結ぶだけのものになってしまう。
これだと全く使えないので、ルートを作るときのみ、Routableな地図を使っている。
そうするときちんと道路と同じ形のルートが作れるのだった。
あとは完成したルートをコピーして、自分のEtrex内に貼り付ける。
Etrexをパソコンから取り外して、うまくルートが表示できれば完成!
実際に表示させてみるとこんな感じで、かなり見やすい。
画面上部には4つまで情報を表示できるようになっており、自分はロングライドの際「速度」「今の時間」「次のポイントまでの距離(Dist to Next)」「ゴールまでの距離(Dist to Dest)」を表示している。
ほかにサイコンをつけていれば速度表示はいらないんだけど、自分はEtrexに一本化してしまったので表示している。
ケイデンスは無くてもいいけど速度は常に確認したいよね。
地味に便利なのが現在時刻の表示。
ライド中に腕時計をつけないので、停車してスマホを取り出さないと時間が分からなかった。
普通はみんな腕時計するものなのかな?
GARMINつながりでInstinctが欲しいんだけど、まだ悩んでいる。

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最初のふたつは他で代替できるけど、残りの2つはかなり大事な機能。
Dist to Nextは次のポイントまでの距離を表示するので、「もうちょいで曲がり角かな」みたいなことが確認できるので捗る(曲がり角でないことも多い)。
Dist to Destは15km/hで割るとだいたいの残り時間が把握できるのでわりと必須。
どちらの機能も、Etrexがないときはどうやって走ってたんだと思わされるくらいに便利。
決められたルートを走るときにはこの2つが鉄板だ。
朝ライドのときなんかはルートが関係ないので、下2つにはトリップの距離と時間を表示している。
一見便利そうで使い物にならなかったのが到着予想時刻(ETA)。
残りの距離を現在の速度(平均速度ではなく!)で割るだけなので、上り坂に入ると無限に遅れだすという意味のない仕様だった。
登山をする人にはいいかもだけどね・・・。
こんな感じでルート表示は完成。
一見めんどくさそうに思えるけれど、やってみるとわりと簡単にできる。
走ったことがある道や近所ならば必要ないんだけど、遠出をして知らない道を走るときには必需品だ。
きっと輪行に出かけたときにも役に立ってくれるだろう。
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