PikaCycling

Raleigh CRAとDAHON routeを買ったばかりのサイクリング初心者。ポタポタとポタリングを楽しもうと思っています。

Etrex30xに無料の地図をインストール

ブルベに出るためには自転車ナビが必要。
しかし日本語版は値段が高いので、並行輸入版のEtrex 30xを購入することにした、というのが前回までのあらすじ。

しかし、並行輸入版ということはメニューからなにからすべてが英語である。
英検準2級の実力で立ち向かえるものかどうか不安だった。

とはいえ、Etrex並行輸入して使っている猛者がモサモサと存在したので自分はそれを真似するだけですんなりと導入できた。
情報があちらこちらに分散していてわかりにくいところもあったので、まとめてみたいと思う。

メニューの日本語化は不要

英語で表示されているメニューの日本語化もできるらしいんだけど、謎のフリーソフトを入れて内部を色々といじったり、本体のアップデートの度にめんどくさい手順が必要なので諦めた。
自分が動作原理を理解できないものは入れないほうがいいと思う。
英語版のままでも日本語と英語のマニュアルを並べればだいたい意味がわかるし、使う機能は限られているのでひと通りやり方が分かれば特に不便はなかった。

OSM地図を入れる

メニューが英語なのはなんとかなるけど、日本の地図が入っていないと使いようがない。
そこで強い味方となってくれるのがOpenStreetMapだ。
openstreetmap.jp
これはWikipediaのようにユーザーが編集するフリーの地図。

ご丁寧なことにGARMINバイス向けにダウンロードできるサイトまで存在していたので捗る。
garmin.openstreetmap.nl
これとは別にもっと手軽にインストールする方法もあるのだけど、別の理由によりこちらも有用なので、まずは「Free maps for Garmin brand GPS devices」でのOSM地図のダウンロード方法について説明しておく。
f:id:PikaCycling:20200926190259p:plain
「Choose your map type」は、「Generic Routable (new style)」を使っている。
New Styleだと一方通行などに対応しているらしい。
「Routable Bicycle」にしても良さそうなものだけど、日本の国道は自転車が通れない道と判断されることがままあるので、ジェネリックで大丈夫。

つづけて「Choose a predefined country」から「Japan」を選んでダウンロードする。
サーバーが混んでいるときはあとでメールで教えてくれるという親切機能付き。

あとはEtrex本体にコピペで移せば完了。

先にEtrexの中身をパソコンに移しておいて、いらない地図(imgファイル)を本体から消しておくと、日本の地図を入れる余裕ができるのでオススメ。
SDカードに入れる方法もあるのだけど、PCから取り外す際にEtrex本体とカードを別々にアンマウントしなきゃならないのでめんどい。
あと、SDカードを読み込むために余計に電池を消耗するという話も聞いたことがあるし。

Garmin GPS英語版用 日本地図データ

実は最初に説明したものよりも、もっと便利な地図も存在している。
tmz.skr.jp
こちらはコンビニや駅などがアイコンで表示されるというスグレモノ。
Etrexの機能を使えば最寄りのコンビニを検索して、そこまで道案内させることもできる。

こーゆー便利な地図があるのに2種類も入れさせるのにはわけがある。
というのもこちらの日本地図データ、自分の環境だとうまくルーティングできないのだ。

詳細は次号で書くけれど、Etrexでナビをするためにはまず、Ride with GPSやStravaで作ったGPXファイルを取り込んで、ルートに変換する必要がある。
GPXファイルには曲がり角の情報が入っていて、これを地図上で変換することで、実際の道に合わせた経路が完成するというわけ。

ところが日本地図データだとルーティングがうまくいかず、道を無視してポイントごとを直線で結ぶカクカクとしたルートになってしまうのだった。
前述のGeneric Routableを使うときちんと道に沿ってルーティングしてくれるので、2種類の地図を使い分けている。
ルートを作るときにはRoutableな地図、実際に表示させるのは日本地図データ、と使い分けするといいと思う。

OSM地図は無料なのに実用的

実際にOSM地図をEtrexに表示させるとこんな感じ。
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Etrex 30xの画面は小さめだけど、視認性は十分。
走行中はちらっと目を落として、ルートに矢印が出ていないか、次のポイントまでの距離はどのくらいかを確認するくらい。
地名をじっくり読む必要なんてないので、ローマ字表記でも問題なかった。

という感じで日本地図のインストールは無事に完了。
次回は実際にルートを引いて、ナビをさせるまでの手順について解説しようと思う。