ブルベに出るためには自転車ナビが必要。
しかし日本語版は値段が高いので、並行輸入版のEtrex 30xを購入することにした、というのが前回までのあらすじ。
![GARMIN(ガーミン) eTrex30x ハンディGPS eTrex30の後継 [並行輸入品] GARMIN(ガーミン) eTrex30x ハンディGPS eTrex30の後継 [並行輸入品]](https://m.media-amazon.com/images/I/41E1nlNmisL._SL160_.jpg)
GARMIN(ガーミン) eTrex30x ハンディGPS eTrex30の後継 [並行輸入品]
- メディア: エレクトロニクス
英検準2級の実力で立ち向かえるものかどうか不安だった。
とはいえ、Etrexを並行輸入して使っている猛者がモサモサと存在したので自分はそれを真似するだけですんなりと導入できた。
情報があちらこちらに分散していてわかりにくいところもあったので、まとめてみたいと思う。
メニューの日本語化は不要
英語で表示されているメニューの日本語化もできるらしいんだけど、謎のフリーソフトを入れて内部を色々といじったり、本体のアップデートの度にめんどくさい手順が必要なので諦めた。
自分が動作原理を理解できないものは入れないほうがいいと思う。
英語版のままでも日本語と英語のマニュアルを並べればだいたい意味がわかるし、使う機能は限られているのでひと通りやり方が分かれば特に不便はなかった。
OSM地図を入れる
メニューが英語なのはなんとかなるけど、日本の地図が入っていないと使いようがない。
そこで強い味方となってくれるのがOpenStreetMapだ。
openstreetmap.jp
これはWikipediaのようにユーザーが編集するフリーの地図。
ご丁寧なことにGARMINデバイス向けにダウンロードできるサイトまで存在していたので捗る。
garmin.openstreetmap.nl
これとは別にもっと手軽にインストールする方法もあるのだけど、別の理由によりこちらも有用なので、まずは「Free maps for Garmin brand GPS devices」でのOSM地図のダウンロード方法について説明しておく。
「Choose your map type」は、「Generic Routable (new style)」を使っている。
New Styleだと一方通行などに対応しているらしい。
「Routable Bicycle」にしても良さそうなものだけど、日本の国道は自転車が通れない道と判断されることがままあるので、ジェネリックで大丈夫。
つづけて「Choose a predefined country」から「Japan」を選んでダウンロードする。
サーバーが混んでいるときはあとでメールで教えてくれるという親切機能付き。
あとはEtrex本体にコピペで移せば完了。
先にEtrexの中身をパソコンに移しておいて、いらない地図(imgファイル)を本体から消しておくと、日本の地図を入れる余裕ができるのでオススメ。
SDカードに入れる方法もあるのだけど、PCから取り外す際にEtrex本体とカードを別々にアンマウントしなきゃならないのでめんどい。
あと、SDカードを読み込むために余計に電池を消耗するという話も聞いたことがあるし。
Garmin GPS英語版用 日本地図データ
実は最初に説明したものよりも、もっと便利な地図も存在している。
tmz.skr.jp
こちらはコンビニや駅などがアイコンで表示されるというスグレモノ。
Etrexの機能を使えば最寄りのコンビニを検索して、そこまで道案内させることもできる。
こーゆー便利な地図があるのに2種類も入れさせるのにはわけがある。
というのもこちらの日本地図データ、自分の環境だとうまくルーティングできないのだ。
詳細は次号で書くけれど、Etrexでナビをするためにはまず、Ride with GPSやStravaで作ったGPXファイルを取り込んで、ルートに変換する必要がある。
GPXファイルには曲がり角の情報が入っていて、これを地図上で変換することで、実際の道に合わせた経路が完成するというわけ。
ところが日本地図データだとルーティングがうまくいかず、道を無視してポイントごとを直線で結ぶカクカクとしたルートになってしまうのだった。
前述のGeneric Routableを使うときちんと道に沿ってルーティングしてくれるので、2種類の地図を使い分けている。
ルートを作るときにはRoutableな地図、実際に表示させるのは日本地図データ、と使い分けするといいと思う。