PikaCycling

Raleigh CRAとDAHON routeを買ったばかりのサイクリング初心者。ポタポタとポタリングを楽しもうと思っています。

Raleigh CRAでマツイチPart2

7月23日からオリンピックのための4連休が始まったけれど、肝心のオリンピックは開催されないという皮肉。
そしてGOTOキャンペーンは始まるけれど不要不急の外出はやめろというし、緊急事態下らしいカオスな状況となっていた。

地元は観光地なのでむしろ旅行に出ないほうが観光客に出会いやすいという皮肉な結果になることが予想されたので、密を避け、疎を求めてひとり自転車にまたがることにしたのだった。


そんなときに自分がいつも足を向けるのは松前半島。
疎にして野だが、卑ではないとはよく言ったもので*1、観光客は少なめで自然が多いけれど、昔栄えていたことを感じさせる凛としたところがある。
交通量は少ないしヒルクライムもできるし、眺めもいいし食べ物も美味いといいことづくめ。

以前には、木古内上ノ国松前木古内というルートで松前半島の南側を回ってきた。
pikacycling.hateblo.jp
というわけで今回は、北斗市から出発して木古内まで海沿いを走り、そこから峠越えをして江差町へ抜け、厚沢部町の渡島中山峠を越えて北斗市に戻ってくる、松前半島の北側を回るコースを走ってみることにした。

これで一周140km。
下半分と合わせて8の字に周回したら200kmになるかな。

北斗市から木古内町

この日の空模様は曇り。
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自転車に乗る時は曇っている方が都合がいいんだよね。
(写真は映えないけれど)

道南は舗装の状況が極めて良くないのだけど、こうやって走ってみると津軽海峡沿いが特に悪いような気がする。
函館から木古内、またはその逆の函館から恵山までは道路が間断なくひび割れていて、もしくはその補修跡のせいでさらに段差が酷くて、デスロード感がある。
しかしそこから北上して行くにつれて走りやすくなるので、海沿いだから舗装が悪くなりやすいというよりも、もしかしたら津軽海峡という特殊な気象状況の結果なのかもしれない。
いや、単に函館から離れるにつれて交通量が漸減していくからか。

こういう粗悪路を走ることを考えると、クロモリのRaleigh CRAを買って正解だったと感じる。
タイヤも25Cと太めのを履いているからちょうどいいし。
ブレーキが許せばもうワンサイズ大きいタイヤを履きたいと考えている。


海岸を眺めながら30kmほど走って木古内に到着。
道の駅はまだ開いていないのでセイコーマートで、いつものおにぎりと唐揚げを食べて朝食。
コンビニにも色々あるけどおにぎりの美味しさではセコマが群を抜いている。

家を出る前はだいたい、プロテインとビタミン剤を飲むだけなので、だいたい途中のコンビニでご飯にすることが多い。
朝にビタミン剤を飲むのは、ボトルの中身を水にしておきたいから。
スポーツドリンクを入れると体に掛けられなくなってしまうので、先にミネラルを補給しておくことにしているのだった。
効果があるのかどうかは知らないけれど(笑)

江差町に到着

セコマを出たあとは前回苦労した道道5号江差木古内線の峠が待っている。
ので相当覚悟をしていたのに、この日はなんの苦もなく天の川きららトンネルまでたどり着き、平気な顔で下れてしまった。
この短期間で急激な成長を果たしたというのか……?

いや、多分同じ峠でも登りと下りが逆になるだけで難易度が天と地ほども違うのだろうな。
城岱スカイラインも表から登るのと裏からとでは180度違う(向きが、ではなく)。
道南の道という道を走りきってしまったらどうしようかと思っていたけれど、裏ルートを走る楽しみが出てきた。


そんな感じで鼻歌交じりにかもめ島に到着。
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本当は江差でソフトクリームでも食べたかったのだけど、狙っていた店にGoogleマップ頼りに行ってみると休業中のため断念。
4連休でも店を開けられないとは、ダメかもしれないね。
そもそも町のメインストリートは江戸時代風にかなりきれいに整備されているんだけど、道行く人もほとんどおらず、閉鎖してしまったテーマパークを想起させる。
疎を求めて檜山までやってきたけれど、疎すぎてちょっと残念な状態だ。

そんな中で、たまたま通りがかった岩崎自転車商会の本店(支店は函館市内にある)で面白いものを見つけた。
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Raleighのポスター!!!

思わず写真を撮ったのだけど、映り込みが激しくて全然見えないのが残念。
店が開いていたら中に入れてもらえるようお願いしたのになあ。
次の機会にも狙ってみよう。

乙部町

ここからは淡々と北上して、いつものラーメン嶋を目指す。
siotonkotu-sima.jimdofree.com
開店の11時には早すぎたので、観光名所のシラフラに立ち寄ってみた。
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下北半島にある仏ヶ浦に近い感じだけど、近寄っては見られないのかな。

ラーメン嶋には、いつものように開店と同時に入店。
そして颯爽ととんこつラーメンと
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いつもの煮豚丼をオーダー。
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ライド途中にこの量は、ちょっと多すぎるかなと思うのだけど、意外とさっぱり食べられてしまう。
脂ではなくコラーゲンのコッテリなので、むしろあっさり系といってもいい。
塩分とタンパク質と炭水化物を補給して、もう100kmくらい走れるような気分になる。

自分のあとに続いて二人ほどのお客さんが入ってきたけれど、彼らも流れるように煮豚丼とのセットを注文。
分かってるねえ、と思わずニヤリとしてしまった。


ここから一旦北上して、以前にDAHON routeで来たときに美味しかった、といの水をゲット。
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湧き水はひえひえで、一口飲むと生き返るような心持ちになった。
いまは公園なんかでも水を補給できるところはほぼないし、乙部町の湧き水スポットは本当に貴重な存在だ。


だいぶ元気になったので乙部町内をぐるっと回っていたら、素敵な看板を見つけた。
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うん。そうだね。

初のマジ峠

ここから先はいよいよ本日の難所、渡島中山峠である。
ここまででだいぶ体力を消耗していたので、最終補給スポットであるセイコーマートで念入りに休憩をしてから登り始めた。

渡島中山峠は名前がついている峠なだけあって難易度は高い。
厳しいことは厳しいけれど、終わらない上り坂はない。
折れない気持ちでペダルを踏み続けていれば、きっと峠は開けるはず。

ところが今日は様子が変だ。
峠を登りきったと思ったところで車が渋滞しており、
「なんぞ?」
と思って近づくと旭橋の工事に伴う交通規制で、片側交互通行になっていた。
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自動車の最後尾についていたら、誘導員が
「行け!」
と旗を振る。
そこからは死のレースの始まり。
坂を登りきって使い果たした足で、稲倉石トンネルから旭橋を越えて旭トンネルまでの約1kmを猛ダッシュ!!!

足はほぼ売り切れ状態だったけど、在庫一掃セールのつもりで必死に漕いでなんとか30km/hで駆け抜けた。
それでもなお、向かい側で待たされているドライバーからの視線が痛い痛い。
今年いっぱいは工事中だというので、再チャレンジは年が明けてからにしよう。

しんわの湯で〆

そんなこんなで残っていた足をすべて使い果たしてゴールし、〆は東前温泉しんわの湯。

www.shinwanoyu.com

ライド後に温泉、というかサウナ&水風呂に入るのが最高に気持ちいい。
運動後に水風呂に入って体の熱を取ってしまうのは、筋肉痛予防のためにはいいらしいね。
自転車と温泉というテーマを狙って走ってみるのも悪くないかもしれないなあ。

*1:言ってない