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【タイガーエアで】2025台湾自転車旅3日目【高美湿地へ】

サイクリストの朝は早い。

準備を済ませて1階に降りると、いつの間にかロードバイクが増えていました。
この人たちも環島の途中なのかな?
 
今日は丸一日下りペースのため、5時に起きて6時にリスタート。

日月潭のあたりはそんなに早起きする人もいないらしく、早餐店がなかったのでコンビニで飯櫃をゲット。
 
やっているのは24時間営業(無人)のゲーセンだけでした。

(治安が良すぎないかこの国)
 

三寶大腸麵線

日月潭の厳しいアップダウンを超えるとあとはずーっと下りペース。
順調に20kmほど進むと水里の市街地に入ったので、空いているお店に飛び込んでみました。

麵線のお店とのことですが、朝食メニューには蛋餅があったので起司蛋餅を注文。
店のお姉さんから「要飲料嗎?」と聞かれたので、熱豆漿を微糖で頼みます。

発泡スチロールの保温容器の中にすでにパッキングされて砂糖も入った豆乳が入っており、それを取ってテーブルに向かいます。
 
蛋餅は直訳するとオムレツなんですが、どちらかというと卵のもちもちクレープ。

これが大好物で、台湾に行くたびに食べています。
これは個人的な印象なんですが、蛋餅を出しているお店は若い人がやっていることが多くて、外国人にもフレンドリーなので注文しやすいというのも大事なポイントだったりします。
 

集集綠色隧道

この日のルートはけんたさんが日月潭に向かったときのものを逆向きに改造して使っています。
discover-ride.com
けんたさんは台中からではなく、彰化をスタート地点にしていたのでちょっと遠回りになるんですが、下りペースなので問題ないし、ついでに海の方まで行ってみようと思っていたので採用。
さすがに考えられたルートになっており、20kmごとに大きな街があって補給には事欠かないし、大通りを避けて農道を通りつつ、観光スポットも抑えてあるのでなかなか良かったです。

しかし人里離れた場所を走るとトラブルに遭ったときの対応に困るし、野犬(もしくは放し飼いの飼い犬)も多いし、痛し痒しかなあ。
自分は幹線道路を走るのに慣れているので、片道2車線でトラックが走っている道とかはあんまり怖くないんですが、両側1.5車線ぐらいの細い道で向こうから車がやって来る(しかも全然寄ってくれない)ほうが恐ろしく感じました。
 
次に台湾に行く機会があったら、都市間の郊外は高速道路の下道を走りつつ観光地に立ち寄れるようにして、市街地では幹線道路を避けてRWGPSの自転車モードにするのがいいかな。
 
そんなことを考えながら走っていると、集集の街に入りました。
ここの観光スポットは綠色隧道、両サイドを木で囲まれた緑のトンネルです。
そーゆーのは北海道にもままあるんですが、ちょっとおもしろい看板がありました。

台湾は山の中走っててもクマが出なくていいなあと思っていたら、虎が出るだと……?
 
しかしこの石虎というのはベンガルヤマネコのことで、大きさ的にはイエネコサイズ。
言ってみれば台湾最東端で見つけたこの看板とおなじく。

轢かないように気をつけてね、という意味なのでした。
 
しかし、台湾のマスコットキャラクターはクマだったはずだけど、本当に出ないんだろうか。
 
そう思って調べてみると台湾にもツキノワグマはいるけれど、生体数が極端に減って絶滅危惧種になっているとのこと。
というのも、熊の胆だとか手のひらだとか、漢方薬の材料にするため密猟が多いせいなんだとか。
日本のヒグマもうまいこと輸出できないんだろうか……。

彰化で名物の揚げ肉圓を食す

田舎道を快適に下って彰化の街に入り渋滞してきたのでタピオカドリンク休憩。

そういや以前に環島したときに台中~彰化まで走ったなあ、と思ったんですが、台中の老士官擀麵でご飯を食べて、その後で彰化の街の外周を通って一気に西螺大橋まで南下したので彰化の街の思い出は一切無し。
pikacycling.hateblo.jp
環島の1号線ルートとは違って、今回は街の中心部を通るため、渋滞に巻き込まれる代わりに市内で美味しいものが食べやすいというメリットがあります。
というわけで狙っていたのは台湾といえばこの料理、バーワンです。

千と千尋の神隠しの冒頭でお父さんが食べていた、あのベロベロしている謎の食べ物。
以前に九分に行ったときも食べてはいたんですが、肉圓の発祥の地である彰化のソレは一味違うとのこと。
 
そこで向かったのが人気店の北門口肉圓。

バーワンは米で作った生地に肉のあんを詰めたものを蒸して、それをあんかけにした食べ物。
なので半透明でぶるぶるした食感になるんですが、ここのは饅頭をいったん油で揚げちゃうんですね。

なので外側サクサク、中はプルプル、肉餡はとろっとろの熱々でいろんな食感が味わえるというものでした。

これは絶品だ!
せっかくだから大椀で頼んでおけばよかったなあ。
 

高美湿地

彰化と台中はすぐとなりなので、ここから北上してしまえばホテルに帰られるのですが、それではもったいないということでさらに西進して海を目指します。
 
台中港の脇の国道を通っていくんですが、このあたりは檳榔屋さんがめちゃくちゃ多いですね。
ビンロウとは木の実の一種で、言ってみれば噛みタバコみたいなものかな?
刺激があって眠気覚ましになるからと、トラック運転手の間で人気とのこと。
それだけならブルベ中に食べたいものですが、問題点がいくつかあって、中毒性があるのもそうなんですが、噛んだあとに出る唾液には毒性が多く含まれているから吐き出す必要があって、それが果汁で真っ赤に染まっているんですね。
まるで血を吐いたようなあとが道路に残るので、台北では路上でビンロウを噛むのが禁止になっているんだとか。
 
なので最近の檳榔屋さんは唾液捨て用の紙コップとテッシュをセットで売るらしいんですが、路上には真っ赤に染まったテッシュが詰まった紙コップが落ちていがちなので注意が必要です。
 
というわけでワタシは健全に黒松沙士をいただきます。

「加盬」というのは、塩入りってことですね。
どうも台湾ではサルサパリラに塩を入れて飲むと健康にいいという謂れがあるらしく、ある意味これも健康志向なのかも(ポカリスエットみたいな感じ?)
普通の黒松コーラと比べてしょっぱいわけではなく、どちらかというとさっぱりした飲み口です。
飲むサロンパスなどと言われますが、南国にはサルサパリラの風味がよく合う気がしますね。
ルートビアも沖縄以外では飲む気がしないw
 
そんな感じで高美湿地に到着!

関係ないけど河口にあるこの橋の構造、すごくないですか?

自然保護のためか脚が一切なく、全体を両側から吊っている構造が面白かったです。
 
そして名物の風力発電がすごい!

これはオロロンライン以上の迫力だなあ。
しかし風力発電があるということは風がものすごいということでもあって、まっすぐ走るのがしんどいレベルです。

突端で折り返して、いよいよ湿地へと向かいます。
 
ロードバイクを置いて、木橋を歩いて湿地の先まで進んでいきます。

落ちたら罰金が5~25万元とのこと(25万円~125万円だ!!!)
犬を連れている人が多いけど、大丈夫なんだろうか……。

砂浜にはシオマネキやムツゴロウがたくさんいて、天気もいいし風も気持ちいいのでもっと長居したくなってきました。

当初はこのまま帰る予定だったんですが、ここからの夕日が素晴らしいとのことなので、せっかくだから夕方まで滞在することにします。

というわけでまずは近くの灯台に行き、そのふもとにある軽食屋さんへ行ってみました。
関東煮(おでん)が名物というだけあって、店主は日本語が話せるお兄さん。
しかし台湾まで来て和食を食べるのもアレだなあ、と思い、謎メニューの烏龍麺というのを注文してみました。
ところが出てきたのを見てびっくり。

うどんじゃん!!!
つまり、烏龍麺=うーろんめん=うどん、というダジャレなんですね。
てっきりスープがウーロン茶だったり、麺に茶葉を練りこんでいたりするのかと思っていたので爆笑でした。
しかも味は学校給食のソフト麺みたいな感じw
 
とりあえずお腹は膨れたので、夕暮れまではまだ時間があったので、ついでに漁港まで散歩してみることにしました。
 

台中梧棲観光漁港

間違って台中港に行きそうになったりもしたけどどうにか到着。

「観光」とついているだけあって観光客でびっしり!
もしかしたらこの人たち、台湾の人じゃなくて中国からの観光客なんじゃなかろうか。
調べてみると台中港から中国行きのフェリーが出ているようなので、その可能性は割とありそう。
中国本土もいつかは走ってみたいんですが、ビザが必要だったり(札幌の中国大使館まで取りに行かないとならない)色々めんどくさいからなあ。
今の政権がどうにかなったらワンチャンあるか。
 
漁港の入り口をくぐるとすぐに夜市的な出店が並んでいます。
たこ焼きとか揚げ物を食べても良かったけど、座って食べるところが無いのでさらに奥のレストラン街を目指します。
呼び込みのおばちゃんに言われるがままに席について、こちらがメニュー。

うーん、どれも結構な値段がするなあ。
明らかに一人用ではなく、みんなで取り分けて食べるタイプ。
生魚片なら1,000円だけど、日本以外で食べるのは微妙……。
今思うと揚げ物(酥と書いてあるやつ)あたりを注文しても良かったんですが、さっきのうどんが腹に残っていたので、無難にエビチャーハンにしておきました。

これはもう完全に期待通りの美味さ。
安いもので少量ずついろんなものを食べられるのが台湾飯の良いところ。
 

再び高美湿地へ

夕暮れが近くなったので再び湿地へ戻ってみました。

するといつの間にか観光バスやら観光客が大挙していてものすごい人だかりができています。
特に先ほど通ってきた砂浜の上の木橋は足の踏み場がないくらいまで人に埋め尽くされており、よくもまあ潰れないものだと感心します。
とはいえ、時期は冬なので太陽は南西方向に沈むため、どれだけ北の方に移動したところで築港の向こうに沈むことには変わりがないはず。
混んでいる灯台周辺からだいぶ南にあるベンチで一人日没を待ちます。
 
これは

すごいぞ

風車がぐるんぐるんと回る間をゆっくりと太陽が沈んでいく様は感動的。


 
というところで文字数がいい感じになったので今回は終了。
次回は台中といえば世界を牛耳るあの世界的企業の本拠地に乗り込みます!